「目の前にある幸せ」 ななほ

6月21日

 よしえちゃん、しんやさん、ご結婚おめでとうございます。結婚式という晴れ舞台を共に作り、経験させていただけたことが本当に嬉しかったです。
 こんなにも、大切な人がいる。そして、私の大切な人にも、心から想いあう大切な人ができて、その人がなのはなファミリーの仲間になってくれる。こんなにも幸せなことはないと思いました。

 今日、結婚式に参加させていただく中で、そして、これまでよしえちゃんとしんやさんの結婚式を作っていく中で、改めてよしえちゃんのことを大切に思う気持ちと共に、自分自身もこの機会にたくさんの気持ちや思いを感じて、成長させていただく機会になりました。

 私にとって、よしえちゃんは希望です。よしえちゃんの生きる姿を尊敬しています。
 今回、結婚式を行うにあたっても、よしえちゃんから何度も「目の前にある小さな幸せを大切にする」という言葉がありました。

 今、よしえちゃんとしんやさんは本当に幸せそうで、毎日楽しそうで、輝いています。でも、お二人ともそんな今の幸せからは想像もできないような過去があって、とても小さな幸せに気づけないようなこともあったと思います。

 よしえちゃんとしんやさんの新郎新婦挨拶の言葉からもそのことをとても感じました。そして、そんなお二人だからこそ、今があるのだと感じます。
 今回、お二人の結婚式をお祝いさせていただく中で、私自身も幸せは遠い未来にあるのではなく、目の前にあること。そして、大きな夢や目標の為に今を犠牲にして幸せの先送りをするのではなく、幸せはいつもすぐそこにあって、それに気づくかどうか、それを幸せだと思えるかどうかは、状況や立場、仕事や役割ではなく、心持ちの問題だということを改めて感じました。

 私にとっても、お二人の結婚式が一つの節目となったし、こんな風になのはなファミリーを自立して結婚するということ。そして、どこまでも謙虚で、誠実で、手を抜かずに小さな日々の幸せを大切にしながら毎日を大切に生きていくこと。そんな生き方をしたい、私もそんな風に自立し、いつか、結婚し、利他心で謙虚に生きていきたい、と生きる希望を見せてくれる日となりました。

 よしえちゃんにはこれまで、お仕事組としてもたくさん助けてもらいました。よしえちゃんはいつも優しさで溢れていて、私たちにとって目標となる存在であると同時に、私たち一人ひとりを大切に思い陰でたくさん支えてきてもらいました。

 職場の方々からも、よしえちゃんに農協をやめられて惜しいと言われているということも、お父さんの挨拶からうかがい知ることができました。

 どこにいても、誰といても、今ある場所で花を咲かせるよしえちゃん。目の前の人を大切に思い、与えられた環境や境遇に感謝して生きるよしえちゃんの姿に私も何度もあるべき生き方を見せてもらいました。

 なのはなファミリーのお仕事組では、新しく仕事組になる人をはじめ仕事組のみんなを引っ張ってくれるリーダーとしていてくれたよしえちゃん。私が働き始めた頃、スッと仕事組の中に入れてくれて、私に役割を作ってくれて、よしえちゃんがいたから仕事組としても安心して過ごすことができました。

 仕事に行く中で、たくさんの課題にぶつかったり、悩んだりして、よしえちゃんにはたくさん心配や迷惑をかけてきたことと思います。でもいつも、よしえちゃんは当たり前のように毎朝、「おはよう」と声をかけてくれて、私の話を嬉しそうに、時には一緒に悲しんだり、困ったりしながら共感して話を聞いてくれて、そのことに言葉にできないくらい助けてもらいました。

 いつも一人ひとりのことを思い、誰か困っている人がいたらすぐに駆けつけてくれて、話を聞いたり、手伝ったりといつも自分を横に置いて、目の前の人のために全力で動くよしえちゃん。よしえちゃんの姿から、なのはなファミリーのお仕事組としての役割や心持ちを教えてもらい、私自身もそんなよしえちゃんの前向きな姿勢やいつも、よくありたいと願いながら生きる姿に何度も背筋が正されました。
 
 よしえちゃんと『ティアレ・タヒチ』のフラダンスを踊れたこと。よしえちゃんが夜に保育園の制作物を手伝ってくれたこと。よしえちゃんがお風呂でしんやさんの話をしてくれた時のこと。よしえちゃんと一緒にいると自然と安心するし、本当に大きく大きく受け入れてもらっているのを感じます。

 これまで、たくさんよしえちゃんには迷惑をかけてしまうこともありましたが、それでも私を信じてくれていて、好きでいてくれて、私が良くなる道を見て励まし続けてくれて、よしえちゃんのお陰で今の自分がいます。そして、しんやさんと結婚された今も、よしえちゃんとの関係はこれまでと同じまま、続いていて、よしえちゃんがずっと仲間として私を大切にしてくれていて、私が嬉しい時は一緒に嬉しい気持ちになってくれていて、そんなよしえちゃんが大好きです。

 よしえちゃんの周りにはいつも、誰かのことを大切に思う気持ちがあります。そんなよしえちゃんだからこそ、このように素敵な出会いを経たのだと思うし、卒業し、ご結婚された今も、私の中の優しくて思いやりの深い、華やかなよしえちゃんの姿は変わることがなくて、そんなよしえちゃんの姿が希望です。

 よしえちゃんが結婚に至るまでには、たくさんの悩み、迷いも初めはあったかと思います。何度か、お風呂でよしえちゃんと2人で話をしながら、よしえちゃんの透明な涙を見たこともありました。それは、よしえちゃんが本当にしんやさんを思って、しんやさんと一緒に生きていきたいという思いがこもった涙でした。そして、それにこたえるように、しんやさんもよしえちゃんと生きる道を選び、よしえちゃんもしんやさんと生きる道を選び、私たちにとっても希望を与えてくれました。

 しんやさんはなのはなのお父さんからもらった手紙をきっかけに、よしえちゃんとの結婚を確実なものに決めたと話してくれました。
 その中で、僕は中々、結婚まで話を進めることができなかった。それは、1人の女性を幸せにするという自信がなかったからだ。でも、お父さんからもらった手紙の中に、「結婚とは、幸不幸をともにしていくものだから、妻になった女性を幸せにしなければいけない、と思い込むのではなく、たとえ難しい局面にあっても手を携えて乗り越えていくという覚悟が必要なのだ。1人で生きるより、誰かと共に生きてこそ、人生はもっと豊かで、いい生き方ができる」。言葉は少し違うかもしれませんが、手紙の中にあったお父さんの言葉を聞いて、しんやさんはよしえちゃんと結婚することを決めたと話してくれました。

 それについて、お父さんは結婚だけではなく、私たちにも同じことだと話してくれました。
 治ったからと言って幸せになれる、勝ち組だというわけでもない。人生には楽しい時もあれば悲しい時もある、人生に不幸はつきものだということ。でも、その不幸を不幸で終わらせるのではなく、誰かと一緒に不幸さえも味わい、乗り越えていく中に幸せや喜びがあること。

 本当にそうだと思います。そしてそのことを深く、深く、しんやさんも理解しているのだと思うし、しんやさんは本当によしえちゃんのことを好きで、私たちのことももっと深く知りたい、理解したいと思ってくださっていて、そのことが本当にありがたいなと思います。

 私も何かができるから幸せだとか、結婚出来たら幸せだとか、治ったら幸せだとかそんな風に幸せを先送りし、幸せ探しをするのではなく、例え、この先何があってもいいからいつも、ベストを尽くして、逆境にも喜んで立ち向かっていく、そんな心持ちで生きていきたいと思いました。

 この日の為にお父さんが作詞し、さとみちゃんが作曲をしたなのはなファミリーオリジナルソング「ふたり」もとても感動しました。

 「これからはふたり どこまでもふたり いつまでもふたり かぎりなくふたり……」から始まり、最後は「これからはみんな…… かぎりなくみんな……」で終わる曲。本当に結婚は二人だけでも成立しなくて、二人を囲む仲間があって初めて幸せや喜びがあるし、たくさんの人の存在があるから、この先の人生がより幸せで豊かなものになっていくんだろうなと思います。

「そんな二人が出会った時に 互いに知った埋められぬもの 心の中で求め続けた」
「一人だけでは埋められぬもの 互いに知って求めながらも すぐには二人踏み出せなくて」
「どれだけ迷い 諦めかけて 息ができない 夜も過ごした 越えられぬもの超えていこうと 二人で決めたあの日のことは 喜びよりも覚悟の重さ 感じていたね」

 鳥取の海で二人、海を眺めていた時、「この人となら、幸せな人生を共に築いていける」と思ったという話。
 農協に勤めているよしえちゃんの姿を見て、「こんな風に穏やかで、いつも笑顔な女性と結婚できたら、自分の人生はもっと豊かになると思った」という話。
 
 二人の出会い、そして結婚に至るまでの話を聞いていても涙が止まらなかったし、今回お父さんとさとみちゃんが作ってくれたオリジナル曲が本当に素敵で、涙が溢れました。

 結婚式では、私はゲスト案内の係を担当させていただきましたが、ご両家とも、来てくださったご親族の方々がとても嬉しそうで、喜んで帰られました。「まさか、ここまでの結婚式だとは思わなかった」「初め、よしえさんと会った時はこんなにもたくさんの仲間がいるなんて、想像もしなかった」「本当に素敵な場所で育ったんですね」としんやさんのご親族の方々もなのはなファミリーを好きになってくださり、大きく受け入れてくださり、そのことが嬉しかったです。

 この先も、しんやさんやよしえちゃんがより、生きやすいような、そしてしんやさん自身も「なのはなファミリーで過ごした人をお嫁にもらってよかった」と思い続け、よしえちゃんも「なのはなファミリーで自立し、結婚して、しんやさんと一緒になれてよかった」と思い続けられるようななのはなファミリーを作っていきたいです。

 まだ、書きたいことが山ほどありますが、また感想文にまとめます。
 本当に今日の結婚式が、私にとっても新たな希望や勇気をもらう機会になったし、改めて私自身の生き方や心持ちを見直す機会にもなりました。何を信じるのか、何を大切にするのか、どこを目指して生きていくのか。お二人の姿や言葉からも、あるべき生き方を見せてもらったような気がします。

 本当にたくさんの人に手によって、たくさんの幸せや思いの詰まった結婚式をみんなと作ることができ、なのはなのみんなでお二人の結婚をお祝いできたことが嬉しかったです。本当に幸せな1日でした。これからはみんなという気持ちで、私も1人で生きるのを辞めて、1人で頑張るのを辞めて、仲間の中で「あなたが私であってもいいし、私があなたであってもいい」という気持ちで生きていきます。