「夢の中にあったウエディングカーが」 ほのか

6月22日
 
 結婚式から一日。感想文を書き、幸せの余韻にいる心地でした。
 作文書きでは、よしえちゃんとしんやさんのことを思い浮かべていました。
 すると、本物のよしえちゃんに出会いました。少しの間台所を手伝ってくださっていました。少し話すだけでも、本当に嬉しい気持ちになりました。
 今日はモノクロのチェックシャツを着て、普段着のよしえちゃんでしたが、どんな恰好をしていても上品で、美しかったです。心にティアラをつけているかのような、そんな心の綺麗さはドレスを着ても着なくても同じだなあと、思いました。
 
 今回、結婚式で環境整備&ウエディングカーチームとして動きました。
 ずっと心配していた天気も、当日はどうにか間に合って、ウエディングカーでのお見送りが実現しました。当日の朝早くからたくさんの人がグラウンドと中庭の整地に駆けつけてくれたこと、ゆいちゃんとゆずちゃんがお仕事の合間に旗をリメイクしてくれたことがありがたかったです。短い時間でゆいちゃんが次々と制作物を仕上げていく様子が本当にかっこよく、しかもクオリティが高くて、誰のことも落とさない。ゆいちゃんが人を巻き込みながら作ってくれる、明るく勢いのある空気の中、いさせてもらえたことが嬉しかったです。ゆいちゃんみたいな仕事ができるようになりたい。と思いました。
 そしてなにより、どれみちゃんがお仕事が忙しい中ではありましたが、環境整備全体を見てくれたことが本当にありがたかったです。私は日中主に勉強をさせてもらい、実際に動くことが少なく申し訳なかったのですが、それでもどれみちゃんが私を頼ってくれて、相談を持ちかけてくれたり、一緒に準備を進めることができて、嬉しかったです。うたなちゃん、すにちゃん、のりこちゃんも片付けにメインで入ってくれて、どんどん綺麗にしてくれました。それを楽しみながらやっている様子で、とてもありがたかったです。
 私ができたことは少なかったです。ですが、たくさんの人が助けてくれて、環境整備も、ウエディングカーの準備も進みました。当日は天気も味方してくれて、夢の中にあったウエディングカーが現実の物になった瞬間は、本当に嬉しかったです。
 
 個人的なことになりますが、バンド演奏に向かっての体験を書きます。私は今回の演奏も、とても緊張していました。自分に対して疑念や不信が生まれ、それを許してしまえば、刹那、頭が働かなくなりました。自分はどう思われているだろうか、間違えるだろうか、うまくできるだろうか、と、常に1小節先の不安の先取をしてしまいました。そうするとテンポがずれて、どこか浮いてしまい、曲にまとまりのない印象を与えてしまっていました。
 だから、どこまでも自分を透明にする必要があると思いました。「私があなたでもいいし、あなたが私でもいい。」ここにいるのは私である必要は無いのだ、私の魂が宿る先は、私が借りる形は何だって良かったのだ。今ここにいるのなら、当たり前のように、あるべき音を示そうと思うと、少し息がしやすくなった気がしました。自分はどうか? を考える心の隙を作らず、焦らず、不用意に探らず、曲の空気を読む、全体の大きな流れの中に埋没して、大切な、大好きな仲間と通じ合っていることを信じる。と、思いきってしまおう。と思ったのです。
 また、経験の長い短いは関係なく、どんな状況にあっても人に魅せる意識を欠かさないのが本当だと思いました。それまでは初心者だからという前提、言い訳を自分に許してしまっていたと思います。そんなことは見ている人にとっては関係が無い。何があってもどうなっても私は舞台を繋ぐのだ。長くバンド演奏をしているベテランのように振舞おう。最初はフリでもいいから、魅せる表現者でいようと思いました。
 そうしていると、曲を演奏しながらひとり走ってしまう焦りのようなものが静まり、これまでで一番落ち着いて演奏することができました。それでもまだまだ熟練度は浅く、理想とする境地にはほど遠いのが現状です。他のメンバーの足を引っ張ってしまうところもあります。ですが、それでもしんやさん、よしえちゃんは終始目を輝かせながら、心から喜んでくださっている様子でした。一人一人の顔をしっかりと見つめて、どんな瞬間も見過ごさない、と言うような真剣さも感じました。
 曲を練習する中で、何度も心持が正される場面が訪れました。演奏や結婚式準備を、自分たちの成長の手段にさせてもらえたことが、本当にありがたいことだと感じます。