1月30日
『青春を山に賭けて』を読み始めて、まだ序盤なのですが、本当に感動をたくさんもらっています。私は今まで殺人もののミステリーや、異世界のファンタジーものの本ばかり読んでいたので、今まで読んでいた本とは全然違って、本当の意味での面白さを感じました。お父さんが集合でお話してくださるような、funとinterestingの違いのように思います。
今まではドキュメンタリーに対して、少し固いイメージを持っていたり、とっつきにくいようなイメージを持ってしまっていたりしたのですが、最初の1ページ目から凄く読みやすくて、面白くて、一気にその世界感に引き込まれました。本そのものにも感動しているのですが、ジャンルそのものにも、こんな本があったのかというような気持ちで感動しています。
パンとキュウリしか食べないとしてまでも、山を目指したところに驚きました。そこまでして叶えたい夢を持っているのが凄く素敵だなと思ったり、覚悟を感じたりしました。もともと山が好きで山のぼりを始めたのかと思っていたら、強制入部から山登り人生がスタートしたことにも驚きました。一つの出会いでこんなにも人生が変わるのかと思いました。
英語ができない、フランス語ができないと言っていたら、一生外国などいけない、という文章を読んだとき、お父さんがよく話してくださる完璧を待っていたら、いつまで経っても何もできなくて、時間だけが過ぎていくというお話がすぐに浮かんできました。本にも同じことが書かれてあって、本質的なことは変わることがなく、確かなものなのだなと思いました。
大事なのは行動力で、とにかくやってみること、思いきりなのだと感じました。
山に登るために、英語が喋れない中でも、アルバイトをすぐにしたり、アメリカに行って資金作りをしたり、本当に行動力がすごいなと思いました。私は行動に移す前に、状況を整えようとしてしまうタイプなので、行動力を大切にしたいなと思います。
日本に強制送還されそうになったところは本当にひやひやしました。まだ序盤なのに、一生懸命働いて資金を集めたのに、もう送還されてしまうのかと思い、読みながらどうか見逃されますようにという祈りでいっぱいでした。働いていた目的や夢のことを話して送還を逃れた時、心からの信念を持っている人の絶対成し遂げたいと思っている気持ちや、夢を抱く気持ち、思いの強さは本当に伝わるのだなと思いました。絶対無理だと思う状況でも、思いの強さで良い方向にいくことがあるのだと教えてもらえて嬉しかったです。
隙間時間に読み進めていくのが楽しみです。これから時間を消費する、暇つぶしの読書ではない読書をしていきたいです。たくさん良い本を読んで、自分の中に入れていきたいなと思います。