7月5日のなのはな

なのはなの夏が始まりました。
夏だからこそ味わえる充実感が、私は好きです。
しかし、どの夏もこれといって同じ夏はやってこない。そこもまた夏が好きだと思うところ。
私はこの夏、バンドメンバーとして夏祭りの演奏をさせてもらいます。大勢のお客さまを前に何曲も演奏するのは今回が初めてになります。
緊張ももちろんありますが、かすかに前向きな気持ちの方が上回っています。未知の境地へ旅立つ前の興奮、という感覚に近いのでしょうか。

今回が初披露の新曲に向けて、ダンスの振り入れが始まりました。その後ろで、私は新曲の譜読みをしています。
どの曲も全くテイストが違っているのですが、それぞれの曲を聞けば聞くほど好きになります。
今、今いるメンバーと、今しかできないステージを今から作っていくのだと思うと、今、どの瞬間も尊く、逃したくないものだ。と思います。
ダンスやバンド……。それぞれのパートは違えども、同じ、一つの体育館に集まり、同じ目的に向かっているということを嬉しく思います。この場にいられるということ、それだけで力が湧いてくるようです。


そして、音を作っていきます。
曲の中で使われている音を探します。譜面と照らし合わせながら、限りなく原曲に近い音を再現しようと、試みました。
キーボードの中には、アコースティックピアノ、打楽器(マリンバなど)、ベース、オルガン、ストリングス、シンセパッドなど、いくつもの音色が内臓されています。そして、一つのカテゴリーでも10以上の種類が搭載されており、コーラスやフランジャーなどのエフェクトをかけることも可能です。まさに、組み合わせて作れる音は無限級…。
理想の音を求めて、感覚を研ぎ澄ませました。


そうして「これがいいな」という音を何パターンか作るのですが、これが困ったことに、今日良いと思った音は次の日不信感が生まれ、次の日「これがいいな」と思った音は、また違う気がしてしまうのです。何度も原曲を聞きながら弾いてみるのですが、聞くたびに、違って聞こえてしまう……というループに陥っています……。
ストリングスの響き方は残しつつ、特にイントロの何小節かは和音の角に丸みを帯びた感じが欲しい……。Bメロではストリングに重きを置きたい……。
そんなこだわりがあります。

〈各楽器パートでそれぞれ練習を進めています〉

どうしても客観性を持てないときには、コーラスを担当しているまなかちゃんに音を聞いてもらい、意見をもらいました。
また、合わせをしたときにどうか、ということも問われてくるので、今の音は仮でしか無いのですが、それでも生みの苦しみを味わいながら「音を作る」という作業は楽しいです。


楽譜の平面から立体の音へ、そしてダンスと共に一つの曲へと生み出されていく。夏祭り当日の演奏も本番だけれど、それまでの過程もまたひとつの本番だ、と感じます。大切な仲間たちとともに表現するということが、私の生きる希望です。
気持ちも、技術も、成長させられるように練習を積み重ねていきます!
(ほのか)
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〈ダンスの練習もみっちりと進めていきました〉


