5月16日のなのはな

最近のブドウニュースです! 古畑のシャインマスカットと池上ブドウ畑のオーロラブラックは、新梢が約30センチほどに伸びていて、花穂もしっかり出てきました。
ついこの間までは、まだ萌芽したばかりだと思っていたのに……。植物の生長の速さを感じます。ここ何日かちょこちょこと手入れを進めていたけれど、今日は、まとまって作業時間をもらって手入れを進めました。

今の時期のブドウの手入れは、主に「芽かき」「誘引」「小花穂の切除」「摘穂」です。一本の樹から無数に出ているブドウの新梢を、片側20センチ間隔になるように芽かきをしながら、伸びている新梢は伸ばしたい方向へと誘引をしています。
「こんなに新梢が出ているのに、良いものを選んで間引いていくなんて……。」と心の中で新梢を芽かきする度にちょっぴり心を痛めながら、でも良いブドウを作るためにはと心を鬼にして作業している時間が、自分の判断力や意志を試されているようで、面白い時間です。野菜もだけれど、ブドウも、自分の行った手入れがそのまま結果として出るなあと感じていて、ものすごく鍛えられる日々です。

今、1つの新梢に2つ、花穂という花の蕾ができています。ブドウの花は、1つの軸に小さな花が穂のように密集して咲いていて、一見「え?! これが花なの?!」と初めて見る人にとってはびっくりすると思います。私も初めてブドウの花を見たときはかなり驚きました。この1つひとつの蕾が花が咲いて、ブドウの一粒になると思うと、本当に感慨深いです。
芽かきでは新梢を間引いていきますが、摘穂では、1つの新梢から出ている花穂2つを1つに絞っていきます。形や大きさで決めていくけれど、同じような花穂が2つついていたら、かなり迷ってしまいます。でも、最後は直感的に「これだ!」と決めて、残した花穂を育てていく。手入れを重ねれば重ねるほど、1つひとつのブドウが大切に思えてきて、毎日ブドウの様子を見に行ける時間が私にとって嬉しい時間です。

池上ブドウ畑のオーロラブラックには、新しく棚を作り直して、念願のビニール張りも進められました。今まで雨よけ対策ができなかったけれど、今年からはそれができると思うと、綺麗に張れて良かったです。
もうすぐ、花が咲いて満開になったころに、ジベレリン処理という種なしブドウにするための大切な手入れがあります。私はその手入れが1番緊張していて、ドキドキするけれど、頑張りたいです!
(よしみ)
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今日の午前は、ついにあのボス『デュランティー畑』へ行ってきました。行ってみると自分の背丈にもなるくらいの草が山ほど。こういう光景、すごく燃えます。楽しそう!よしみちゃんと一緒に気合を入れて取り掛かりました。
目標は、『三段あるドゥランティ畑のうちの、よしみちゃんは上段を終わらせる。うたなは、中段を終わらせる』です。かなり広いのですが、何となく行けそうな気がする、という謎の自信が出てきました 笑。
早速刈り始めました。畝の幅が広いのと、植わっているピーカンナッツや洋ナシの株数が少ないのもあって、思い切り、バリバリ刈ることができました。とにかく気持ちがいい草刈りです!背丈が高いものも、根元が太いものも、どんどんやっつけてしまう!自分が刈ったところだけ開拓されたみたいに道ができていて、分かりやすく達成が分かる、それも草刈りの醍醐味だと思っています。
草が大分伸びてしまっていたので、斜面がとても難しかったです。水が流れる溝には、草を落としたくなかったので、草は刈り上げました。すごく重くて大変。ここで先日お父さんに教えていただいた、草刈りの方法を思い出しました。「斜面に平行に歯を向けるのではなく、ほうきを使うように、歯を立てて刈る」これは刈り上げるときにも有効でした。重い草がずり落ちてくるのが、少し緩和されました。
なるべく少ない往復数で刈るのも、教えてもらったコツの一つです。斜面を行ったり来たりするのは時間のロスが大きいので、一度斜面に立ったら、刈れる範囲はすべて刈ってしまう。上段でよしみちゃんが刈っているのが遠目で見えたのですが、一度に刈る量が多くて、「だから速いのか!」と分かりました。

……と、時間を見て青ざめました。あと一時間しかない、でもまだ、畑が1割と、斜面しか終わっていない…。まずいと思い急ピッチで刈りました。質はともかく、量を進めようという今日のめあてを思い出し、とにかく目の前にある雑草をかっ飛ばしました笑。
途中、畝に生きているピーカンナッツや洋ナシが見えます。草と間違えてしまいそうなくらい、まだ小さいものも多いです。でも緑の葉が生い茂っている洋ナシに、赤茶色のかわいい葉をたくさんつけたピーカンナッツ。暑いし、雨も少なく水もほしいだろうなと思います。なつみちゃんたちが最近溝切りをしてくれているので、畑のコンディションもよくなっているはず。元気に大きくなってくれたらいいなと思います。私はそのために、雑草をたくさん刈ってしまおう。
タイムアップになり、畑を見ると、大体3分の1強くらい刈りました。目標には届かず、敗北感でいっぱいに。よしみちゃんも、もう少しだったようです。でも全力で刈り続けてスカッとしたし、また来たときには、きれいに終えたいです。障害物や、刈ってはいけないものが少ない畑は、やっぱり気持ちがいいなと感じました。

続いて、午後は桃畑の草刈り!
一日草刈り、作業発表を聞いてウキウキしてしまいました。
17aの草刈りに行きました。今の桃畑はネットがかかっていたり、ポールや杭があったりと、気を付けないとけないことが結構多いです。それともう一つ。桃の根が張っている、桃の木から半径5メートルくらいの範囲の草は、5メートルほど刈り残す、地際では刈らないということをさくらちゃんから教えてもらいました。これは、水分が蒸発してしまうのを防いだり、直射日光が当たらないようにしたりするためだということ。桃にとって、今はとても大事な時期。草刈りも慎重にやらないといけないのだな、と気を引き締めました。
刈っていると、少しだけいい香りが。桃の、まだ若い、青い感じの、でも甘い香り。摘果されて落ちている実が、確実に大きなものになっているし、残っている実はほんのりピンクになっているものもありました。もう夏だなあ。隣の桃畑では、桃メンバーが集中して摘果をしていました。硬殻期になる前に、桃畑を刈り終えて、ブルーシートを敷きたいのだと言っていました。急いでいるのだ。私たちも、力になれるように全力で刈りました。
途中でよしみちゃんが、速く刈れる順番を教えに来てくれました。「まずはネット際を刈って、それから桃の木の周辺を回るようにして刈る。そうすると、地際で刈る範囲と刈り残す範囲の切り替えが少ないし、確実にできる」と。やってみると、すごくうまくいきました。
今どこまで刈ったっけ? という混乱がなくなったし。ネットの近くに草がたまることもなく、やさしい刈り方でもあるな、と思います。いつでも工夫して草刈りするよしみちゃんの姿が、すごく素敵だと思いました。
17aが終わったことをさくらちゃんに伝えると、「これでいろんな作業がやりやすくなる、ありがとうございます!」と本当にうれしそうに言ってくれました。こんなに喜んでくれると、私も本当に幸せな気持ちになるし、まだまだ力になりたい! と思いました。途中でさくらちゃんが、水を頭からかけてくれました。
視界がパーっと明るくなり、シャキッとしました。すごく気持ちが良く、体力がリセットされました!残り時間で、山桃畑にも進めて、うれしかったです。

「草刈りが嫌いな人はいないと思うよ」草刈りを始めるとき、お父さんに言っていただいた言葉です。最近それをつくづく実感します。毎日、朝から夕方まで草刈りが続いていますが、まったく飽きないし、明日はどこの畑かなとか、今日は何枚回れるかなとか、ワクワクすることだらけです。こんなに「いつまでもやっていられる!」と、夢中になれるものが見つかったことが幸せだなと思います。
私は、純粋に「これが楽しい」というものをもってこなかったと思います。楽しいの裏には、自分自身の名誉とか、ゆがんだプライドがつきまとっていて、雑念の混じった「楽しい」だった感じです。でも草刈りは、作業自体が好き。草刈りしたことで誰かが助かって、喜んでくれる。なのはなでみんながしている、虫つぶしや水やり、定植などの作業に確実につながっている。そういう魅力がつまった草刈りが、私は大好きです。
『お母さんに話してみよう』で、お母さんが「もっと効率よく進めて極めていくのが大事」と教えてくださいました。上手な人に自分の刈り方を見てもらったり、上手な人のを見たりしたいなと思います。夏は、多くの作業をスピーディーに進める必要があります。私も早く上達して、夏のなのはなの力になりたいと思います。
今日も一日、充実していました。明日も頑張ります。
(うたな)
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