「その気持ちに尽きるのだ」 まりの

5月20日

 昨日で、桃の摘果が終わりました。摘果の期間が充実していて楽しかったです。桃の木に1日13時間も向き合った時間であったし、毎日同じ桃メンバーと、こんなにずっと畑で過ごすというのは、中々出来ないことでした。
 私は、桃畑が好きであり、また、桃メンバーの中にいるのが嬉しかったです。いつも、その場にいる人みんなが同じ目標に向かっていて、桃のため、仲間のためという気持ちで動いていて、慣れている人も慣れていない人も、みんなで揃って一緒という感じがしました。平日は桃チームで動いて、夕方6時以降になると、お仕事から帰って来た桃メンバーがいつも来てくれました。
 みんなで桃に向き合っている時間が好きでした。摘果しかしていないけれど、充実した感じや幸せがあるのは、桃メンバーのみんなといたからでした。
 私は心底、本当に間に合うのだろうかと焦ったり、不安な気持ちもよく持っていました。でも、さくらちゃんはどんな忙しく切羽詰まったときでも、前向きな気持ちで明るくいてくれました。
 最後のほうになったとき、暑さと、連日の疲れとでみんなの空気が何となく重くなってきました。さくらちゃんが、みんな、誰かが次の木に入りますと言ったら今の2倍くらいの大きさで返事をしようと言ってくれました。今の空気だといい桃は作れないと思う、関係ないように思うかもしれないけれど、決してそんなことはないと思う。疲れを見せないのが普通だから、自分が疲れたとかで空気を作れないのは無責任だと思うから、と言ってくれました。
 それを聞いたとき、さくらちゃんはいつもそういう気持ちで畑や桃に、みんなに対して向き合っているのだなと思いました。さくらちゃんが畑も桃もいいふうに回してくれているのは、そういうさくらちゃんの仲間を守る気持ちや、みんなを思った上での責任感、があるからなんだなと思いました。自分はそういう気持ちが欠けていたと思いました。いつも、誰かのために、仲間のためにという気持ちに尽きるのだなと思いました。
 いつも誰かの声掛けに答え、いつでも元気にいよう、とするとやりやすかったです。いつもメンバーの1人として、そういう気持ちでいるのが当たり前だけれど、どれだけ気持ちが揃っているか、自分達の気持ちや桃や人に向き合う気持ちが全てだなと思いました。
 今までもそうだったかもしれないけれど、自分にとって、今回の摘果は、とても大きく深い充実感を感じました。