11月19日のなのはな

毎週水曜日の夜は、勝央文化ホールで金時太鼓の練習があるのですが、今週はお休みということで、午後に古吉野での練習をしました。
ウィンターコンサートで、私たちは『雷神の宴』を演奏します。金時太鼓のコンサートなどで、保存会の方が雷神の宴を演奏されている姿を見て、雲の上のような憧れの曲だったので、今年のコンサートで、演奏できることがとても嬉しいなと思います。
古吉野には太鼓はないので、練習台を使ってではあったけれど、本番を想定し、本番と同じ立ち位置で練習しました。今回、この曲を叩くメンバーは11人です。
先々週の通し練習の時に、『雷神の宴』を初めて古吉野で叩きました。その時は納得できる演奏ができず、ガーン、となりました。本物の太鼓を使っていない、ということもあるけれど、一番の問題は、曲が自分達のものになっていない、曲に叩かされているからだ、と思いました。
『雷神の宴』は、コンサート前半のラストの曲でもあり、とても重要な場面に組み込まれています。そのこともあり、場面に相応しい、精度高いものにする責任がありました。
通し練習があってから、太鼓メンバーと揃って練習する時間が取れていなかった分、今日の半日が、とても貴重な時間に感じました。

かにちゃんが前から細かく区切って見てくれたり、お父さんにも曲を聞いてもらい、アドバイスをもらいました。演奏していると、自分の動きがどうなっているかや、みんながどう見えているか、分からないけれど、客観的に見てもらえて、指摘してもらえると、こう見えていたんだ、と発見がたくさんありました。
私は、団扇太鼓のパートを担当しているのですが、自分では気づかなかったけれど、前から見ると、余裕なく叩いているように見える、とかにちゃんから教えてもらいました。その改善策で、緩急、強弱をつけることを教えてくれました。
団扇太鼓のソロのところも、これまで私は、何となく叩いてしまっていたことに気が付きました。そうではなく、一音一音どう聞かせるか、緻密にプランを立てて、でもそのプランを見ている人に分からせないように余裕で叩くことが必要だったんだな、と思いました。私はプランがなかったし、プランがないから、全部「強」になっていたのだと思います。
かにちゃんも一緒に考えてくれながら、強く、動きを大きく見せるところと、そうではない弱のところを決めました。弱があることで、強が引き立つのだなとも気が付きました。

団扇太鼓のパート以外にも、締太鼓、宮太鼓、大太鼓……パートが違えば、課題も違いました。でも、違うパートであっても、課題や、どう乗り越えるか、一緒に考え共有できる時間が、大切なものに感じました。
『雷神の宴』を、どういう気持ちで叩いたらよいのか、曖昧になっていました。そもそも雷神がどんな存在なのかも知りませんでした。でも、かにちゃんが雷神についての知識を、たくさん話してくれて、今回の脚本に出てくる妖怪の存在に近い要素もあるのだな、ということを知りました。また、印象的だったのは、雷は、周りの空気を一瞬にして、太陽の表面温度のおそよ5倍の、約3万度にしてしまう、ということです。
それほどの、人間には到底たどり着けないような、強大な威力を持った雷を操る者なのだなと知り、気持ちの作り方の甘さを通貫しました。人間のまま叩いていたらいけないと思ったし、気持ちの強さも、太鼓を打つ力も、覇気も、突き抜けないといけないと思いました。

お父さんが、「この曲は、雷神が、どんな大きなパワーの稲妻を落とせるか、自慢大会をしているんだよ」と話してくれました。その話を聞いて、この曲で表現する雷神の意図がはっきりして、表情や気持ちを作りやすくなりました。
大きな音を出すことを楽しむ気持ちを、取り戻せたような気がしました。
今日の半日だけで、全体でたくさん進んで、曲の理解も深まりました。でも、もっともっと自分たちの曲にしていかなければいけないなと感じます。コンサートまで約1か月、最後まで、良くしていきたいです。
(りな)
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美味しい玉ねぎを育てる準備!
下町川の2枚の畑に植える予定の、玉ねぎの元肥入れをしました。
牛肥を下町川上畑には軽トラ一杯、下畑には山盛り一杯、そして草木灰を2枚合わせて肥料袋3袋分撒いていきました。
今日はさやねちゃん、みつきちゃん、うたなちゃんとの4人での作業でした。少なめの人数ですが心強い仲間ばかり。
やる気十分で、まずはエルフから牛肥を軽トラに積んでいきました。
牛肥は湯気が出ていてホカホカ。
サクサクとスピード感をもって積んでいくと、あっという間に載せることができました。

積み終わったら畑へ出発。
少し遠い畑ですがさやねちゃんの助手席に乗って、紅葉している木を見ながら落ち葉拾いの作業など冬の楽しみな作業の話を聞かせてもらえて、ちょっとしたドライブが楽しかったです。
畑につくと下町川上畑から牛肥を撒き始めました。
肥料入れは各々がテミを持ち軽トラと畑を往復して進めることが多いイメージだったのですが、今回はさやねちゃんが指揮を執ってくれて少し違う方法で進めました。
まずみんなで持って行ったテミすべてに牛肥を入れます。
するとだいたい半分の牛肥を入れることができたのでそれを畑の真ん中に一列に並べます。
そして半分から奥にみんなで一斉に撒ききります。
畑の半分に撒ききることができると、残りの牛肥をまたテミに入れ、畑の入り口のあぜ近くに一列に並べます。
そして今度は手前から一度目に撒いたところまでつながるように残り半分の面積に撒いていきます。
こうして進めて撒き終わった畑を見るときれいに均一な量を撒くことができていました。
人数、畑の規模によって効率の良い方法は変わってくる。
当たり前のことですが、時と場合に合わせて臨機応変に適切な作業を考えることのできるさやねちゃんが、とても格好良くて頼もしかったです。私も、一番効率の良い進め方を常に考え、実行できる人でありたいなと思いました。

牛肥を撒き終わると次は草木灰。
少量を広い畑に撒くので感覚がつかみづらかったりもしましたが、みんなで分担して撒いていきました。
下町川上畑が終了すると下畑に移ります。
こちらは先日草刈りをしてくれていた刈草を集めるところからスタート。
これが意外と大変でした。
すぐ終わるかなと思って畑に散らばったのですが、集めてみると思っていたより量が多く、草の山が沢山できていきました。
これだけの草を刈ってもらえていることが有難くて、必死になって熊手でかき集めてあぜに運んでいきました。
集めて集めて運んで運んで。
協力して畑を綺麗にできた時には16時45分になっていました。
作業時間は残り15分。これは終わらないかもしれない。
そんな不安や焦りがよぎったりもしましたが、とにかくやるぞ! という気持ちで同じ方法で肥料入れを始めました。

みんな終わらせたいと気持ちを一つに取り組むと、効率の良い作業もさらにスピードが上がります。
そして作業終了の2分前に肥料をまききり、軽トラや道具を綺麗にするところまで終えることができました。
こんなに大きな達成感は久々に味わった気がします。

終わったぁ! と顔を見合わせた時の表情はみんなキラキラと輝いていました。
一段と気温が下がってきたこの頃ですが、作業は汗をかくほど夢中で熱くなっていました。
大きな畑2枚をみんなで駆けまわって、気持ちを一つに効率よく作業出来た時間が、心の底から楽しかったです。
立派な玉ねぎが沢山育つ良い畑になりますように!
(ゆうは)




