1月16日のなのはな



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桃の剪定を、多人数で進めました。今日は、開墾26a畑の桃畑を進めました。数日前に、永禮さんがチェーンソーで大枝を切ってくださって、今日は、のこぎりや剪定ばさみで細かい枝を剪定しました。
高くそびえ立つように伸びていた大枝が切られたことで、どの樹も随分とすっきりしていました。これまで、12段の脚立でしか届かない枝がたくさんあり、手入れや収穫がしづらかったけれど、剪定して少し高さが縮まったことで、これから始まる摘蕾なども、とてもやりやすくなるだろうなあと思いました。
一巡目の剪定は、徒長枝や内向枝を切っていきました。徒長枝というのは、大枝の背中側から出ている、ビュンと真上に真っ直ぐ伸びる枝です。一年生枝で、色は先端が赤っぽく、すぐに見分けがつきます。徒長枝は、その枝自体の勢いが強く、養分を吸収する力も強いです。そのため、切らずにそのままにしたらどんどん強くなって、大枝になってしまいます。
徒長枝は、大抵真上に伸びているか、内側に向かって伸びるので、日当たりを大きく遮断します。邪魔なことが多いです。徒長枝は骨格を作っていくためには樹にとって必要な枝だけれど、実を付けることはなく、実を成らせるよりも枝を充実させるほうに養分が取られてしまうので、冬剪定で切ります。

桃の剪定は秋と冬の2回あって、冬がメインの剪定になります。秋に切ると、まだ葉がある状態で、それぞれの枝葉が光合成して養分を作っているので、切った分だけ弱ります。でも、冬に切る分には、もう冬眠状態で養分を貯蔵しているので、枝を切っても弱ることがありません。冬は桃に限らず、落葉樹を剪定する絶好のチャンスです。
今日は春が来たのかと思うぐらい暖かく、ポカポカした良い天気の中、剪定を進めることができました。お父さんが、剪定を多人数でできるよう、新しい剪定ばさみをたくさん購入してくださっていて、一人一本、剪定ばさみとのこぎりを持って作業を進めることができました。みんなが切った切り口にトップジン(保護剤)を塗る担当の人もいたので、道具を持ち替えずに剪定に専念することができました。

新しい剪定ばさみは、元から使っていたものとメーカーは違っても、見た目はそっくりでした。使ってみると、新品の刃ということもあるけれど、本当に切れ味が良くて、太さが親指ぐらいある枝も片手で軽々と切ることができました。スパスパ切れる良い道具があると、本当に楽しいなあと思いました。
桃の樹一本一本、形は様々だけれど、「徒長枝と内向枝だけを切る」と決まっていれば、パターンがあって迷わずにどんどん切り進めることができ、とても楽しかったです。大きな徒長枝がなくなるだけで、それまでごちゃごちゃしていた樹がすっきりして、気持ちが良かったです。


開墾26aは、大きな樹が多いのですが、さすが多人数の力です。今日の午後だけで、26アールの1枚、剪定一巡目を終えることができました。まだまだ始まったばかりですが、これからもみんなと頑張って進めていきます!
(りな)
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みんなで美味しいなのはな産のブロッコリーを育てたい!
今日は午後からブロッコリーの手入れをしました。先日の雪や強風で傾いてしまっているブロッコリーが多くあり、畑の前を通るたびに胸が痛むと、担当のりなちゃんたちが話してくれていました。そんな中で、今日は念願の手入れです。

みんなでやりたい作業は「土寄せ」です。午前中にゆきなちゃんが管理機をかけてくれて、ふかふかになった土をブロッコリーの株元にかけていきます。かけられる土を全てかけきるくらいしっかりと土を盛ったら、最後に手で、傾いてしまっているブロッコリーをまっすぐに直しながら、安定するように寄せていきました。
「土をかければかけるだけ、ブロッコリーが安定して大きく育ってくれると思います!」
そう、さくらちゃんが話してくれて、私たちの作業の先に、大きく育ったブロッコリーの姿が目に浮かびました。立派なブロッコリーを想像しながらの作業は、やる気が一層高まります。

鍬を持って作業する時、さくらちゃんがどちらの方向に土をかけるように持つかを教えてくれました。道具の使い方一つひとつに正解がある。鍬の扱い方の正解を教えてもらい、ただがむしゃらに働くのではなく、理にかなった正しい動きで作業を進めることが大切なのだと再確認することができました。
みんなで土寄せを進める中、同時並行で別の作業をしてくれている人もいました。その作業は、茎ブロッコリーの花蕾の収穫です!
この前までネットの中にいて小さかったブロッコリーが、いつの間にか可愛い花蕾(からい)と大きな葉をつけて、収穫できるまでに成長していました。

なのはなで種から育てたブロッコリー。以前も少し、一足先に大きくなった茎ブロッコリーを収穫したお話を聞かせてもらってはいたのですが、今日、目の前で収穫してくれている姿を見ると、ブロッコリーの成長をより実感することができました。みんなの努力と愛が詰まったブロッコリーが、収穫できるまでになって、みんなの想いに応えてくれているようで嬉しかったです。
そして、今日収穫したブロッコリーは週末のとあるメニューに使われると教えてもらいました。どんな料理になるのかわくわくします。なのはな産のブロッコリーを使った、台所さんが作ってくださる料理は絶対においしいだろうという確信があって、みんなでいただけることが待ちきれないくらい楽しみです。

野菜や果樹を自分たちの手で一から育て、成長を見守っていく中で、失敗と成功を重ね、自分自身も成長していけること。みんなの愛情をたくさん感じられるおいしい食事をいただけること。本当に恵まれていて有難いことだなと感じています。感謝を忘れず、毎日真摯に、誠実に作業をしようと改めて心に決めることができました。
今日のブロッコリーの作業は、みんなで協力して効率よく進めることができました。作業時間は1時間もないくらい。リーダーのさくらちゃんが、道具の正しい使い方や、みんなの士気を上げる声掛けをしてくれて、みんなで力を合わせ楽しみながら作業をしていると、あっという間に終わっていました。
気温も暖かく動きやすい中、みんなで温かい雰囲気を作りながら作業できて嬉しかったです。これからも、立派に美味しくブロッコリーが成長してくれますように。
(ゆうは)
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体育館横でずっと待ってくれていた白大豆たちが、今日殻をやぶりました。
コンサート前に刈り取った白大豆の株は、コンサート後のイベントや作業、天候の都合で、脱粒作業がおくれていました。ですが、もうすぐ味噌づくりということもあり、急ぎで残りの白大豆を脱粒しました。
今日は、いつも脱粒の作業を一緒にしてくださっている永禮さんがいらっしゃらなかったので、とても緊張していたのですが、永禮さんや、いつも脱粒の作業に入っているよしみちゃんとの作業を一つひとつ思い出し、確認しながら作業を進めていきました。

今日一緒に脱粒をしてくれたメンバーは、慣れているというわけではなかったのですが、同じ緊張感で進めてくれていることを感じました。肥料倉庫から重い脱粒機を3人で協力して引っ張りだし、設置します。そして、エンジンをかけてみます。何度かスターターロープを引き、赤い三菱のエンジンが音を立てて震えました。そこから、エンジン横のクラッチを引っ張ります。「ぐおーー」すこしエンジンの音が低く変わるような気がしました。クラッチを入れると、中の脱粒ドラムが動き始めたり、中の仕組みが動き始めます。脱粒機の仕組みは、シンプルな部分もありますが、その一つひとつの仕組みが噛み合って脱粒し、豆も排出できるような工夫がされているのを見ているのも面白かったです。
機械が一通り無事に動いたのを確認して、少し脱粒を始めると、音が大きくて、周りの皆とも会話が出来ないぐらいですが、一緒にやっている皆が気持ちを向けてくれているのがわかりました。脱粒の作業自体は、準備も含め約1時間30分ほどで終了しました。次回からは、黒大豆の脱粒に切り替わるので、脱粒機の中も綺麗に掃除を行いました。一粒ひとつぶの、白くて丸い小さな大豆がとても大切で愛おしかったです。
手が届かない部分は、エアーコンプレッサーを使用して、強風を当てながら隅々まで、片づけていきました。片づけまでしっかりとでき、とても心地よかったです。
今日、脱粒した白大豆を選別して、また美味しい味噌づくりにもつながってくれたらいいなと思います。
(あけみ)
