諾神社の夏越祭のなのはな

志高く、仲間の存在を感じながら踊った神聖な夏の一夜。
諾神社で催された「夏越祭」で、なのはなのファミリーのフラダンスショーを披露しました。
このイベントには久しぶりの出演になります。以前演奏させていただいたときよりもパワーアップさせて、お祭りに華を添えられるよう、夜などの時間を使って練習を重ねていきました。
日常の中にダンスの時間があると気持ちの豊かさや日々の色づきがより濃いものになるのを感じて、表現する機会をいただけていることがすごく有難いなと感じます。


私は今回、初めて諾神社に行かせていただきました。
事前にみんなからすごく素敵な場所だとは聞いていたのですが、実際に行ってみると、背が高く伸び伸びと竹や木々が伸びていて空気が澄んでいて、自然の力を感じられる心安らぐ場所でした。

そして私たちが踊るステージの端には、何千年生きているのだろうかと計り知れない歴史の威厳を感じられるほど太い幹のイチョウの木がありました。
その木を見るだけで力が湧いてきます。

ステージの後ろには、日本の洗練された美しさと神聖なたたずまいのお社が。
本当に神様の前で、見守っていただきながら踊ることができるのだなと思って、この場所で今回演奏できることがすごく嬉しかったです。
背景に何があるのかを知って、そのうえでどんな気持ちで何をどう表現するのかを考えながら気持ちを整えていきました。

あゆちゃんが、リハーサルの時から「切り替え」をかなり強めに行わなければいけないと教えてくれていました。
オンオフを作らずに常に表現する人であり続けるけれど、畑やみんなとの生活の中での自分とステージに立つ自分とでは魅せる気持ちや表現するものが全然違ったものになる。
このステージをどんな気持ちで立って、どう動くのか。
その場その場できちんと切り替えていかなければよい動きができない。
私はこの「切り替え」がかなり苦手だなと感じるのですが、だからこそ強く意識して訓練していかなければいけないと感じるし、実践できる機会があることが有難いなと感じます。
神社に足を踏み入れた時から、みんなの空気が切り替わっているのを感じて、みんなのおかげで私も自然と気持ちを切り替えていくことができました。

辺りが薄暗くなってきて、ゆっくりとした夏の日暮れを感じる頃にお祭りが始まりました。
袖でひかえているときには、応援組で来てくれたみんなが「茅の輪くぐり」をしている様子もありました。
心身を清め、無病息災を祈願するものです。
今回は、その茅の輪を前にしてフラダンスを踊りました。
そしてすぐ前の席にはあたたかい空気で見てくださる地元の方々と相川さんや応援組のみんながいてくれました。
応援組のみんなは浴衣を着ていて、夏の涼しげな装いに見ているだけで気持ちが正されたし、みんなの姿勢から同じ気持ちでいてくれるのを感じて、仲間の存在の心強さを感じました。

神事や茅の輪くぐりが終わり、あゆちゃんのMCが始まり、いよいよなのはなのステージがスタート。
1曲目は、最年少10歳のまりかちゃんも踊る、フレッシュな夏の風を感じる「ハウファー・アイルゴー」。
2曲目は、はつらつとした明るさ満載で見ているだけで気持ちが高まる「トゥエポポ」。


3曲目は、今回が外でのイベント初お披露目となる、海を渡った先人たちのたくましさと勇敢さが表現された「ファーファイテ」。
4曲目は、美しい女神を連想させる赤と白の衣装が綺麗な「ウラテテ」。


5曲目は、なのはなのステージでは欠かせないものとなっている、威厳の感じられる強くて美しい曲「O vai」。
そして続く曲目は、私も出演する「カナホナピリカイ」。
一糸乱れぬ群舞が魅力の一曲。


よしえちゃんの結婚式の時から練習させてもらって、踊れば躍るほど引き込こまれていく大好きな曲です。
みんなと揃えられる美しさ、一体感を感じられて心が満たされていくのを感じられます。
ですが今回は少し人数編成やフォーメーションが変わっていたり、暗くなってきて場ミリ札が見えづらかったりもして、つい振りや場ミリに気がとられてしまった部分がありました。

自分を消して、高いところでみんなと志も動きもそろえる。
今回個人的には反省があり大成功と言えなかったのはもどかしいですが、こうして場数を重ねて鍛えていけることが恵まれているなと感じるし、相応の成長をしていきたいと気を引き締めることができました。
悔しい場面はありつつも、大好きで大切な一曲を踊った後の心は癒しと充実感で満たされていました。


そしてなのはなの想いが詰まった「ビューティフルピープル」。
ありのままの自分で今を精一杯に生きていく。
高いところに志を置いて表現することがすごく気持ちよくて楽しかったです。
自分の全力で、なのはなの大切な一曲で今回のステージを終えることができて、お客さんからあたたかい反応もいただくことができて、すごく満たされた思いでした。

出演後には主催者の方からかき氷の差し入れをいただきました。
ひんやり冷たくて、舞台の後のほてった気持ちと身体がスーッと涼んでいくのを感じて、あたたかな心遣いに胸がいっぱいになりました。
本当にあたたかな地元の方がいてくださって、厳粛で神聖な雰囲気のある神社という場所で踊らせていただけた時間が有難かったです。
ステージが終わるころにはかなり日も落ちていて、ライトアップされた社の前でのフラダンスが本当に幻想的できれいだったなと感じます。

今回のステージを終えて、私はまだ人前で踊るということだけでも精いっぱいで、視野が狭かったり基本的なところができていなかったり、未熟な部分ばかりで、スケール大きく持つことができていないなと痛感しました。
それでも、未熟な自分も全てを見せて、出し切って、今の精一杯で表現できたことがとても気持ちよくて楽しかったです。

自分が未熟だということを頭において、これからの日々も誠実に、あるべき生き方を求めて成長していく。
そう誓う気持ちで、踊りました。
改めて貴重な機会だったし、日々の生活の気持ちが引き締まりました。
諾神社の夏越祭で、神聖な場所で仲間と一緒に表現できた時間が嬉しかったです。
(ゆうは)
