10月27日
タイトルは『気持ち一つで世界観が変わる』
内容のバリューは、10点です。あゆちゃんの伝えてくれる言葉一つで、踊っている自分たちの気迫の違いがすぐに感じられた、ということと、あけみちゃんの集合写真風・表情づくりが、やっていて面白く印象深かったからです。
午前中の最初は、あゆちゃんが前回詰めてくれた『ボヘミアンラプソディー』を完全に自分の身体に入れて、自分のものにしていくために、もう一度あゆちゃんが言ってくれた言葉を1回1回意識しながら、通しを何度もしていきました。
ダンス部さんがかわるがわる前からみてくれて、いろんな視線からアドバイスをもらいました。
あゆちゃんに教えていたポイントが大体入ってきてきたら、今度は、ちょっとでもその形や気持ちが入っていない人はパっと見てすぐにわかる、ということや、逆に力は入れているつもりでも、正しい形が少しでも違うだけで、力がゆるんで見えたり。
前回よりも、修正する段階がもう一段階上がってきたようで、詰める部分も細かくなってきました。
特に、ボヘミアンラプソディーの一番初めは、後ろの大人数の人たちはポーズで止まっているのですが、そこが一番全神経を使って、緊張も増していきます。
立ち姿勢だけで伝えていく、という言葉が意味するのは、まさにこれか! という感じです。
立ち姿勢も大事ですが、表情も大事で、その時の表情としては、
“僕はただただ真面目に生きたかっただけなんだ! ”
“本当はこんなはずじゃなかったんだ”
という気持ちを表現するのですが、私はその表現をすると、眉毛がハの字になって悲壮な表情になってしまいます。自分が思う理想の形や、表情であっても、実際客観的に見るとそうではなかったりして、特に私はやりすぎ傾向があるので、表情も研究していきます。
でも、得意な表情が一つあります。
それが活かされる時がきました!
その表情は、目をまんまるにして、口を縦長に大きく開く! です。
あけみちゃんが前から見てくれて、表情を揃えるために、みんな鏡の前に来て、集合写真の態勢になり、曲に合わせて、「マニフィコーーー!」と言うとともに、その顔をします。
鏡に映る姿はもう別世界みたいになっていて、皆が不気味な人形みたいでした。
得意なのは私だけじゃなかった。みんなその顔がすごく得意。
他にも、曲調がガラッとかわるところで、なおちゃんのセルロイド人形のような表情を鏡を見ながら、顔の筋肉にしみこませていく。
ただそれで表情が人間離れしているだけで、曲の現実離れ感がさらに増してくるのを踊っていてもオーラから感じてきました。
そのあとにダンス部さんが見てくれたときに、よしみちゃんが涙を流して、
「感動しました。特に、Just gotta get out! の場面は、こんなにも仲間がいるんだ、って勇気と希望をもらえた」
と言ってくれました。
「Just gotta get out!(ああもう、こんなところにはいられない 生きるんだ! こんなところからはとっととずらかるぜ!)」の振りは、手を胸の前でクロスをし、回りながら舞台手前に踏み出して、両腕を突き出して吹っ飛ばすポーズをします。
あゆちゃんが、「ここがないと、物語が始まらない」って言っていたところだな、と思い出し、あゆちゃんが教えてくれる言葉の意味が、じわじわと自分の心の中にしみていくようでした。
そして、そのあとはあゆちゃんと『The show must go on』のステップを揃えていきました。
形を細かく緻密にそろえるとともに、私たちの心も同時並行でどんどん高まっていくようで、あゆちゃんに教えていただける時間がだいすきです。
あゆちゃんの教えてくれるダンスは、振り付け通りに形を完璧にそろえよう、という表面的なものよりも、まず先に心が一番にあって、どういう気持ちか、お客さんにここではどう伝えたいのか、とか、そういったプランが具体的にあって、それをあゆちゃんの言葉で伝えてくれるから
全員で1つの理想を持てて、そこに向かっていくことができます。だからこそ、高いレベルまでもっていくことができるのかなと思います。
あゆちゃんの指導する言葉や、進め方を見させてもらうと、心ってどれだけ大事かというのが分かります。
楽器でも、コーラスでもダンスでも、そうで、お父さんやあゆちゃんはまず最初にその曲の物語だったり、背景にはどんなものがあるのか、というのを話してくださった土台の上に、ここはこういう気持ちというのを具体的に教えて下さり……。
ここは小さく、ここは大きく。もっと全身を使って、力をいれて、という動かす道具である身体にしみこませるのももちろん大切ですが、自分自身の魂や心に落とし込むのと、そうでない表現とでは、表現の幅や、深さも全然変わってくるんだと、毎回毎回驚いています。
でも1つだけ。自分に言い聞かせる気持ちで書きます。
気持ちが前に前にのるのは良いことだが、私の場合、どこまでも自分1人で前に前に進み過ぎて、けじめや狭いストライクゾーンがなく、雑な部分なある。ダンスに振り回されているので、自分でコントロールする側になる!
