*キャンプ3日目 午前の部 「狩人の住む基地づくり」*
(イノシシの狩人って、どんな基地に住んでいるんだろう……)
基地づくり大会の実行委員さんからテーマを聞き、各チームのモチーフとなる動物が決まる中、頭の中にハテナが浮かんでいました。が、しかし、私は今回あゆちゃんチームです。あゆちゃんのアーティスティックで、ありきたりから外れた新しい発想によって………、どんな基地ができたと思いますかっ!?
基地づくりのテーマは、『狩人の住む基地』。
この日のためにチームで集まり、作戦を練ったり、実現させるためにお父さんとお母さんからアドバイスを受けたり、チームによっては、夜の時間を使ってパーツを作り始めている所もあるほど……。
夏の縁日でも屋台に再利用できる基地を作れるように、先のことまで視野に入れ、気合を入れて準備をしてきました。

どうなるかなっ……。ドキドキした気持ちと同時に、基地が形になった光景を思い浮かべたり、これからみんなと作るんだ! と思ったりするだけで、ワクワクした気持ちでいっぱいでした。
あゆちゃんチームでは、イノシシが突進してきても大丈夫! 竹で作ったハンモック基地を作ろう、とあゆちゃんが話してくれて、そして設計図を書いてくれました。
ハンモックは布とか、基地は床があるとか、そういう固定概念がズバッと断ち切られるような、あゆちゃんの発想に驚き。それと同時に、やる気が漲り、一層、基地づくりが楽しみになっていました。

迎えたキャンプ3日目の朝食後、私は片付けを終え、あゆちゃんたちのところへ合流しました。そこでは、早速、なつみちゃんとまみちゃんが、ハンモックとなる竹を横に綺麗に並べ、編んでくれていました。
私たちは、須原さんに助けていただきながら、紐を使って、直角を測っていきました。1:1:√2の三角比を使って、直角を求める……。数学がこういうところで登場するのか! そんなことにも驚いたし、面白いなぁと思いました。

そして、直角と長さを出すことが出来たら、柱を立てていきました。
ハンモックが床についてしまわないようにするには、十分な高さが必要。しかし、3メートルの長い竹を地面に打ち込むのは大変です。
そんなときには、杭の出番です。3メートルの縦竹に沿わせて、先端をとがらせた短い竹をがっちりと打ち、それとしっかりと結ぶ。そうすることで、3メートルの竹を打たなくても、丈夫な土台を作ることが出来るのです。
柱を立てることが出来たら、次は横方向の竹です。
私たちが基地を立てている場所は、傾斜がそれなりについている場所。しかし、ハンモックを付けるには、水平でなければなりません。3メートルの高さがあり、それでいて傾斜がついている所から、どうやったら柱から柱へと竹を水平につけることが出来るんだろう……。そこでも、再び須原さんが助けてくださりました。

須原さんの手には水平器がありました! そして、その水平器を使って、低く簡単に測ることが出来る位置で、横竹を添わせ、水平な位置を出してくださりました。その位置で縦竹に印をつけます。その印の位置から、4つの柱すべて同じ長さだけ高い位置に印をつけ、そこに竹を合わせて結べば……。
あら、全ての横竹が水平につきました!


柱にしても、横の竹にしても、「土台がとにかく肝心!!!!!」本当に大事です。土台がしっかりしていなかったら、この基地は崩壊してしまう。と言っても過言ではないくらい大事です。
私たちは念に念を入れて、これ以上にないくらい、最大限の力と質で、結んでいきました。ここで畑の支柱立てで培ってきた、だっこちゃん結び&八の字結びの腕が鳴ります。
私はだっこちゃん結びが大好き。ぎゅっと結び終えたときに、びくともしないくらいに結べた時、とっても嬉しいなぁと思いました。
一人では難しい所が多かったり、時には太い木と竹を結ばないといけなかったりするところがあったのですが、そんな時にはのんちゃんとペアで結ばせてもらったり、太かったり、難しいところでは、よしみちゃんが結んでくれたりしました。

のんちゃんが結んでいる間は、私が支えたり、私が結んでいる間は、のんちゃんが支えてくれたり、お互い支え合って、相手が一番結びやすいよう考えて結んでいく時間がとっても楽しかったし、のんちゃんのさりげない優しさに、(あぁ、私もそういう風にもっと頭と身体を使っていきたい!)そう思いました。
難しいところでもよしみちゃんが、「やるよっ!」と笑顔で言って、助けてくれました。素早く、そしてきっちりと結んで見せてしまうよしみちゃんの姿がかっこいいなぁと思いました。
私たちが土台を作り、両サイドに飾りとしてのれんを付けたりしている間にも、まみちゃんとなつみちゃんによって黙々とハンモックが編まれていっていました。
2人がハンモック編み職人さんのように、竹一本一本をつなげ、そして、その糸のラインが真っすぐになるように、美しく結んでいる、姿が凄く綺麗で、かっこいいなぁと思いました。

須原さんが最も頑丈な紐の結び方を教えてくださり、よしみちゃんが、ハンモックの大事な支えとなるロープを付けてくれました。そして、いよいよ土台とハンモックが合体する準備が整いまいました! が、しかし、竹を何十本も繋げて作ったハンモックは、物凄く重たい……。
到底、チームメンバーだけでは持ち上げ、ロープを乗り越えてつけることは出来ません。
そんなときに、どこからともなく、スッとりゅうさんが助けに来てくれました。そして、そこから、ねいくん、英幸さんも、スッと気が付けば入ってくださっていました。男性方3人の力は何百人力です。本当に心強いっ。
ハンモックを8人程で囲み持ち上げ、「せーのっ!」と声を合わせ、3本のロープの上に乗せることが出来ました。これで、完成! と思いきや、かけても、横の部分が中心に向かって滑り落ちてしまいそう。端を結ばないといけません。
しかし、先にのれんを付けてしまったこともあり結びにくい。持ち上げすぎても支えのロープから竹が浮いてしまっても意味がない。絶妙な力加減で支える必要がある難しさとか、入り組んだところに人が入り込んで結ぶむずかしさ……、大変だっ! とプチハプニングもあったけれど、いつまでもがっしりと竹を持ち上げたり、支えてくれる、りゅうさんたちがいて下さったから、最後の最後まであきらめずに、無事に取り付けることができました。
ハンモックがかかった瞬間、本当に嬉しくて、嬉しくて、改めてみんなとだったら、何でも作れてしまうなぁと思いました。
竹のノーマルハンモックでは終わりません。途中でお父さんが来て、「ハンモックを平らにする方法がある」ということで、ハンモックの下に輪っかにした紐を取り付け、その穴に竹を通して平らにする、ということをしてくれました。時間の関係上、完成形まではいけなかったけれど、ハンモックをフラット状態にもすることが出来るようになりました。
これまでにはない、新しい形のハンモック基地が遂に完成しました!

制作時間の2時間40分が飛ぶように経過してしまいました。とっても早かったけれど、みんなと力を合わせて、良いものをっ! と作っていく時間がとっても楽しかったなぁと思います。
他のチームの基地も続々と完成している様子です。作っているときからちょっとだけ、ちらっ、ちらっと見ちゃっていたのですが、どんな基地になっているのか、その分ワクワクした気持ちで一杯でした。
狩人の衣装を着たモデルさんの準備もばっちりのようで、各チームの発表がおこなわれました!
さくらちゃんチームの「キリンの狩人の基地」は、割竹の表裏を組み合わせた2色の六角形模様が作られていて、凄く整然と、だけどくっきりとその綺麗さが表れていて、思わず見惚れてしまいました。基地もだけれど、何よりもモデルさんがたまらないっ!
たくろうさんと、しゅんきくん、りつきくんが、竹で作った弓を持った民族スタイルで、かっこよく、かつかわいいっ! となる衣装を着た姿に、頬が緩んでしまいました。
りなちゃんチームの「ライオンの狩人の基地」は、建築関係のお仕事をされている強力な忠政さんがいてくださって出来上がったという基地でした。屋根も壁も精度が高くて、綺麗に作られていて、中に住めそう!
また、モデルさんのあゆみちゃんとたけひろくんが、もう、可愛いっ!
たけひろくんは、タケノコの皮がライオンの衣装としてフィットしていて、そういう新しい発想にも驚きました。
ふみちゃんチーム「フラミンゴの狩人の基地」は、フラミンゴの観察をするということで、高床式の基地になっていたり……。
なおちゃんチームは、竹ドームが出来、ゆりちゃんとおとちゃんが可愛い衣装を来て狩人見習の姉妹になっていたり……。
ちさとちゃんチームは、基地の前に、竹が浮いたり立ったりして作られた門が出来ていたり、キツネの狩人になりきった大竹さんが、物語に出てきそうなくらい衣裳が似合っていて格好良く素敵でした。

基地も、衣裳も、これまでにない新しいものがたくさんできていて、見ているだけで、凄く胸が躍りました。
あゆちゃんチームの私たちは、みゆちゃんがイノシシの狩人のモデルさんをしてくれたのですが、もう、かっこいいっ!
竹のハンモック基地とみゆちゃんと衣装がマッチしていて、素敵な世界観が広がっていました。
お父さんにも大好評! これまでにない、基地と言えば床があるという固定概念を取っ払った、新しい基地がよいっ! と言ってもらい、お父さん賞を頂きました。
あゆちゃんの発想が改めて凄いなぁと思ったし、全てを既存の通りに考えるのではなくて、新しいものを作っていくと、ワクワク感や、出来たときの喜び、感動が、何倍にも広がるなぁと思いました。
難かしかったり、力がいるところも、みんなの力があれば何でもできてしまいます!

チームを超えて、りゅうさんたちが助けてくれたり、みんなと力を合わせて一つのものを作っていく時間、その空気が、とっても温かくて、幸せだなぁと思いました。
(ももか)
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―― 本日のキャンプ飯 ――





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*キャンプ3日目 午後の部 「なのはな料理の鉄人 ライスバーガー作り」*

「お父さんの“甘酢餡かけライスバーガー”が1番美味しいと思います!」
お父さんは、そう宣言していますが、みなさん、果たして、どんな結果になると思いますか?
山小屋キャンプ、3日目の午後からは、「料理の鉄人」!

テーマは、なのはな初の試み、「ライスバーガー」! ハンバーガーと言えば、パンのバンズのイメージが強いですが、今回はなのはな産のミルキークイーンを使ったライスバンズで、バーガーを作ることになりました。
私も、ライスバーガーは今まで数回しか食べたことがなく、今回のテーマはとても新鮮です。パンではなく、お米に合う具材や味付けを考えるのがポイントだとお父さんに教えてもらい、一体どんなライスバーガーができあがるのだろうとワクワクした気持ちで当日を迎えました。

テーマを聞いてから、それぞれのチームでどんなバーガーを作るか、毎晩リビングでいろいろなチームの人が楽しそうに話している姿がありました。私は、なんと嬉しい! お父さん・お母さんチームです。
同じチームのしなこちゃんと一緒に、お父さんにバーガーを作るために何の材料が必要なのか、相談に行ったときは、お父さんから出たのはメインが鶏肉、必要な具材は「キャベツ」と「タマネギ」という至ってシンプルな材料でした。内心、(え? お父さん、それだけで良いんですか?!)と、その材料の少なさにビックリしましたが、お父さんの頭の中ではもうすでにどんなライスバーガーを作るか決まっているようです。

前日、お父さんから教わった、秘密のバーガーは……。チキンをカツにして甘酢をかけた、甘酢餡かけバーガー! 甘酢! 実は私が1番好きな味! 想像しただけで美味しいのは間違いない! と思いました。
ドキドキしながら迎えたキャンプ3日目。山小屋前にみんなで集合すると、実行委員さんが可愛いエプロンと猫耳をつけて、説明やタイムスケジュールなど話してくれました。

全体のルールとしては、
1・七輪でご飯を炊いて、ライスバンズを作ること
2・ライスバンズに合う具材や味付けを考えること
3・サイドメニューでレタスとセロリを使った副菜を作ること(これは審査対象外)
です。家の中で作る料理とは違って、外でドラム缶で火をおこしたり、七輪を使ってご飯を炊くという、山小屋キャンプ版・料理の鉄人、一体どうなるのか……。
「それでは、料理の鉄人、スタート!」
実行委員さんのかけ声で、調理、スタートです!
各チームによって、使う具材は様々で、まだ他のチームのみんながどんなライスバーガーを作るのか、全然分かりません。

お父さん、お母さんチームも、お父さんとお母さんのところに集まり、調理の作戦会議をしました。大まかな作り方をお父さんから教えていただいて、役割分担もし、調理を始めて行きます。

まずは具材のメインとなる鶏肉の下準備から。お父さんが鶏肉を広げ、水分を拭き取ったあとに包丁でシュッシュッと切り込みを入れ、塩コショウを振っていきます。私はあまりお肉の下処理について知らなかったのですが、お父さんの手元を見たり、お父さんから調理の仕方を教わることができて、とても嬉しかったなあと思います。


すぐ隣では、あゆみちゃんや、たけちゃん、しなこちゃんがセロリスティック用にセロリをカットしてくれていて、たけちゃんが子ども包丁で上手にセロリを切っている姿が可愛かったです。
具材作りと同時並行で、ご飯も炊かれていて、こちらはあゆみちゃんとしなこちゃん担当。七輪の火加減を調節しながら、食管でご飯を炊くのですが、ご飯は炊き始めたら完成するまで蓋を開けられません。蓋を開けるまでのドキドキ感が楽しさのひとつだなあと思いました。

そして、バーガーにはさむ、キャベツとタマネギのカットは大竹さんがしてくださいました。キャベツは千切り、タマネギは薄くスライスするのですが、どちらも大竹さんの手にかかれば機械のように美しい千切りキャベツとタマネギスライスができあがっていきます。

大竹さんは、自宅でもいつも料理を作って自炊しているそうで、「来年はMy包丁を持ってこようかな」と話されていて、なのはなファミリーの男性陣は料理男子がたくさんですごいなあと改めて感じました。私も一緒にタマネギをカットしていたのですが、お父さんが、
「繊維を断ち切るようにカットすると、水にさらしたり塩もみしたりしなくても辛くなくて、そのまま食べられるんだよ」
と教えてくれて、切り方1つでも料理に影響することを知り、嬉しかったです。


他のチームのみんなもワイワイと楽しそうに作っています。こういう賑やかな空気感も嬉しいなあと思いました。
また、今回は料理の鉄人の実行委員さんがみんなのためにポトフを作ってくれていて、ここではキッズたちもお手伝い。ポトフ用にジャガイモやニンジンなどの野菜を洗ったり切ったりするのをたくさんお手伝いしてくれていたそうです。


私たちのチームは、いろいろな具材の下準備や調理が同時に進んでいく中、いよいよお父さんが鶏肉を揚げていく工程に入っていきました。私は、野外で木々や炭で火をおこして調理する場合、火加減を一定にするのは難しいイメージがあって、揚げ物をするのは大変なのではないかというイメージがありました。

ですが、お父さんは見事に鶏肉をカラッとこんがり茶色になるまで揚げていきます。事前の材料選びの際、私たちはチキンカツを作るときに使う、繋ぎの卵を忘れてしまっていて、当日に、「卵頼むの忘れていた!」と気づいてしまったけれど、繋ぎの卵はなくても、水溶き片栗粉にくぐらせてパン粉をつけて揚げるだけでも、サクサクにフライができてしまうことにビックリしました。
そのときにある材料や調味料でベストな料理ができてしまうお父さんがかっこいいなあと思います。を作れるのか、とっても楽しみです。


ここで、お父さん特製の甘酢ダレが登場! 小さな水筒を持っているお父さん。それは何ですか? とお父さんに尋ねると、なんと、家で手作りしてきた甘酢ダレ! 小鍋にそのタレを入れ、温め始めると、ふんわりと甘酢の良い香りが……! その香りだけでも美味しそうなのが伝わってきました。
そして、こんがりと見事にサクサクに揚げられたカツに、大竹さんが甘酢ダレを回しかけていってくださって、甘酢がたっぷりと染みこんだチキンカツのできあがりです!

一方、ご飯のほうはどうなっているのでしょうか……? 火から下ろし、蒸らしを終えたお米、いざ蓋を開けてみると……。 真っ白でつやつやのご飯が炊きあがっている!!! お母さんとあゆみちゃんと一緒に思わず「おぉ〜!」と声をあげました。 他のチームのみんなからも「すご〜い!!!」という大きな歓声が聞こえてきて、どのチームもご飯は大成功だったようです。


炊きあがったご飯を使って、次はライスバーガーの主役、ライスバンズ作りに。ご飯に醤油を少し混ぜ合わせ、バンズの型に入れていきました。バンズの型は、実行委員さんが牛乳パックを切って輪の形にしたものを必要な数ぶん、各チームに用意してくれていて、ありがたいなあと思いました。型の内側に油を塗ることで、型からご飯が外れやすくなるそうです。


私はお母さんとあゆみちゃんと一緒に型にご飯を詰めていったのですが、お母さんとあゆみちゃんが、
「最初、1個1個おにぎりみたいに握ってから型にギュッと押し入れていこう」
と考えてくれて、お母さんがおにぎりをたくさん握っていってくれました。


小さなおにぎりがとても可愛いのですが、このおにぎりを型の中に入れて、ギュウ〜ッとつぶしていくのがちょっぴり残念な気持ちになりました。焼いたときにご飯がバラバラに崩れないようにと思いながら作っていきました。
型に油を塗ってから焼くことや、ご飯を冷ましてからフライパンで焼くと良いことなど、実行委員のみんなが事前に何度もライスバンズを試作してくれていて、上手にできる方法をたくさん教えてくれました。
また、なのはなにある全てのフライパンを、ご飯が焦げ付かないように、お父さんが油でコーティングして整えてくれていたことも聞いて、こうして楽しんで作れることがありがたいことなんだなあと感じました。


フライパンに油を敷いて、ご飯を詰めた型を並べ、両面焼いていきます。これはお母さんとあゆみちゃんが焼いていってくれたのですが、少ししてフライ返しでひっくり返してみると、うっすらと焦げ目のついた綺麗な焼き色がご飯についていて、大成功な焼き加減でした。フライパンにも型にもご飯がくっつくことなく無事に綺麗にすべてのライスバンズのできあがりです!

ほぼ全ての具材が同時にできあがり、あとは盛り付けるだけとなりました。役割分担して調理したものが、いよいよ1つになるときです。
ライスバンズの上に、マヨネーズで和えたキャベツとタマネギをのせ、その上に甘酢ダレが染みこんだチキンカツがのります。もう1枚のバンズで挟めば……、お父さん特製、甘酢餡かけバーガーの完成!


私たち、お父さんお母さんチームは、1番最初にできあがり、お父さんによる時間配分や作戦が上手くいってとても嬉しかったです。


審査員はお父さんとお母さんです。出来上がったチームから順に、お父さんとお母さんが試食をし、各チームのライスバーガーに講評をしていってくれました。お父さんとお母さんから、甘酢餡かけバーガーの講評は……?
「ライスバンズが美味しい!」「キャベツとタマネギをマヨネーズで和えているのが良かったね」「チキンカツもライスバンズに合っている!」お父さんたちの絶賛の声を聞いて、早速私たちもいただくことに。


一口食べると、まず始めに思ったことは、ライスバンズがとっても美味しい! 表面がカリッとしているけれど、中はお米特有のもっちりとした食感で、食べていてもポロポロ崩れたりしなくて、バンズだけでも十分食べられるなあと思いました。そして、私が1番楽しみにしていた甘酢ダレたっぷりのチキンカツ。想像を何倍も超える美味しさでした。


パンにもライスにもどっちにも合うこと間違いなし! な味付けで、タレがかかっていてもサクッとしているのにビックリ。キャベツとタマネギをマヨネーズで和えていることで、水っぽさがなくなっているとお父さんに教えていただいて、このアイディアは調理を開始してからその場でお父さんとお母さんが考えて実行したことだったので、さすがお父さんとお母さんだなあと思いました。
その後、他のチームのライスバーガーもできあがっていき、お父さんとお母さんがその度に講評をして、他のチームのライスバーガーも本当に美味しそうでした。

そしてここで、新たなルールが! 今回は、ライスバーガーを交換しあって食べられるという夢のようなルールを実行委員のみんなが考えてくれました。お父さんチームの甘酢餡かけバーガーは、キャンプ1日目の夜に行ったセブンブリッジで見事1位となったまことちゃん、りゅうさんチームのもとへいくことに。
他のチームのみんなが作ったものを交換し合って自分たちもいただけるなんて、本当に夢のようなルールが嬉しかったです。

私たちは、甘酢餡かけバーガーの他に、なっちゃんチームの照り焼きチキンと半熟目玉焼きがサンドされたものをいただくことができ、なっちゃんチームのライスバーガーもとっても美味しかったなあと思います。

全ての講評が終わり、最後の結果発表です! 結果は……?!
「優勝は、お父さん、お母さんチーム!」
自画自賛のようですが大満足の嬉しい結果になりました。
お父さんが、「ライスバンズに合う味付けかどうかということ」と、「ハンバーガーなので、具材がきちんとバンズの中に収まっているかどうか」「べちょっとしていないか」などを見て決めたことを話してくれて、お父さんの甘酢餡かけバーガーは、全てにおいてクリアしていたんだなあと思いました。

今回、初めてライスバーガーを作ってみて、ハンバーガーはパンだ! という固定概念が覆されたなあと思います。なのはな産のミルキークイーンでライスバーガーを作れるということに夢が膨らみました。
みんなで楽しく! 美味しく! 心もお腹も満たされた料理の鉄人でした。
最後に一言。お父さんの甘酢餡かけバーガーはやっぱり1番美味しかった!
次回はどんなメニューが待っているのか楽しみです!
(よしみ)
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*キャンプ3日目 夜の部 「お父さんお母さんのライブ」*

キャンプ三日目の夜は、お父さんお母さんのライブでした。夜空の下、ドラム缶に火をたくさん燃やして焚火をしながら、話や弾き語りを聞くことのできたひとときでした。
ライブは三部構成でした。お母さんによる「ユカリーナの占いの館」や、「キャンプ版『お父さんに聞いてみよう』」など、楽しみにしていた定番のラインナップの中、今回初めての……、スピーカーズ・コーナー!?

第一部は、そのスピーカーズ・コーナーから始まりました。イギリスに実際にある習わしに倣ったものです。お父さんとお母さんのライブですが、ここでスピーチをするのは、その場でくじ引きによって選ばれた、私たちの中の誰か。みんなを笑わせるもよし、唸らせるもよし、泣かせる、感動させる、なんでもあり。
普段はなかなか話せないような内容でも、この場でなら発信できるチャンス(?)みたいなコーナーです。5分間の時間をもらって、演説のように、なのはなのみんなへ向けて話ができます。

でも条件があります。お父さんお母さんのジャッジによって、「これはつまらない!」と判断されてしまうと、5分に満たない場合でも、話が打ち切られてしまいます。しかも「チーン」という悲しげなベルの音とともに……。でも見事、「5分間、聞くに値する面白みのある話」ということで、5分間もたせることができれば、祝福の鉄琴が鳴り響きます! さらに、お父さんお母さんの歌のプレゼント。まさに天国か地獄か。
このコーナーは1時間限定です。よって、大体10人当たるかどうかという感じ。帰ってきてくれている卒業生なども含めると、この日は70人近くいたので、まあ確率は低いはず。キャンプ前に、ももかちゃんやゆうなちゃんと話していたとき、「内容どうしよう、すごく不安だ……」と話していたのですが、内心「きっと当たらないだろう」という変な自信があって、気持ちに余裕がありました笑。

トップバッターのつきちゃんは、お仕事の話をしてくれました。日頃から、利他心を軸に仕事をしていて、仕事への情熱を人生の大部分としている話を聞いて、かっこいいと思いました。トリマーという仕事においても、「物事を俯瞰的に見つめる」という発想が大事で、そうすることで動物の毛並みがそろうというのが面白かったです。

続いて、まことちゃん。代々受け継がれてきた台所のやり方を、大事にしていることが伝わりました。自分の現段階での課題にも目を逸らさないで、「ここをこうしていきたい」ということも話してくれました。まことちゃんが、どんなときもフットワーク軽く台所で作業をしてくれている、その強さは、今回聞いた話のようなことを念頭に生きているからだと分かり、これも生き方がとてもかっこいいなと思いました。

お次は、うたなちゃん。……え!? こんなに確率が低いはずなのに、まさかの当たりを引かれてしまいました笑。でも、こんな機会はなかなかありません。高をくくっていた、余裕をこいていたとは言うものの、しっかり準備してシミュレーションまでしてきた内容をみんなへ向けて話しました!
私は、高校3年間やってきた槍投げについて語りました。やっぱりメジャーな競技ではないので、詳しく知らない人が多かったようです。槍の長さや重さ、投げられるようになるまでの話をすると、へ〜! とか、知らなかった! とか、みんなが興味深そうに聞いてくれるのが分かりました。槍投げについて、誰かにちゃんと話したことはなかったので、話せてよかったです。

すごく緊張して、どういう反応になるか怖さもありました。でも、やはりなのはなファミリーはやさしくて、受け入れてくれる、理解してくれることがこんなにもあたたかいことなのだと知りました。愛について「理解し理解される関係」とお父さんから教えてもらうけれど、まさにそういうこと。自分の発信したものが、笑いになって、笑顔をつくって、うなずいて、共感してもらえていることって、幸せなことだとわかりました。

これもお父さんがよく言ってくれることですが、聞き上手になることが、会話をうまく成立させ、コミュニケーションを円滑にする味噌だ、ということ。私も今回、聞いてもらえてうれしかったので、誰かの話をしっかりと聞ける人になっていこうと思いました。
そうこうしているうちに、なんと鉄琴の音色が!! やったー、5分間話し切ることができました! 嫌な汗がだらだら出てきたけど、なかなかできない経験で、当たってよかったなと思います。
その日の夜、のんちゃんが、
「槍投げのこと、全然知らなかったから聞けてうれしかった!」
と言ってくれたり、陸上競技をされていたりゅうさんが、「一緒に動画見ませんか!」と槍投げや棒高跳びの世界大会の動画を見せてくれたり。話題の輪がみんなに広がった感じがして、とてもいい思い出になりました。

お父さんお母さんからの歌のプレゼントも、とてもうれしかったです。私の大好きな『少年時代』、最高でした。
そのあとも、いろんな人の話が聞けました。なんと話した人全員、5分間話し切ることができてしまいました。お父さんが「せっかくベルを鳴らす練習をしてきたのに」と悔しそうに? 笑っていたのが面白かったです。
第2部はお母さんによる誕生日占いでした。ここで、環境整備係のりなちゃんが声をかけてくれたので、せっかくなのでサウナに入らせてもらいました。

なのはな手製の、移動式サウナ。せっかくのチャンスなので、迷った末、入ることにしました。スピーカーズコーナーとは違って、気持ちが良い汗が、じんわりときました。
サウナに入ったほかの子たちは、結構すぐ、「暑い! もう出たい笑!」と言っていたけど、私は意外と、「あと20〜30分くらいいける気がする」と思いました。須原さんが、定期的に薪をくべてくださって、いい温度で入ることができました。あとで聞いたら、須原さんは、「地獄の熱湯を炊く鬼になった気分」と、うれしそうにしていました。

須原さんのおかげで、心も身体もすっきりした時間を過ごせました。ライブの様子も見えたし音も結構聞こえたので、サウナの中のライブ、すごく新鮮でぜいたくなひと時でした。
りなちゃん、あやちゃん、ゆうなちゃん、ももかちゃんと一緒に入りました。少し狭めのサウナにギューギューで誰かと入るのは、心身ともに温まります。老廃物が出ていった気がしました。こんなに素晴らしい快適なサウナを一からつくってくださった、須原さんに感謝だなあと思います。

第3部、キャンプ版「お父さんに聞いてみよう」がありました。いつものミーティングと、そんなに変わらないはず。でも、夜の山の中、真っ暗闇に、赤く光る焚火がパチパチと静かに燃えている。そんな中での、お父さんお母さんの話。家族がたくさん周りにいて、同じような悩みを抱えて、お父さんの話によって同じように共感し、癒されていく。なのはなにしかない、大切な時間です。
普段はあまり聞けない、踏み込んだ質問もいくつかあって、「この質問にお父さんはどう答えるのだろう?」というものもありました。どんな内容にも、真剣に向き合って答えてくれることが、本当にうれしいことだと思いました。
私自身が出した質問も読んでもらえました。お父さんが、かつては私の質問したような悩みを抱えていたけど、それに負けずに強い気持ちで生きてきたことを知りました。お父さんみたいに、お父さんを真似て一生懸命に生きたいと思いました。

キャンプの締めくくりにふさわしい、最高な夜。気持ちが落ち着いて、あたたまりました。まだ終わってほしくない時間。あっという間に過ぎてしまった3時間。一生の宝物になりました。
(うたな)
