「子供に返ったような」 みつき

10月29日

●子供に返ったような
 
 今日、お父さんお母さん、みんなとサツマイモ堀りができて、まだサツマイモを食べてはいないけれど、ほくほくとしたあったかい気持ちでいっぱいです。
 
 お父さんが始める前に、堀りあげ方のお手本を見せてくださいました。お父さんの周りを囲むように、みんなが集まって見ている光景に、「ああ、サツマイモ堀り恒例の、この感じ……」と思っていました。
 その株が思いがけず芋が広がっていたようで、芋に傷が……! (笑)お父さんが「ギャア~!!」、みんなも「ギャア~!!」と同じ顔をして、叫んで、笑っているところを、ちょうどカメラで撮影することができました。
 そんなプチハプニングも、こうやってみんなで笑えてしまうのも、その写真を何度見ても愛しいと思えるのも、ああ、なんて嬉しいんだろうと感じました。

 紅はるかちゃんはとても綺麗な赤紫色をしていました。野良だった芋もまるまる太って、立派な芋をつけてくれていたのには、本当にびっくりです。水もなく栄養もなく、この暑かった夏にどうして……どうやって!? と、サツマイモの持つ強さ、生命力には驚かされました。
 掘り上げながら。早くゆうなちゃんに話したい! とうずうずしました。大豊作の紅はるかちゃんを見ていると、きっとゆうなちゃんの愛情も伝わっていたんだろうなあ、と思えました。
 
 みんなが「わあ~! 大きい!」「見てみて!」と歓声を上げていました。大きくて綺麗なサツマイモが掘り上げられると、「お父さん~!」とお父さんコールが聞こえました。わたしもついつい、お父さんを呼んでしまって……。
 子供に返ったみたいに、嬉しいものを嬉しいと伝えたい、同じ嬉しさを共有したい、その気持ちだったんだなあ、と今、気が付きました。
 子供に返って、わくわくして、はしゃぐことができる心があること、それを受け止めてくれると分かる家族、仲間が居てくれること、こんなにたくさんのサツマイモを育てて、収穫できること!
 
 とてもとても幸せなサツマイモ堀りでした。明日も桃ハウス横畑のサツマイモ堀りが残っているので、頑張って掘りきりたいです!
 
 
 
 お父さん、腕時計を見てくださってありがとうございました。
 あの腕時計は、版画の題材に選んだくらい、かなり思い入れがありました。ずっと肌身離さず身に着けているし、愛着があったので、かなり残念だったのですが……。お父さんがすぐに腕時計を見てくださって、電池も替えてみてくださったそうで、最後にお父さんに見ていただけて、嬉しかったです。