12月10日のなのはな

これは、グラウンドに設置しているミツバチの巣箱から取り出した巣脾(そうひ)です。オオスズメバチやキイロスズメバチが頻繁にくるため、計画的逃居をしてしまった後の巣から取り出したものです。現在はその巣箱にいたミツバチたちは、梅林の巣箱に入居してくれています。
働き蜂たちが蜜蝋で地道に作った巣脾は、作品のようで、こんな建造物が作れるミツバチが本当にすごいなと思います。

早朝、ミツバチの巣箱に給餌に行き、給餌口を開けます。
朝の巣箱は、シンと静かで、ミツバチが寒さでいなくなってしまったのではないか、そう思ってカメラを差し入れ写真を撮ると、みんなでぎゅっと集まって寒さをしのぐ真剣なミツバチたちの姿が映ります。
ミツバチたちは、冬になり寒さが厳しくなると、羽ばたきで熱を生み出し、巣内の温度を30度前後に保つようにするそうです。身を寄せ合って、おしくらまんじゅうのようにしていて、でもそれだと一番外側のミツバチたちは寒いので、内と外を交代しながら、どのミツバチも暖かくなれるようにしているそうです。それを、私たちのギターや版画の先生でもある藤井先生が教えてくださったとき、とても感動しました。
私もミツバチたちのようにまっすぐな気持ちで精一杯生きたい、と思いました。

給餌口を開けて、写真を撮ったり給餌をしていると、「寒いよ!」と巣箱内の上からミツバチが1匹降りてきて、ブンブン飛び回ります。ごめんなさい、早く閉めます。感動して時間をかけてしまいました。隙間からの冷気がせっかくのおしくらまんじゅうの熱を下げてしまいました。その後はさっと給餌をして、給餌口を閉め、断熱材を付けました。
これからが冬本番です。ミツバチたちにとって厳しい寒さだと思います。無事に冬が越せますように。
(さくら)
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白大豆の脱粒2日目! 今日も、永禮さんが来てくださって白大豆の脱粒を進めてくださいました。今日は午前中が作業の時間だったのですが、永禮さんが朝早くから来てくださって、とてもありがたかったです。
交番先畑と河原小畑の2枚の畑から刈り取った白大豆の脱粒は、昨日の時点で全体の8割ほど終わっていて、あと残すところは2割。順調に進めば1時間もかからずに脱粒が終えられる予定でした。

残っている白大豆の株は、河原小畑の白大豆でした。交番先畑のよりもやや熟れが遅く、まだ乾ききっていない株が多いこともあり、昨日、脱粒していても、河原小畑の白大豆に入ってからは一度、脱粒機に詰まってしまうことがありました。今日は、永禮さんが最初から機械に詰まらない量を調節しながら脱粒してくださっていて、順調、順調! と、思っていたら……。ここで予期せぬハプニングが。株にブルーシートはかけていたものの、朝露で株が更に湿ってしまい、粉砕した株の繊維が、脱粒された豆が出てくる穴にビッチリと詰まってしまいました。私は、側で永禮さんの補助をさせていただいていても、機械の不調に気づけなかったのですが、永禮さんが様子がおかしいことにすぐに気づいてくださりました。
残りは本当にあと少しだったけれど、このまま続けてもまた詰まってしまうだけだから、残りの脱粒は後日にしましょうという方針になり、とても悔しかったです。
ですが、脱粒機が詰まってくれたことがきっかけで、脱粒機の中を掃除することに。外側のカバーなどを外して、中に詰まってしまった株を取り除き、これまで綺麗に掃除できずに片付けてしまっていたところも、永禮さんとあけみちゃんがエアーコンプレッサーを使うと……、ビックリするくらいスッキリ綺麗になりました。他にも永禮さんが機械のベルトが緩んでしまっていたところも直してくださったりして、使い始め前よりも綺麗になってとても嬉しかったです。
脱粒機の掃除やメンテナンスをしながら、永禮さんがなのはなファミリーにこの脱粒機をプレゼントしてくださったときのお話しをしてくださいました。なんと、この脱粒機がなのはなに来てからもう12年くらい経っているそうで、私たちの大先輩だということを知りました。そのことを永禮さんが笑顔で話してくださって、そのときがあったから、今こうして毎年、豆の脱粒が効率良くスピーディーにできているのだなあと思うと、本当にありがたいなと思います。脱粒が終えられなかったのは残念だったけれど、それ以上に脱粒機をさっぱりと掃除できたり、永禮さんからたくさんお話しを聞けて嬉しかったです。

一旦脱粒機などを片づけたあと、残り時間で、永禮さんが脱粒して出た豆殻を崖崩れハウス前上畑に運ぶのも助けてくださいました。軽トラだと一体何往復しないと行けないんだ?! と思うくらい大きな山になっていた豆殻ですが、永禮さんのダンプだと2回でサクッと運べてしまいます。おまけに降ろすのは一瞬! 本当にありがたいことばかりです。
3人でえっさえっさと豆殻をダンプに積む時間も楽しかったなあと思いました。
永禮さんとの脱粒作業が、冬の私の楽しみです! 残りの脱粒も、永禮さんがぜひ呼んでくださいと話してくださり、本当にありがたいなあと思います。次回までにしっかり株を乾かして、次はスムーズに脱粒ができるようにしたいです。


これは余談なのですが、今年の豆栽培の試みとして、初めてトマトトーンで豆の花に人工授粉する手入れを行いました。白大豆は、交番先畑の方が、河原小畑よりも遙かに収量が多く、豆の質も良いと思いました。手入れはほぼ同じなのに、なんでこんなに違いが出たのだろうと思って、考えていたら、1つ、自分の中で思い当たることが。
実は、交番先畑の白大豆には、本来なら夏の高温になる時期は100倍で人工授粉するところを、自分のミスで50倍で行ってしまいました。それに気づき、河原小畑や、他の豆類には全て100倍でやったのですが、50倍でやったことで白大豆の花に影響が出ないかそのときは不安だったなあと思います。でも、そのことと、今回の白大豆の収量のことは関係があったのか、とお父さんに質問させていただくと、お父さんが結果的に50倍で人工授粉したことで、豆の実付きが良くなったと思うよと教えてくださりました。
失敗は成功のもと……とはいつもは言えないけれど、今回は、失敗は成功のもと?! と言ってもいいかもしれません……!!! 記録を残して、来年の手入れに繋げていきたいです。
(よしみ)


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冬野菜たちが過ごしているハウス、全7棟を回る『水やりツアー』のスタート!
まずは、崖崩れハウス3棟のセロリからです。
ハウスの中に入ると、その鮮やかな緑色に驚きます。目が良くなりそうな緑色です。日に日に葉や脇芽の数が増え、株が広がって、畝の上は一面、緑でいっぱい。
なのはなの冬野菜代表、みんなが大好きなセロリ。水やりをしながら株を見ていると、「ああ、早く収穫したい!」という気持ちに駆られます。
あちこちから、パキポキ、と良い音が聞こえてきて、みんなで並んで畝に入り、茎を折って収穫をする……そんな時を待ち遠しく感じました。

続いて、お隣のハウスのブロッコリーです。
まだ花蕾は着いていないのですが、確実に株が大きくなっていて、ピンと斜めに向かって葉が伸びているのを見ていると、元気に育っているのが分かりました。もうすぐ、防虫ネットも外すことになりそうです。
苗の時はキャベツと瓜二つだったのに……。すっかりブロッコリーらしくなっていっています。これから花蕾が成長していくのも楽しみです。

移動して、古吉野なのはなのすぐ傍にあるハウスへ行きました。
二重ハウスの人参は、じょうろで水やりをしていきました。現在、草丈は10センチくらいです。人参の葉は細かいレースのような柄をしていて、その葉がそよそよと揺れているのがとても可愛らしかったです。

最後に、ユーノスハウスのスナップエンドウです。
初めて育てる、期待の冬野菜!
いろいろな種類の豆があるけれど、わたしはスナップエンドウがどういうものか、どういう味かあまり分かっていませんでした。
小豆は黄色の花、白大豆は薄紫色、きぬさやは白色だけれど……。スナップエンドウはどんな花が咲くのかな。そしてどんなさやが着いていくのかな。これから、みんなで収穫したり、食事で頂けるのがとても嬉しいです。

ハウスの中に居るととても暖かくて、日が差してくると、うっすら汗もかいてきます。日中はハウスのドアを開けて、朝晩は閉める、ハウスの開閉も始まって、寒い冬をここで過ごす野菜たちが快適に居られたらいいなあと感じます。
ハウスの中には雨が降らない。この水やりが野菜にとっての恵みなのだと思って、野菜を応援する気持ちがますます高まります。収穫まで、がんばれー!!
(みつき)

