「私の夏休み」 ゆうな

8月30日
 
 お父さん、お母さん。今日で夏休みが終わります。泣き泣き。
 本当に本当に、こんなにも楽しくて充実した夏休みを味わったのは人生初めてです。
 なのはなに来る前、学校に通って夏休みがあっても、毎日が消費する日々で、楽しいって思った記憶がありません。
 夏休み=だらける日常が続き、逆に生活が不規則になる
 というイメージが自分の中にありました。だけど、なのはなにいたらそんなことは全くありません。むしろ、夏休みがものすごく充実したものになります。毎日の畑作業。ダンス練習、楽器練習、太鼓。すべてが、楽しかったです。

 今年の夏は自分にとって初めてなことが多く、新鮮な夏でした。縁日の実行委員をはじめ、畑のリーダー会議にも参加させてもらい、畑のことについてみんなと話し合い、よりよくして行こうという気持ち一筋で、毎日過ごせたのが本当にうれしかったし、うまく畑が回ったり、作業が進んだりしたら、心から嬉しいって思うことができました。リーダー会議で、話し合う中で、野菜に対する思いが徐々に自分自身も強くなり、よりよくしたい、その思いがほかのリーダーさんを通じて、自分自身もそうありたいって、すごく感じました。畑全体を知ることで、見えてくること、作業をしていると違った視線で作業を感じたり、楽しんだりすることができました。他人事じゃなくて自分事で常にあり続けたい。野菜に対して責任感をもっていたい。自分自身の気持ちや、心持が、夏休みのリーダー会議を通じて、改めて見直す機会になりました。
 太鼓では、金時まつりに初めて出演させてもらうことになり、「わかば」という曲の大太鼓の練習をしています。太鼓に行くたび、竹内さんや、かにちゃんが新しいことを教えてくださり、学びがたくさんある時間が本当に充実しています。
 動画の制作にも携わることになり、改めて自分がなのはなにいられること、理解し理解される関係がある、安心できる居場所がある、そんな自分の安全地帯にいられることが本当にありがたいことだって思いました。自分が理解される、というのは自分ではよくわかっていなくて、自分のことさえ理解できなかった、けど、なのはなに来て、私以上にわかってくれるお父さんお母さんがいて、お父さんお母さんの言葉を聞くたびに、自分の中にすっと入ってくるものがあります。そんな感覚を知って、だからこそ、今自分がここに居られて、今、楽しいって思える日々になっている、きっと自分一人ではここまでたどり着くことはできなかったって思います。

 楽器練習も、中学生の子たちが来てくれて、その目標のために自分は頑張れて、自分をブラッシュアップすることができたって思います。ここで終わりじゃないけれど、あゆちゃんやさとみちゃんから教えてもらったこと、基礎練習を積み上げていく中で、自分に新たな変化があったこと、それだけで自分は、頑張れる、楽しいって思える、これからも、もっと自分を磨いていこうって思うことができます。

 そして、今年の夏は収穫をし続けた夏でもありました。ナス、ピーマン、ゴーヤ、キュウリ、オクラ、トマト……。たくさんの野菜を、収穫ツアーで回りました。収穫はものすごく集中力がいります。目で見て、感覚で見て、「適切な時期」を見極める。難しいけれど、それがものすごく楽しかったです。毎回、野菜と会話している気分になれました。そして、相川さんや大竹さんも収穫に来てくださって、お二人と一緒に歩いて、滝川の畑まで行ったのですが、(朝6時に!)こんなにも貴重な経験は二度とないだろうと感じました……。貴重なお時間をありがとうございます……!! すごく楽しかったです。

 そして、初めて、配膳にも入って、配膳のシステムを知ることができました。毎日何気なく、食事が用意される、そんな風に感じてしまっていたけど、自分自身が用意する側になる。違う視点でいると、よりよく自分が動けるためには、という新しい視点を持つことができました。もっともっと、慣れて、みんなに貢献できる自分でありたいって感じます。

 そして、加工の作業にも初めて入らせてもらって、毎日、まことちゃんやしなこちゃんが家庭科室にいてくれて、一緒にできた時間がすごくうれしかったです。毎回、「ありがとう! 助かったよ! また来てね!!」って言ってくれて、その二人の笑顔を見るたびに、来てよかったな、少しでも力になりたいって、毎回毎回、思わせてもらいました。

 畑作業の中でも、ドライバーとして、みんなを乗せて、畑に行くこともありました。もちろん、なのはなの大きな車は怖くて、毎回助手席の子に、助けてもらっているのですが、車に乗って出発するときみんなが「お願いします」と言ってくれることや、降りるときに「ありがとうございました」って言ってくれること。今まで自分が言う側で、何気なく言ってしまっていたけど、実際、言われるとすごくうれしくて、何気ないいつもの言葉がすごく大切なんだって感じました。まだまだ運転は慣れていないけど、少しでもみんなの力になりたいって思います。

 書き出してみると、止まらないくらい、たくさんのことをしました。言いたいことは山ほどあります。自分の夏休みが、本当に本当に楽しいって思えて、幸せだって思える日々があって、そんな毎日を送れるのは、なのはなファミリーにいるから、お父さんお母さんがいてくださるから、大好きな仲間たちがいるからだ! って思います。

 毎日が楽しいことばかりじゃないです。実習のテストがあるのに時間内に終わらない、うまくできない……課題のおむつが履けない……など、自分にとっての大きな壁ももちろんあります。だけど、そのたびに、お父さんお母さんが、教えてくれて、自分を導いてくれる。悲しい時も、うれしい時も、話を聞いて共感して、一緒に笑ってくれる家族がいる。そんな毎日があるから、自分は毎日を楽しく過ごすことができるんだって思います。
 制作物が終わらない、難しい! って思っても、相川さんが一緒に手伝ってくださったり、最後にはまえちゃんにも手伝ってもらいました。丸投げするわけではないけれど、色を少し塗ってくれたり、絵を描いてくれたりしました。

 正直に言います。夏休み終わってほしくないです。ずっとなのはなにいたいです。日記を書いていて、涙が出てきてしまうくらい、悲しい。なのはなにいた、毎日を思い出すとそういう気持ちになってしまいます。けど、自分が今学校に行っている理由は、なのはな以外の場所で、また、その延長線上で、自分磨きの修業に出ています。なのはなでの修業はもちろん、学校での課題にぶち当たり、できない自分にくじけそうになる、そんな修行を積み重ねて、自分は成長していくんだって思います。どんなにつらいことも、なのはなにいたら絶対に乗り越えられる、そういう確信があるから、自分は、強く、生き生きと毎日を生きることができます。学校に行くのも怖くない。

 自分の中での、なのはなファミリーの存在は大きいんだって思います。お父さん、お母さん。自分は学校で修行を積みます。そして、看護師の資格を取ります。そこでおしまいではなく、この、なのはなで育った、その力を最大限に使う生き方をしたい。そして、なのはなの輪を広げる一人でありたいです。なのはなのことが、お父さんお母さんのことが大好きな気持ちは一生変わらない。だから、その気持ちを、もっと違う形で使えるように自分はなりたいです。

 なんか、学校を卒業する文みたいになってしまいました。ただ、明日から学校が始まるだけです(笑)でも、明日からも、自分は精いっぱいでいきます!! なのはなの気持ちを切らさず、なのはなでの作業を、活動をおろそかにしない、勉強ばかりにとらわれない、そんな毎日でありたいです。すこしでも、みんなの役に立ちたい! そんな気持ちでいっぱいです。
 明日から、頑張ります!!