5月24日のなのはな

鍬をかたわらに置いて畦草に腰を下ろした2人。日にあたたまる肩を寄せ合って談笑する姿は、これから日常のものとなっていくのかもしれません。
6月21日になのはなファミリーで結婚式を行なう、卒業生のよしえちゃんと、しんやさんの前撮り写真撮影2日目でした。
先日、1日目の撮影では、古吉野なのはなの一室をフォトスタジオとして、ウェディングの衣裳に身を包んだ2人をたくさん写真におさめました。ドレスやタキシードの2人は、もう十分撮れたかな? 私たちの背中を押してくれるように雨が上がったこの日は、少しカジュアルな衣裳を着て、帽子やレフ板を持って屋外へ繰り出しました。行き先は、よしえちゃんがずっと世話をしてくれている諏訪神社田んぼ方面です。

まずはじめに、白いブラウスとスカートをはいたよしえちゃんと、シャツにジャケットを羽織ったしんやさんを、諏訪神社田んぼの水源である栃元池のほとりで撮影しました。室内での撮影は、ストロボや、撮影班が手に持つLEDライトなどで自由に照明を当てることができますが、屋外での光は、太陽や木陰のなかで試行錯誤していかねばなりません。朝に空を覆って太陽光をやわらげてくれていた白い雲は、撮影の始まるころには少なくなり、光もくっきりとしてきました。そのぶん、2人にどうやって眩しさを感じずに良い表情をしてもらうか、光や影をどうやってきれいにまとめるか、という難しさもありました。
それでも、池のほとりに腰を下ろして景色を眺めたり、木漏れ日のなかでダンスのポーズをしたり、空をバックに駆けてみたり、屋外ならではの写真を撮る過程はとても楽しいものでした。よしえちゃんとしんやさんが、こころよくいろいろなポーズを取ったり、何度も走ったりしてくれました。広々とした美しい池の景色や、地形の高低差などを活かしながら撮影していきました。

その後は、石生田んぼに最近新しくできた道路へ向かいました。水が張られ、日々田植えも進んでいる今の時期、なのはなのみんなも大好きな田園風景へ向かって、小高い丘から一直線に下りていく道路。車通りには気をつけながら、できるだけ短時間での撮影でしたが、2人がその広大な景色の中で真っ直ぐな道を歩いていくところを写真におさめることができました。

午後からはスタイルを替えます。よしえちゃんは白いシャツに薄紫のモンペをはいて、しんやさんはデニムのシャツ姿へ。2人とも麦わら帽子を被って、鍬を片手に、再び諏訪神社田んぼへ。永禮さんが代掻きを進めてくださって、着々と田植えの準備が進んでいる諏訪神社田んぼ。よしえちゃんは、今の新しい生活に入る前も、なのはなからお仕事組さんとして仕事に通うかたわら、帰宅後に素早く制服から野良着に着替えては、いつもフットワーク軽く稲の世話をしてくれていました。この田んぼは、よしえちゃんならではのウェディングフォトといったら、ここしかないというロケーションです。

畔に立って、田んぼの水面に姿を映しながら、いろいろなポーズを撮ってもらいました。
ここで、ちょっと遊び心のある写真も撮りました。記事を読んでくださっているみなさんも、こんな写真をご覧になったことはないでしょうか? カメラの目の前にいるモデルと、うんと遠くに立っているモデルとがいて、まるで1人の掌に、もう1人が小人になって乗っているようなトリッキーな構図の写真です。

私たちも、撮影チームのあゆみちゃんがアイデアを出してくれて、よしえちゃんが担いだ鍬の柄に、小さなしんやさんが「おっとっと」とあわてて乗っているような構図を撮ってみることになりました。ところが、そのとき被写界深度の浅い機材で撮ってしまった私は、当然ながら1人ずつにしかピントを合わせることができず、(あとで合成できるかな……?)と一抹の不安を胸に、「オッケーです! ありがとうございます!!」と叫びました。果たして写真は完成するでしょうか? お楽しみにしていてください。
太陽はやや西へ進み、光は橙色になってきました。

よしえちゃんとしんやさんは諏訪4田んぼの畔に、日のほうへ向いて並んで腰掛けました。そうして自然に話したり笑い合ったりしている2人を、いろいろな角度から撮ってみました。この撮影期間中、「自然に話をしてみてほしいです」とお願いすると、いつも途切れることなく自然に言葉をつむぎ合って、楽しそうに話をする2人が素敵だな、と感じてきました。この場面でも、西日に照らされ、田んぼを吹き渡ってくるそよ風に吹かれて会話をしているよしえちゃんとしんやさんの周りには、とても穏やかな空気が広がっていました。

なのはなのみんなが田畑で精一杯の力を出して、充実感を胸に帰るとき。赤や金や薄紫の光と雲で彩られた空が見せる、その日その夕方だけの美しい表情を、仲間と一緒に眺めて帰るとき。それは何にも代えがたい時間です。
このときは、夕方というには少し早い時間ではありましたが、徐々に暖色へ移ろっていく景色のなか、この田んぼをいつも気にかけてくれているよしえちゃんのそばに、しんやさんというパートナーが座り談笑している姿を写真に撮っていると、これから2人のあいだに積もっていく時間、そしてきっと2人から広がっていくあたたかさを思い、シャッターボタンへかかる指へ力がこもりました。

この日で前撮りの写真撮影は一段落しましたが、撮影・編集班では今後も作業を進めていきます。なのはなのみんなの大切な結婚式、よしえちゃんとしんやさんの式を、良い形で残せるよう、力を尽くしていきます。
(かに)
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よしえちゃんの結婚式に向けてのダンス練習がスタート!
よしえちゃんの結婚式まで残り一か月を切っていて、古吉野中がお祝いムードで準備が進んでいます。
今週末は合宿で、日中の時間をフルに使って、各係が精力的に動いていました。
そんな中、よしえちゃんの結婚式で披露するダンスの演目も発表され、新しいメンバー構成での演奏にすごくわくわくした気持ちになります。

私は今回「Ka Nohona Pili Kai」を躍らせていただくことになり、今日振り入れをしてもらいました。
なのはなでも何曲か演奏しているハワイのアーティスト、ケアリイレイシェルが日本の曲である「涙そうそう」をハワイバージョンでアレンジした曲。
聞き覚えのあるメロディーで、気持ちが和らいでいくのを感じました。
先月みんなで見た、ハワイで行われる大きなHulaの大会である「Merrie Monarch Festival」に出演したチームをお母さんが見て「これやったらいいよ」と言ってくださったことがきっかけで、なのはなで演奏したと聞かせてもらいました。
その後も長年にわたり何度も演奏していて、なのはなにとってもとても大切な曲だと教えてもらい、私も今回その曲を躍らせていただけることに喜びと緊張を感じます。

一日目の今日は、とりあえず振りを一通り習って、習慣練習をできるようにするという目標でした。
ゆりかちゃんが、少しずつ区切って、歌詞の意味を教えてくれながら振りを伝えてくれました。
歌詞と振りがリンクしていて、海を表現する振りやココナッツを表現する振りなど、それぞれイメージしながら踊ると、気持ちの幅が広がっていくように感じます。
私が特に素敵だと感じたのは、レイをかける様子を表現した振り。
大切な気持ちを表すときによく使われる振りだと教えてもらいました。
ハワイの人々にとってレイは、親愛・歓迎・敬意・祝福などの意味がある「アロハ」を形にしたようなもので、それを相手にかけて贈る振りだと思うと、自然とあたたかい気持ちがあふれてきます。
その他にも素敵な振りがたくさんあるし、ゆりかちゃんが伝えてくれる歌詞も心ときめくものばかりで、あっという間にこの曲に魅了されていました。

ですが、いざ踊ってみると、自分のダンスの不慣れさを痛感して撃沈。
私はこれまでどちらかというと、フラよりもタヒチアンダンスを踊ることが多かったのですが、この曲はしっとりとして優雅さのある、王道のフラです。
タヒチアンのような激しさはないのですが、その分ひとつひとつの動きを細部まで丁寧に踊らなければ、その曲と振りの美しさを表現できません。
ゆりかちゃんが躍って見せてくれる様子は腰の動きが滑らかで、動作は柔らかいのにその中に厳しさがあって、とても綺麗でした。
その様子を見て同じように動こうとしても、私は全く別の動きをしているかのようになってしまって中々思うように踊れません。
そしてこの曲は4番まであるのですが、繰り返しがなく全て振りが変わります。
振りを覚える経験も乏しい私は、半分くらいでもう頭が煮えそうなくらいの飽和状態。
それでも、練習を進めていくと、曲の魅力がどんどん深まっていって、何とか踊れるようになりたいという熱意が膨らんでいきました。
手をできるだけ遠くに置くことや、フラの美しい姿勢、基本的な足の動きなど、ゆりかちゃんが細かく教えてくれて、少しずつ、少しずつ振りを身体に覚えこませていきます。

2時間ですべての振りを一通り習うことができて、全体像が見えてきた時はすごく嬉しかったです。
こんなに素敵なダンスを、よしえちゃんの結婚式で踊らせてもらえるのだから、自分のできる全力で練習して、最高の形で本番を迎えられるようにしたいと心から思いました。
まだまだついていくことに精一杯のレベルではありますが、「この曲は団体でそろう美しさが魅力の曲」とも教えていただき、小さな熱帯魚の群れがまるで一つの大きな魚に見えるかのような一糸乱れぬ動きができるように極めていきたいです。
「Ka Nohona Pili Kai」の振り入れの後は、体育館で旧「O Vai」を練習しているメンバーの姿もありました。
話に聞いたことはあったけれど、生で見たことはなかったので、結婚式で見られることがとても嬉しくて待ち遠しいです。

午後からはウラテテを練習している人がいたり、アンサンブル練習をしている人もいたり。
迫るよしえちゃんの結婚式に向けて、それぞれが練習をしていて、古吉野中が音楽であふれています。


活気ある雰囲気で、みんながよしえちゃんを心からお祝いする気持ちで、一つの目的に向かっていける日々が
すごく充実していて、有難い機会だなと感じました。
よしえちゃんたちにとっても、わたしたちにとっても、大切な一日を良い思い出にできるよう、全力で向かっていきたいです。
(ゆうは)
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