4月3日(木)「花咲く古吉野、鮮やかな景色の中で」

4月3日のなのはな

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 ランニングのスタート地点となる、校舎の玄関下では、古畑の花桃やなのはな、枝垂桜が満開。
 
 さぁ、春真っただ中の今日は、カメラマンのまえちゃんとかのんちゃんと一緒に、お花見ランニング、なのはなコースへレッツゴー!!

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 早速、玄関下を出発すると、曲がり角の手前の桜も、レンギョウも、雪柳も、全てが花盛りで、「綺麗だねー!」と、花を見上げながら、桜の下を駆けていきました。

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 坂を下りながら振り返ると、お仕事組さんの坂の桜並木が、春満開で、現在古吉野は、桃源郷さながら。
 大好きな家族と、お花を見ながら走れる今の季節が、一番好きかも知れないと思いました。

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 走りながら、まえちゃんが「ムスカリロード」と呼んでいる、お気に入りの道を教えてくれて、そこで写真を撮ってくれました。
 ムスカリロードは、その名の通り、道路と畑の間の幅10センチ、長さ5メートルくらいの距離に、ギュっと密集して、紫色のムスカリが群生しているところで、綺麗に一列に並んでいるムスカリたちがとても可愛らしい道です。

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 そこからほんの少し走ると、白いタンポポがあるのですが、かのんちゃんが、
「見て、この白いタンポポ! お母さんの好きな矢車草に似てる!」
 と話してくれて、本当に、その通り、よく見ると、中心部分の黄色が、他の白いタンポポと比べて神々しくて、花弁がやや開きがちで、細く長いこともあり、確かに矢車草に似ているなあと思いました。

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 まえちゃんとかのんちゃんと見た、白い一輪のタンポポが特別好きになりました。
 思えば、わたしは個人走になってから、鍛えることが一番になっていて、あまり景色に目を向けてなかった、見るとしても、桜や三つ葉ツツジが咲いたかなぁと思うくらい。
 野花をこうやって、じっくり見ながら走ることは無かったので、綺麗な花は、実は身近にいっぱいあるんだなと思いました。

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 そして、今日のハイライト!
 なのはなコース一つ目の坂を終わろうとするとき「あ! 菜の花畑がある!」と、先頭を走るまえちゃんが教えてくれて、「え!?」と、思わず引き返して、遠くにある菜の花畑をわたしも見ることが出来ました。
 (行きたいな〜)と思っていると、まえちゃんが「行ってみよう!」と言ってくれて、3人で走って、いつもは行かない道を走って行きました。

 曲がり角を曲がって右手側、200メートルほど先に菜の花畑が見えていたのですが、小道を走って近づくと、実は、道の両側が、菜の花畑になっていました。
 わたしたちは、なんと、菜の花畑に囲まれる、なのはなの子ならなおさら気持ちの上がる、秘密の菜の花畑への道を開拓したのです!

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 嬉しくて、嬉しくて、「みんなにも伝えて、明日はみんなにも見てもらおう!」と話して、来た道を帰ると、丁度いいところに、すにちゃんが!
「すにちゃん! こっちに! 来て! 菜の花畑があるんだよ!」
 いつもは走らない曲がり角から出てきた、興奮しているわたしたちの様子に、目を点にしながら、すにちゃんがついてきてくれたのですが、菜の花畑が見えると「うわぁ〜〜〜!」と言って、喜んでくれて、すにちゃんも一緒に見られたことが嬉しかったです。

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 菜の花畑で脚力と気力を回復し、なのはなのコースのお題回しの坂を上ると、このコースの中で一番好きで、今日、一番楽しみにしていた場所に辿り着きます。
 それは、ほんっとうに大きな桜の木で、わたしは、この桜の、桜吹雪の中を走って行くみんなの背中を見るのが好きなんです。
 いつもは綺麗だなと思って走りすぎて行ってしまうのですが、今日はお花見ランニングということで、少し立ち止まって、3人でお花見。幸せな時間です。青空が綺麗でした。

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 お花見小休憩後、そのまま古吉野まで、アヒルちゃんを見たりしながら帰って、古吉野の枝垂れ桜の花吹雪の中でゴール!!

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 今まで知らない景色を見たり、三人で、春満開の景色に感動したり共感しながら走っていると、寄り道していつもより長いランニングだったはずが、あっという間に感じて、とてもとても楽しい、春のお花見ランニングタイムでした。

 明日は、みんなと秘密の菜の花畑を見に、走るのが楽しみです!!

(なつみ)

 

***

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 今限定の、色あざやかな景色が楽しめる、贅沢な桃作業。
 今日は桃の人工授粉をしました。
 あたたかくなり、桃の花が開き始めているのを感じていたのですが、久々に桃畑に行ってみてびっくり。
 枝と地面で茶色かった畑が、一面ピンクで彩られていました。
 ここ数日で一気に開花が進んでいて、春を感じます。
 桃にとっては、花盛りの今が大切な時。
 ここできちんと受粉をすることができるかどうかで、変形果の確率や桃の出来が変わってきます。
 なのはなで育てている桃の中で、他家授粉する、人工授粉が必須の品種は、「浅間白桃」と「おかやま夢白桃」と「川中島白桃」の三品種。
 ですが、なのはなでは、すべての桃の木に私たちの手で、一本一本人工授粉をしています。
 受粉を助けてくれるミツバチが減ってしまっている中で、確実に良い桃づくりができるようにと工夫を凝らしています。

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 心地良い天気と綺麗な景色の中、まずは開墾26a畑から作業スタート。
 最初にりなちゃんが、「今日で全部の畑を回りたい」と目標を教えてくれました。
 メンバーは、りなちゃんとふみちゃんとかのんちゃんと私です。
 去年は、20人くらいで1日あっても回り切れなかったと聞きました。
 それなのに今日は4人で全部の木を回る目標。さすがに無謀すぎる!
 そう思ってしまいそうなところですが、今年は秘策があるのです。
 去年は、人工授粉を、小さな梵天を使って、脚立を上り下りしながら、ひとつひとつの花に触れて人工授粉していました。
 それだとあまりにも手間がかかりすぎてしまう。
 そこでお父さんが新アイテムを用意してくださいました。

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 その新アイテムは……、ダチョウの毛ばたき!
 梵天との大きさの差は一目瞭然です。
 そして、さらにもう一工夫。
 ふわふわとしたダチョウの毛がついたはたきを竹に括り付けて、ロングな人工授粉専用の道具が出来上がり。
 これなら一度にたくさんの花の受粉をすることができるし、地面にいても一番高い枝まで届くので脚立は必要ありません。
 これは効率アップ間違いなし。
 新アイテムの効果を確かめるべく、いざ実践。

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 ふわふわふわ。さっとダチョウの羽を撫でて回ると、あっという間に一本の木を回ることができました。
 ダチョウの羽はすごく柔らかくて、花を落としてしまうような心配もなく、かなりの高スピードで進めることができます。
 新アイテムが本当に画期的であることが分かりました。
 以前までは大変だった作業も、アイディアひとつでやりやすく効率よく出来るように考えていく、なのはなファミリーのノウハウがすごいなと改めて実感しました。

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 作業の初めには、お父さんも来てくださって、ダチョウの羽を回しながら花を撫でるとより効果的だということを教えてくださいました。
 また、自家受粉をする木の花と他家受粉する木の違いも教えてくださいました。
 自家受粉の木の花は、めしべがおしべよりも短いため、同じ花の中にあるおしべの花粉が付きやすくなっています。
 ですが、他家受粉が必要な木の花は、めしべがおしべよりも5ミリほど飛び出ています。
 そのため、花粉が付きづらくなってしまっていて、人の手で受粉を助ける必要があるそうです。
 それでも昔は、ミツバチが受粉を助けてくれるおかげで、必須というわけではなかったけれど、今は桜が咲いていてそちらに行ってしまっているのと、そもそものミツバチの量が減ってしまっているので、人工授粉は欠かせないのだと教えていただきました。

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 お父さんに教えていただいてじっくり花を観察してみると、おしべとめしべの付き方の違いが目でもはっきりと認識することができて面白かったです。
 こうして知識を教えていただきながら作業をしていると、より作業に対しての関心が増して楽しくなるなと感じました。
 自家受粉の木はその木のなかで完結し、他家受粉の木は隣に立っている別品種の木の枝の花を一枝撫でて花粉をもらってから目的の木の主枝を一枝やるというように、交互に行き来しながら進めていきました。

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 開墾26a畑の白皇は、もう満開と言っても良いほど可愛い花が咲き乱れています。
 葉芽も出ていて、ピンクと緑の色合いがすごく綺麗。
 そしてほんの少し、緑色の枝が伸びているところがありました。
 今年伸びた、新しい枝らしきものです。
 桃の木が、新たに活動を始めている様子が感じられて、その生命力に力をもらいました。
 午前中は26aだけ、1枚の畑でタイムアップ。
 ですが、これでも去年と比べ物にならないほどのスピードで進んでいます。
 古吉野なのはなに帰る時間も惜しく、綺麗な桃畑の景色もあいまって、「お弁当をもって作業したいね」という会話が。
 作業でなくても、また花が散らないうちにみんなでお弁当をもって桃畑に行ってお花見ができたらすごく楽しいだろうなと想像がふくらみわくわくした気持ちになりました。

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 午後からはみつきちゃんも加わってくれて、5人で再スタートです。
 残りの畑は8枚。
 今日中に終わらせるという目標を達成するために、一度みんなでスピード感の確認をしました。
 ふみちゃんがやって見せてくれた手つきがすごく速くて、格好良かったです。
「人工授粉では、質も大事にしたいけれど、最も重要になってくるのはスピード感。
 今咲いているいる花は、明日にはもう散り始めてしまうかもしれない。今咲いている花の人工授粉のチャンスは今しかない。今の時期を逃さないことが大切」
 そう、りなちゃんが教えてくれました。
 作業によって重要視するポイントがある。当たり前のことだけれど、それをしっかりと理解するのとしないのとでは、作業の進め方や心持が変わってくるなと感じて、教えてもらえて嬉しかったです。
 ひとつひとつ、作業の意味や外せないポイントを理解したうえで作業に臨むようにしたいなと思いました。

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 私はまだまだ駆け出しの、未熟な桃農家ですが、りなちゃんが、「ベテランの桃農家になったつもりで。」と言ってくれて、ふみちゃんのお手本をイメージしながら素早くダチョウの羽を動かしていきます。
 17aは、成木は7分、幼木は5分と、一本にかける時間の目標を決めてくれて、それを達成できるよう意識して進めていきました。
 一人ひとりが具体的なスピードのイメージをもって、目標をもって作業すると、全体の進みも驚くほど変わりました。
 ヘルプもしあって、28分で1枚の畑を完了。
 みんなで志高く協力し合って、さらにスピードを上げて作業を進めていけることがすごく気持ちよくて楽しかったです。

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 次は山の桃畑に移動。
 山の桃畑は、おかやま夢白桃の成木が6~7分咲きほどでよく咲いていました。
 けれど同じおかやま夢白桃でも幼木はほぼ咲いていなくて、同じ品種でも木によって違いが見られて面白かったです。
 また、勘助白桃も他の木に比べると、開いている花は少なく感じたし、なつごころに至ってはほとんど咲いていませんでした。
 14品種も育てているなのはなだからこそ、品種の違いも楽しめます。
 そして、今年植えたばかりの幼木の蕾も開いていました。
 まだまだ頼りない細い枝に、1輪の花をつけている様子がとても可愛らしかったし、新たな土地で力強く生きているのを感じられて嬉しかったです。
 けれど、その花とまだ開いていない蕾も落としてしまいました。
 すこし心苦しい気もするのですが、これも植えたばかりの幼木にとっては大切なこと。
 今はまだ、花を咲かせたり実をつけたりするのにエネルギーを使うのを避けて、大きく成長していくことに専念できるように手助けしているのです。

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 山の桃畑もあっという間に終わり、次は新桃畑へ。
 ここでは、「なつおとめ」が比較的よく咲いていました。
 新桃畑は本当に素早く終わらすことができました。きちんと時間を見れらていなかったのですが、体感滞在時間は10分ほどでした。
 畑を移動するごとにみんなのスピードが上がっているのを感じて、気合が高まります。

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 次は池上畑。
 移動中には、デュランティ畑やぶどう棚など、いろいろなところで作業をしているみんなを見ることができて、それぞれが自分の作業に力を尽くしているのが感じられて、私も頑張ろうという気持ちが倍増します。
 池上畑も、おかやま夢白桃となつおとめが6~7分咲きほどでよく咲いていました。
 隣には満開のすもも畑もあり、桃畑の満開も間近なことにわくわくしながら作業を進めました。
 そして今度は奥桃畑。
 奥桃畑にはユスラウメもあります。
 遠くから見ると、ユスラウメの白と淡いピンク、そして桃のピンク色の三色が重なり、この畑ならではの彩が楽しめます。
 15分目標で、幼木も多いのでテンポよく進んでいきました。
 この時点で時刻は午後4時を少し過ぎたころ。
 2時間で五枚の畑が終わるという驚くスピードに、目標達成の兆しも見えてさらに気持ちがはかどります。

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 次は夕の子畑に移動。
 夕の子畑は、斜面を下るので、上から畑一面を見下ろすことができます。
 夕の子畑はまだあまり咲いていない木も多かったのですが、それでも他の畑とはまた違った桃の花の景色が綺麗で癒されました。

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 夕の子畑には、ネクタリンもあります。
 私は秘かにネクタリンにかなりひかれてしまって、水やりを気にかけたり経過を見守ったりして、昨年収穫までたどり着いたときはすごく嬉しかったです。
 桃のおまけのような小さな木ですが、今年も手入れをしていけたらいいなと思っています。
 そんなネクタリンの花が咲き始めていると、以前さくらちゃんが教えてくれていて、今朝丁度「ネクタリンの花を見てみたい」という会話をしていました。
 そしたら今日夕の子畑に行く作業が入ってびっくり。
 話したそばから願いが叶ってしまいました。
 ささやかな小さな願いですが、「願えば叶う」と教えてくださるお母さんの言葉が浮かび、胸があたたかくなりました。
 小さな願いが叶う、小さな喜び。その小さな喜びが幸せだなと感じます。
 ネクタリンの花は桃より少し濃くて大きかったです。
 可愛らしくて少しの間見とれてしまいました。
 ですがいつまでもネクタリンばかりに気を取られているわけにはいきません。

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 今日の本題は桃の人工授粉です。
 今しかないタイミングを逃さぬよう、スピード感をもって作業にかかります。
 夕の子畑では、さくらピーチと白麗がよく花を咲かせていました。
 手分けして、ヘルプをしあって、この畑も15分ほどで終わらせることができました。
 あともう少し、今度は古畑に行き、ラストスパートです。

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 古畑は二本だけですが、なのはなの中でも大きな木が育っています。
 五人で二手に分かれて同時に取り付いていきました。
 古畑の隣には花桃の木があり、手前にはずらりとなのはなが並んでいます。
 なのはなの黄色、花桃の濃いピンクと桃の柔らかいピンク色。そして空に広がる澄み渡った青色。
 春真っ盛りの、色鮮やかな景色が広がります。
 通りかかったあゆちゃんが「夢の世界にいるみたい」と言ってくれて、本当にこんなに春が詰め込まれた幸せな場所って中々ないなと思い、その中での作業が嬉しかったです。
 木が大きくてもみんなでやればあっという間。
 作業時間を30分弱残して終えることができました。
 残りは石生の桃畑。ですがそこは今年ほとんどの木を更新していて、人工授粉するのはなつごころ一本しかないので、最後にりなちゃんが行ってくれました。
 帰ってくると、笑顔で終わったことを教えてくれてすごく嬉しかったです。

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 本当に今日一日で、すべての畑を回り、すべての桃の木の人工授粉を回ることができました。
 新しいアイテムと、みんなで志高く作業に取り組んだおかげだなと思います。
 どうすればもっと効果的に時間と手間の見合った作業をすることができるか。
 それを考え、常に進化し続けるなのはなファミリーでの毎日がとても面白くて楽しくて、学びがいっぱいだなと感じました。
 いろんな桃畑に行って、一本一本桃の木の様子を観察できて、本当に楽しかったです。
 桃の花は、一番よく開花していると感じたのは白皇。次いでおかやま夢白桃、白麗、さくらピーチです。いずれも晩成の品種でした。
 私はこれまで勝手に、桃の花は早生から開いていくのかなと思っていたので、その事実に驚いたのですが、「じっくり時間をかけて成熟していく」とさくらちゃんが教えてくれて納得しました。
 早くに準備を始めて、遅くまでじっくりと成熟していく。
 だから糖度が高く味わいの深い桃になるのだなという新たな発見をすることができて嬉しかったです。
 ちゃんと美味しい桃になるよう、しっかり受粉できていたらいいなと思います。

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 花粉はすごく細かいので、結果を目で確かめることができません。
 ふわふわとしたダチョウの羽でさっとひと撫で。それでちゃんと受粉できているのかと少しドキドキする気持ちもあります。 
 いっそ受粉した華は色が変わってくれたらいいのにと非現実的な願いを持ってしまったりしました。
 ですが、先駆けてダチョウの羽を使ってみた今年の梅の木は、実の付きが例年よりいいように思えるというお話も聞かせてもらいました。
 確かに、人工授粉の効果があるのだと感じられて安心した気持ちになります。
 そんな祈る気持ちを込めて、これからの桃の様子を見守っていきたいです。
 今の季節にしか見られない、色とりどりの風景が広がる桃畑をめぐって、新しいアイテムで効率的に作業出来た時間がすごく楽しくて、贅沢な作業でした。
 眼には見えなくても、私たちの努力と気持ちが桃の木に届いて、無事に受粉が成功し、美味しい桃が育ちますように。
 そんな祈る気持ちを込めて、これからの桃の様子を見守っていきたいです。

(ゆうは)

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 3時間越え? それでも楽しい竹取物語
 始まりました、竹取物語。雨により作業時間残り1時間というところで撤退した竹取チーム、今日も出勤しました。
 竹取は去年の6月頃に初めて行った程度で、経験は浅く、初めは結構緊張、、というか自分で大丈夫だろうか、力足らずではないか……という気持ちを胸に竹林へ向かいました。
 がこの緊張や不安感…もったのは初めほんの10分。ちょっまてよ……楽しすぎるだろこれ!!!雨に打たれている事にももはや気づかないレベルで無我夢中になって作業に入っていました。
 竹林に着くなり、「枝打ちめっちゃ速いよ、っていう人。それか枝打ちが得意な人はいますか?」とさくらちゃんが聞いてくれましたが、思わず苦い顔。
 その表情に何かを読み取ってくれたようで、くすっとその表情に笑ってくれましたが、心の中では本当に申し訳ない……という気持ちでいっぱい。
 だけどどうしても苦い顔になってしまう、、なぜなら竹取作業、枝打ち……上手くいった例はない。そんな覚えがない。

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 初めての竹取りはあけみちゃんとの作業でした。さくさくと枝打ちをする手本を見せてくれるけど、真似ようとしても上手くいかない。
 だけどあけみちゃんの作業の進行の仕方。カットした笹を山にして集めて、整然とした空間で作業スペースを上手く作りながら、進めていく姿に美意識を感じて、仕事でも、そういう意識、心がけが本当に大事なものなのだと思えました。そしてその時の事を思い出しながら、あけみちゃんを真似て作業をしました。

 最初の役割は頭打ちでした。倒れてきた竹の頭を、10円玉サイズの辺りで、電動剪定で切っていきます。

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 チェーンソーを片手に次から次へと竹を切り倒す永禮さん、速すぎ…。10秒おきぐらいにさくらちゃんの「倒れます」コールがかかります。竹が切り倒され、竹の山が出来ていきます。
 頭打ちは2人いて、手が余ってきて枝打ちに入りました。
 よし、久しぶりの枝打ち……。これが上手くいくか、いかないかで、作業の達成感、やりがい、楽しさ、そして作業の効率性、質は、変わるぞ…。私は、さくらちゃんが言っていた”枝打ちのめっちゃ速い人”になりたい。枝打ちマスターになってみせる。そう心の中で決めました。
 その熱意を背中で感じてくださったのか、後ろから永禮さんが「スパッと一発でいけたら気持ちええな」とぽろり。いや……ですよね!

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 よっしゃここは、チャンス……コツを聞くぞ! ここぞとばかりに、永禮さんにすりより「鉄筋は、やっぱりここら辺で持つのが一番切れるんですかね??」と謎の質問。
 どれどれ……と永禮さんが手本を見せてくれました。いや、速い。速すぎ、なにより切れ味良すぎ、同じ鉄筋じゃない。刀か何かですか?
 だけど、なんかコツがつかめた気がする。枝を引っ張り出して、良いポジションに竹を置いて、まずは左側から。
 鉄筋の3分の1ぐらいのところをしっかりホールド、狙いを定めて、振り下ろす。それでも切れない時、切りたい枝はむやみに引っ張りすぎず、切れない時は軽く抑える。打てる……これは打てるぞ!!!

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 枝を打てたら、またこれ本当に楽しいんです。打てなかったら、そりゃもうフラストレーションが溜まって思わずうなりそうになるけど。コツを掴めば後はひたすら打つだけ。
 無我夢中で雨に打たれながら枝を打ち続けました。ですが途中撤退する事になり、結果は270本ほど。そしてその続きが今日でした。残すところ90本。
 あっという間にすぐに湧くティファールの速さで、予備かおまけかの10本を加えた100本の竹を永禮さんはいとも簡単に切ってしまいました。

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 枝打ち隊は、ひたすら枝を打ちます。一発で必ず切り落とすぞ…という熱意と共に枝打ちをしました。そして竹、笹を運びます。落ち葉集めならぬ、笹集めです。永禮さんに”笹束”を頂きました。

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 永禮さんのダンプに乗せていただき、笹を運びました。道中で、ぶどう棚づくりのよしみちゃんとここのちゃん、デュランティで溝切りをしてくれていた皆、いろんな場所で皆と出会いました。
 どこに行っても、誰にあっても、皆はとびきりの笑顔です。今日の夕食のコメントを聞いていてももちろん皆の作業の達成感もあって、充実感もあってのことだとは思うけど、ああ永禮さんの事を皆大好きなんだなあ、って改めて強く思える瞬間でした。どんな作業でも率先して来てくださる永禮さん。優しさに溢れていていつも素敵で、大好きです。

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 梅の花、雪柳、桜、菜の花、どこを見ても綺麗なお花が咲きほこっていて、ああこんなにも素敵な時期があるのか、、なのはなに来るまでは自然の美しさに気付く余裕もなかったです。
 今の季節の自然の美しさを感じるたびに、心が洗われます。道端に咲いている花を見ると、ああ地道に、コツコツ、小さく生み出しながらでも、頑張って生きていきたいと思えます。
 しなこちゃんとの約束。必ず叶えましょう! 今日も楽しいひと時を、ありがとうございました。本当に素敵な竹取物語でした。

(そな)