縁日前夜祭「山の中で肝試し! ギャー!!!」

縁日前夜祭 肝試しのなのはな

 

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〈肝試しが始まる前、お父さんからこの肝試しにまつわるお話を聞きます。どんなスポットを回っていくのか、そこにどんな由来があるのかを聞きます。怖いよー〉

 これを楽しみにしていました! と、言いたい気持ち半分、体験してしまったら、一人でトイレに行けなくなる、その怖さ半分。気持ちが複雑。
 ついにこの日がやってきました。なのはな縁日の定番、お化け屋敷。「お化け屋敷」って聞いたら、よくお祭りで入る、かわいいお化けが、出てきて、キャーっていう、そういうものを想像します。想像してしまいます。しかし、なのはなのお化け屋敷はがち。本気です。お化け屋敷というか、肝試しというか、怪奇現象というか……。
 毎年夏になると、なのはなのお化け屋敷に入る緊張で、複雑な気持ちになるんです。

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 そして、ついに、入りました。入ってしまいました。感想をはじめに言うと、もう一人でトイレに行けないです。
 お化け屋敷は3人トリオで入ります。私のペアは、つきちゃんと、ほしちゃん。なんともお化けに強そうな2人!すごく心強いです。3人ペアで、10分ごとに、次々にお化け屋敷に入っていきます。
 お化け屋敷に入る前、お父さんがお化け屋敷のことを話してくださいました。「物置小屋の少女」「棺桶の少女」「人形の少女たち」「霊安室の少女」……。思い出すだけで怖い! 思い出したくないので、内容は書きません。が、とにかく怖かったです。その時点で怖かったです。
 その話を踏まえて!!! お化けにわざわざ会いに行くんです。その少女たちに。怖い!!

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 夜暗くなります。暗い中、お化け屋敷がスタートします。私たちのペアはスタートから4チーム目くらいだったのですが、はじめに入ったペアが、山の中に消えていって、みんなの姿が見えなくなったとき、山の上から大きな叫び声がします。その叫び声を聞くだけで、ヒヤリ。ヒヤリどころじゃない、泣きそう。怖かったです。その空気間、緊張感。お化け屋敷に入る前のこの感情は、夏ならでは、縁日ならでは、今日、この瞬間しか味わうことのできない感情だと感じました。
 いよいよ自分たちの番が近づいてきます。私はつきちゃんと、ほしちゃんの間にサンドさせてもらって、二人と手をつなぎました。「絶対に話さないでね」と。つきちゃんが「山は道が危ないし、坂がきついから、走らずに行こう」と言いました。

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 受付に行くと、髪がぼさぼさのお化けに出合いました。そのお化けは、地図と提灯を手渡してくれて、少し説明をしてくれました。その人の顔をまじかで見ることはできない。夢に出てきそうな顔をしていました。

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 入口まで来ました。そこで立ち止まる。この真っ暗闇の山の中にたった三人で飛び込む勇気はない。地図もよくわからない。入口で立ち尽くしていると、ふと、背後に気配を感じて、後ろを振り返ってみると、、、、。真後ろに、でっかい顔で、のべっと、さっきの受付のお化けが立ち尽くしていました。「ぎゃーーー!!」顔をまじかで見てしまった。その顔があまりに怖くて、押されるように、私たち三人は山の中へ飛び込んでいきました。

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 真っ暗闇。暗闇です。何も見えない。坂はきつい。息を切らしながら、坂を上っていると、もう、幽霊いますよね、わかってますよ、と言わんばかりに、何か感じる。だって死体が木につるされてるし、空き缶落ちてくるし、白い布ふわふわ浮いてるし。こわい。そして背後からガサガサって音がして、ふと振り返ったら、お化けが私たちを見ている……!!!!!!! 「ぎゃーーー!!!!!!」私が大きい声で叫ぶと、私以外の二人は私の声に驚いたかのように「ぎゃー!!」って言って、走り出します。

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 手をつないでいるので、私も走る。二人の足が速い。速すぎる。追いつかない! 転びそうになりながらも、急な坂道をダッシュします。落ち着いたころには、息切れが半端なかったです。坂でも、緊張感でも、叫ぶのでも、交感神経超興奮。心拍数ばくばく!
「物置小屋」「棺桶」「霊安室」など、各場所があって、そこから私たちはお札を取ります。しかしそのお札の位置がおかしい。おかしすぎる。だって、お札をお化けが持ってるんだよ!?お化けを飛び越えて、壁に貼ってあるんだよ!?部屋に入らないと取れないんだよ!?おかしいでしょう!!

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 私は一つもお札を取りませんでした。つきちゃんと、ほしちゃんがとってくれました。お札を取るときは、取る人が手を精いっぱい伸ばして、極力私たちは、近づかない。手をつなぎながら、組体操かのように、お互いに手を引っ張り合って、逃げる準備をします。
 なんといっても、つきちゃんとほしちゃんの足が速いこと。「走らないようにしようね」とか言っていたのに、お札を取った後、お化けが追ってきて、手をつなぎながら逃げたのですが、二人の足が速すぎて私の足は追いつかず、すってんころりん。しりもちをつきました。二人は逃げるのに必死で、私が転んだことには気づかない。私はお尻を地面につけたまま、手を引っ張られ、引きずられるようにずるずると、逃げていきました。

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 あともう一つ、事件。霊安室に入るとき、アトリエに入らなくてはいけなくて、扉を開けて、室内に入っていかなければなりません。扉を開ける勇気がない。扉を開けたら何か出てくる絶対!なぜなら扉の横にわざとらしく、黒い斜が貼ってあるから!この中にお化けがいそうな、予感……。

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 そしたらほしちゃんが怖がりすぎて、「もう怖いから怖いから、覗いちゃおう、見てみよう、中にお化けがいるならこちらから、見た方がいいよね」と言って、黒い斜をめくり始めました。すると……。中にお化けがズタンバッてた!! 気まずかた……!!ごめんなさい!! 見なかったように、黒い斜を戻しました。
 そんなこんなで、何とかゴールし、景品になのはなの「な」が書いてあるネックレスをもらいました。お化け屋敷の景品が毎回手作りでかわいくてうれしいです。

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 お化け屋敷で、これでもか!! というくらい叫びました。人生でこんなに叫ぶ機会って、めったにないし、貴重な時間だなって思います。ものすごく怖いけど、思いっきり怖がって叫んで、同じペアのこと協力して脱出するのは、ものすごく楽しいって思います。貴重な体験を味わせてくれたお化けチームのみんなに感謝!! ありがとう!

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〈取ったお札のくしゃくしゃ感がこの肝試しの怖さを物語っている!!〉

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 お化け屋敷に入った後は、お互いに、体験してみての感想を、言い合いました。次の日が縁日本番で、ゲストさんもいらっしゃるので、その時にもっと良くなるよう、改善できるように。そういうなのはなならではの空気が、私はものすごく好きだなって思います。これでおしまい、満足じゃなくて、もっと良くして行けるよう、昨日より、今日がもっと良くなるように、日々更新し続けるなのはなファミリーにいると、自分も成長していこうって思うことができます。

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 お化け屋敷を通して、自分も共に成長していく自分でありたいって思いました。
 もう、お化け屋敷に入ったらしばらくは、一人でトイレに行けないです(笑)でも、その分、楽しんで、自分も頑張ろうって思うきっかけになった、その時間がすごくうれしかったです。
 よおし、お化けに勝てるくらいの、強い自分になるぞ!!!(笑)

(ゆうな)