

私は、グループやチームで作業をしたり、仕事をしたりすることが、すごく苦手です。いろんな人の影響を受けてしまって、知らないうちにダメージを受けて寝込むことが多いです。自分一人でいても寂しいし、グループでいても疲れるし、どう考えたらいいのでしょうか?
【お父さんの答え】

一人でいるのは寂しい、しかし、グループで話したり遊んだり、作業をしたり、仕事をするのも疲れる--。どうしたらいいのか、ということですね。
これは自分と他人との境界線というのが、あまり引けてないのが原因なのです。
いろんな人の言うことを、全部、真に受けて聞いてしまって、それでその人の言う通りにしてあげようという気持ちになったり、別な人が言うことも、全部まともに受けて、それを信じて、その通りにしようと思ったり、一緒になって気持ちを動かすわけです。
それそのものは素直でいい心の働きをしていると思うのですが、いろんな人から異なる影響を強く受けすぎてしまって、そこには少しずつ違いや矛盾がありますから、一人になったらグタッと疲れて、もう身体が持たない。そんな状態ですね。
それはどこからくるかというと、やはり自我が脆弱というか、自我がしっかりしてないため、境界線が作れてないのです。それで、心の中に踏み込まれたり、あるいは自分がその人の人格の深いところまで間違って踏み込んでしまったり、そういうことをたびたびやっているので疲れてしまうのです。
そういう時には、周囲にたくさん人がいる時でも、どの人とも同じように親しく話をしたり、気持ちを汲もうとするのではなくて、1人に絞って「自分は、この人との関係をちゃんと作ろう」という人を決めることが有効です。ただし、その人とでもあまり踏み込みすぎたり、踏み込まれすぎたりするのもいけません。その人との関係を基本にして、グループの周りの人との関係を取る、としてみてはどうでしょうか。
周囲の人、全員と同じ距離を取ろうとしないこと。まずは1人、基本となる人を作って、そしてその人との関係が安定した関係にできたら、自然と他の人との関係もそれなりにできていくと思います。
最初に関係を作る1人の人というのは、自分に感性が近い人、あるいはそのグループの中で人格的にバランスが取れているなと思える人がいいでしょう。その人に焦点を当てて、その人と話をして自分との関係を作り、それを土台にして、少しずつ他の人とも関係を取っていくようにする。あるいは、その他の人にまで無理に関係を広げようとしない。
みんなと同じ距離を取ろうと思うと、無理が出てくるので、関係を取るのはそれとなく1人に絞る。
それがグループの中にいても疲れすぎないコツだと思います。
あと、やはりしっかりと自分自身の自我を作る、ということを考えることが、基本的には大切です。そして自分のキャラクターを意識して、自分に近い人との関係を大事にして、自分と異なるキャラクターを持った人と親しい関係を作ろうとは思わないことです。
周囲の人は、お互いにみんなと仲良くしているように見えますけれども、実際には、そんなに全員と親しい人というのは少ないものです。やはり、個人的に近い関係が1人2人だけあって、それを基本に中間距離でその他の関係をとっていく。それが普通の人間関係の取り方のスタンスだと思います。
人間関係は誰にとっても難しいものです。ここに述べたことを胸において、グループに入っても疲れないスタンスを作れるように頑張ってみてください。
(2026年8月8日 掲載)





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