写真:さとみ  文:たけひと

いまの季節に、なのはなファミリーとその周りで見ることのできる花たち。
それぞれの花の表情と物語を、写真と文章でお届けします。








第15回『キキョウ』

シンプル、しかし完成されているその形、
紫は絶妙に濃淡が配分され、
そのすべてが高貴さに満ちて揺るがない。

きみに何を思ったらいいか、
わからないけれど、
何を思ったところで、
きっと僕は相手にされることはない。

いつも遠くから憧れ続け、
その憧れが、あきらめに変わったいまごろになって、
ふと気付けば、きみはすぐそばにいた。
今からでも、遅くないのかな。
もし、僕でいいのなら――。

〈撮影場所:ユーノス畑〉
(2019年9月10日)



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