12月2日
ホール入りまで2週間をきり、着々とコンサートが近づいてきています。
お風呂でもコンサートの話題が聞こえてくる中、この前は、なつみちゃんとえつこちゃんと湯船につかりながら議論をしました。
私は鬼の衣装で『Born for this』を踊ることになったのですが、鬼も地獄を卒業するのか、鬼も生まれ変わりの決意をして歌っているのかというところから始まりました。
そもそも鬼はカードを自分で選んで鬼になったのか、それとも妖怪みたいに閻魔様の指示でなったのか。
鬼や天女、そして閻魔様や阿弥陀様は固定なのか、それとも世代交代していくのか。
地獄は決意の歌のテストを経て卒業するけれど天国ではどう卒業するのか。
ワンポイント妖怪は成仏するけれどその他の妖怪に成仏はあるのか。
もし平和で穏やかな世の中になったとしても、ユーモアのある妖怪になったら成仏することはできないのではないか。
いろんな疑問が次々浮かび、「ああじゃないか」「こうじゃないか」と各々が空想を巡らせながら話を深めていきました。
お父さんが作ってくださった脚本をもとに、さらに考えを広げ、作り上げていけることがすごく楽しくて嬉しいです。
ただ与えられた役を演じたり動いたりするだけではなく、自分が物語を作る一人であることを自覚して、理解を深めていくことが大切なのだなと実感しました。
そうすればさらに脚本に愛情が増すし、私がこのコンサートに参加する意味、なのはなで生活している意味、世の中に伝えたいものを、心の奥深いところまで落とし込んでいける気がします。
お風呂や日常の生活からコンサートの話が聞こえ、本当にみんなが一体となってコンサートへ向かっていることを感じます。
なのはなに来てから、全力で何かに挑むということを何度も経験しました。
これまでは、「本気でやるのは格好悪い」という現代の風潮を感じ、本気になり切れないことが沢山ありました。
人と違うことが怖くて、なんとなくでやり過ごしてしまったことが沢山あります。
自分を貫き全力を出す人を見ると、すごいなと羨ましく思いながらも私は周りに流され続けていました。
そうしたことを積み重ねるうちに、「本気」がどういうものかわからなくなってしまった気がします。
なのはなではみんながすべてに全力です。
今はコンサート。
なぜそこまでやるのだろうか。
費やせる時間はすべて使って、細かく何度も練習して。
どうしてみんなでそろってそこまでできるのだろうか。
そんな気持ちが浮かび、みんなとの熱量の違いに戸惑うこともありました。
ですが以前ハウスミーティングでお父さんに「本気でやる、正解を求める人生」の楽しさを教えてもらい、日々の練習を通してお父さんやあゆちゃんから何度も何度も気持ちを込めて、緻密に全力で挑む姿勢を教えていただきました。
そしてだんだんと本気でやる意味、楽しさが分かってきました。
本当はずっと、私もいろいろなことに本気で挑みたかったのだと思います。
それが今、できるようになるために訓練をしているのだと思います。
そのことが本当にありがたいです。
なのはなでは、コンサートはもちろん、畑や日々の作業、そして遊ぶことにまで全力です。
ここで沢山の活動を通して、本気で挑む姿勢を学び、楽しみ、苦しくない良い生き方をできるようになりたいです。
