「米蔵さん(トロンボーン)との縁」 えつこ

8月27日

 とても嬉しいことがありました。午後の追肥の作業のとき、私はアンサンブルがあったのでいなかったのですが、追肥が少しはやく終わったので夕食までのすき間時間に、ゆうはちゃんが、マクワウリの草取りを進めてくれました。
 ゆうはちゃんは、「5分だけだったからそんなには進められなかったけど」と言っていたけれど、私は、それ以上に、ゆうはちゃんの気持ちが、とてもとても嬉しかったです。一緒にマクワウリを心配して、マクワウリをより良い形で収穫するために一緒にマクワウリのことを考える仲間ができたことが、とても嬉しかったです。

 私は最近、悲しくなっていました。マクワウリが、つるが伸びて挽回しそうと思ったら、暑さのストレスからか、また勢いが弱ってきて、二回目のピークを期待していたのにそれが叶わないかもしれないと、悲しくなっていました。それ以上に、マクワウリの収穫のことも、水不足のことも、同じ密度で喜んだり心配したりする人がいないことを、寂しく感じていました。しかし、そうではありませんでした。

 昨日はよしみちゃんと追肥をして、これから雨がふる予報も出ていて、最後まで希望を捨てずにいたいです。どんな形であろうと、マクワウリには誠実でいたいです。

 マクワウリについて、次こそは!! と、思うところが、たくさんあります。だけど、こうして、ゆうはちゃんと一緒にマクワウリを思う時間が、本当に本当に嬉しくて、そんな宝物をくれるマクワウリに、感謝の気持ちでいっぱいです。

 ストレスのある環境にしてしまい、マクワウリに申し訳なく思うこともあるけれど、それでもあきらめずに、つるを伸ばして甘く大きな実をつけるマクワウリを見ていると、マクワウリが健気で可愛くて、なんとしても、マクワウリの持つ力、より良くあろうとする力を最大限にいかしたいと、思います。他の作業や野菜とのかねあいもあり、難しいところもありますが、その中で、マクワウリのためにできる最善を尽くしたいです。
 マクワウリのような人に私もなりたいです。

 

 夕方、夜と、アンサンブルの時間が、とてもありがたかったです。私は、どうしても、評価を怖がる気持ちがあってまっさらな気持ちで楽器に向かえていなくて、そのことが嫌だと思います。
 でも、夜、お父さんとかのんちゃんが聞いてくれて、みんなと演奏しているとき、未熟さはあったとしても、この時間がずっと続いてほしいと思ってしまって、これだから、どんなに苦しいことがあってもトロンボーンをやめられないんだよなと、思いました。

 お父さんが、私が使っている楽器はとても良い楽器だと、話してくれました。私は、なのはなでトロンボーンをはじめたときから、一回も楽器を変えたことはなく、ずっと同じトロンボーンで、米蔵さんという名前を呼んで、いかなるときも、トロンボーンが嫌いになってしまった時期も、仲直りしたときも、ずっと米蔵さんとパートナーです。

 ゆりかちゃんが、この8440のトロンボーンは、ゆりかちゃんがなのはなに来るときに、持って来たトロンボーンだと、話してくれました。大学でトロンボーンを教えていた方からいただいたテナーバストロンボーンで、それをゆりかちゃんがなのはなに持ってきたけれど、ゆりかちゃんはテナートロンボーンを吹きたいから、そのテナーバストロンボーンはゆりかちゃんは使わなかったそうです。そして、私がなのはなに入って、この8440のテナーバストロンボーンを吹かせてもらうようになりました。
 私は、長いこと米蔵さんと過ごしてきたけれど、ゆりかちゃんから聞くまで、そのことを知りませんでした。今、そのことを知って、米蔵さんとの縁を感じて、そして、誇りも感じました。米蔵さんに見合った、演奏ができるようになりたいです。