6月12日
看護学校では今日、実習がありました。実習の内容は、車いすへの移乗、移送。ストレッチャー(寝たまま動けるもの)への移乗、移送。杖をついての移動。をしました。
今日の実習がすごく自分にとって学びのある時間だったと思います。
まず、人生で初めて私は患者役として、車いすに乗りました。段差を超えてみたり、看護師さんに押してもらったり、方向転換をしたり、エレベーターに乗ったりしました。正直言うと、ものすごく怖かったです。普段何も身に着けていない自分よりも、車いすに乗ると幅が大きくなって、狭い道を通ると、ぶつかりそうで怖かった。普段、何気なく、何も感じずに触れている、ベットサイドの机(床頭台)や、オーバーサイドテーブル。座ってそこを通ると、何もかもが大きく見えました。人と話しても、みんなが大きく見えて、上から目線に見えて怖かった。特に段差は、自分はいつもならまたいで通る小さな段差も、車いすだと乗り越えなきゃいけない。その段差が、乗っている自分には振動が大きかった。
こんなにも車いすって敏感に物事を感じられる。そして恐怖がいっぱいでした。ふだん、車いすに乗っている、なっちゃんを当たり前のように見ているけど、なっちゃんが日々こうやって、人を、物を、見ているんだって実感しました。私にとっては何気ない、図書室とリビングの間の段差。体育館前の段差。6年生教室の段差。実習を終えて、なのはなに戻ってくると、たくさん段差がありました。それでも、なっちゃんは、毎日、活発に動いていて、なっちゃんが本当にかっこいいって思います。なっちゃんにとって大変なことは山ほどあると思う。けど、いつも困った時に、すっ飛んできてくれる、なっちゃんに私はいつもたすけてもらっています。でも、私は、今日、車いすの体験をして、自分が人を支えられるような人になりたいって強く感じました。
そしてストレッチャーでの移動も、怖かったです。自分は寝ているだけで、前は何も見えないので、勝手に動いていく感じ。変な感じでした。
看護師をしていて、改めて患者さんの気持ちに寄り添い、どれだけ、その場にあった声掛けができるか、そのことがものすごく大切なんだなって感じました。
声掛けがなかったら、車いすで押してもらっていても、急に段差が来て、急にばこって振動が来て。ストレッチャーでも、行く先が方向が何も見ず、乗っている側は不安でいっぱい。「右に曲がります」「少し揺れますよ」と言ってくれる。それだけで、不安な気持ちは消える。杖を持っている方の介助でも、看護師さんが隣で、「まず右の足から進んで」「あと3段ですよ」と言ってくれるだけで、気持ちが癒される。看護師という職業が、いかに患者さんの気持ちの面でも、身体の面でも、支えになっているか、今日ものすごく強く実感しました。そして同時に、私は、人を支える立場になる。そのことをもっと強くもって、これから先の実習、勉強に挑んでいきたいって思いました。
今日、初めてのことばかりで、興奮してしまいました。少し調子に乗ってしまったな、と思うこともありました。でも、そんな自分は、そういう軽い自分は、本当に捨てたいです。日々、生活していて、自分が、ああ、だめだなって思うことはたくさんあります。でも、そのことに一喜一憂するのはやめて、自分磨きを毎日続けていくこと。そのことに限るって思います。毎日学校がある。実習もある。その中でいかに自分が、吸収できるか。
お父さんの言葉を思い出します。「性格を変えようなんて言うのは無理だから、そのままの性格でレベルを上げた自分になる」ということ。軽い自分、そんな自分がまだ、自分の中にいるけど、全く変えよう、性格を真逆にしよう、というのはできない。けど、レベルをあげた自分になる。もっと自分を磨いてレベルアップしていきたい。そう思います。
来週には解剖のテストが2科目あって、頭が破裂する!! って思うこともあるけど、でも、それ以上に新しい知識が増えていくことが楽しみでしかないです。看護師になる。不安もあるけど、希望もある。その気持ちを大切に。なのはなでの活動も大切に。日々向かっていきたいです。
