はじめに

はじめに

あなたとご家族の「これから」を応援するために

共同生活と多彩な活動を通して、心身の回復と、その先の自立を支えます。

古吉野 なのはなファミリー外観

●お子さんが「学校に行けなくなった」

●お子さんが「摂食症(摂食障害)と診断された」

いまの世の中では、不登校も、摂食症も、数多く見聞することです。けれども、1つひとつの家庭にとっては、また個人にとっては、限りなく大きな不安を感じる大問題です。

また、いまでは様々な相談機関や、多くの病院で相談に乗ってもらえます。しかし、回復のために様々な手段を講じても、現実には根本的な解決に向かわない方もいます。どこへ行っても解決しない問題に、途方に暮れてしまう方も少なくないと感じています。

そんな時、なのはなファミリーは、ご本人とご家族が根本的で前向きな解決へ向かい、未来への希望を取り戻せる場所でありたいと願っています。

ここまでの歩み

なのはなファミリーは、2004年4月に開設されました。

その前年、まだ摂食症が世の中に知られていない時に『「食べない心」と「吐く心」』(主婦と生活社刊)が発刊されると、初めて摂食障害の構造をわかりやすく解説した本として、著者の小野瀬健人のもとへ多くの問い合わせが寄せられました。

その多くが「この本に書かれている考え方で運営している施設を紹介してほしい」というものでした。まだまだ、病院でも摂食障害を診ている病院が少ない頃で、まして施設などほとんどありません。その要望は日に日に増えていく一方で、小野瀬の事務所にも連日、摂食症のご家族が詰めかけるような状態になってしまいました。

そこで、それまで非営利活動法人ハートピーとして活動していた西日本の拠点である岡山県で、多くのボランティアさんの支持を受けて摂食症の回復支援施設を開設したのです。

以来、数少ない全寮制の回復支援施設として多くの入居者を迎え、より活動の幅を広げるために勝央町・旧古吉野小学校を借り受けて移設し、卒業生の就職先としての農業法人も併設して現在に至ります。

私たちの理念

摂食症(摂食障害)は、私たちが開設したばかりの頃、病院に行くと「30歳を過ぎたら自然に治る、若い時だけの病気」と言われていました。なぜなら、20年前は30歳以上の摂食症の人は、ほぼいなかったからです。

ところが、現在は多くの病院の医師が「摂食症は治す病気ではなくて、一生、上手につきあっていく病気です」と患者に話すようになりました。時には「摂食症は個性のひとつと思ってください」とまで言う人も出てきました。回復が可能であるにも関わらず、この病気の正確な理解や治療法は、医療の場を含め、残念ながらまだまだ広く認知されていないことが現状なのです。

摂食症の患者数は、この20年で激増しました。この病気の大きな特徴は、時代の構造的な問題が生んでいる病気であるということです。だから、以前は見られなかった病気が、今はどこにでもある病気になってしまったのです。

しかし、私たちは、摂食症の症状は、完全に止めることができることを知っています。また、それを実践してきています。

摂食症のために学校に行けなくなった、仕事もできなくなった、この症状を一生引きずっていくとしたら、未来に希望が持てない、と思う人も多いはずです。

そんな方に、症状を消して、症状に振り回されることのない人生に軌道修正することは、できますよ。未来に希望を持って生きることはできます、と1人でも多くの方に伝えたいと願っています。

多くの卒業生が、様々な職業に就いたり、結婚して子育てをしたり、症状と無縁の生活を実現できています。私たちは、困難を抱えているご家族の「希望」であり続けたいと思います。

FOR SCHOOL REFUSAL

不登校・進学・自立支援

学校復帰だけをゴールにせず、生活を整え、進学や就職など社会的な自立につなげます。

FOR EATING DISORDERS

摂食症・心のサポート

症状の背景にある心の問題に向き合い、症状に振り回されない心身を育てます。