10月27日のなのはな
4日間にわたる音楽合宿の最終日。今回は主にオープニング曲の『Bohemian Rhapsody』と、エンディング曲の『The Show Must Go On』をつめました。
1日の初めに、今後のスケジュール確認をしました。そこでドキッとしました。再来週には、もう前半の通しの予定が入っている。コーラスやダンスだけをみっちりできる時間は残り少ない。
今回の音楽合宿までのウィークデーでも、午前中、夕食後、夜、と、たっぷりと時間をもらって練習してきました。『Bohemian Rhapsody』は特に、振りもコーラスもたくさんやったので身体に染みついているはず。でも不思議で、毎回細かく見ていくと、どんどん改善できる箇所、もっと面白く魅せられる可能性が出てくる箇所が見つかります。それがあゆちゃんがよく言ってくれる「遊ぶ」ということなのかもしれません。

まずは昨日までに修正した『Bohemian Rhapsody』のダンスを、「変更点を完璧に身体に覚えこませるため」反復練習しました。タイミングが変わったところ、そろえたところ。そして面白かったのが、「表情の統一」です。なおちゃんをお手本としてセルロイド人形みたいな表情にするべく、みんなで鏡を見ながら表情を決めました。ひろこちゃんの顔が本当に行きすぎなくらい人形でした(笑)。普段から表情豊かなすにたちゃんはさすが、壊れた顔も上手! ああ、みんな見えないところでこんなに表情で遊んでいるのだな。私もから破りな表情をしました。ここぞという、マニフィコー! というフレーズでの、「目を見開いて口をOの字に開けたぶっ壊しな表情」。顔をつくると、コーラスにもダンスにも雰囲気が入るようで、やっていて楽しかったです。最後に前から見てくれたよしみちゃんが、
「みんなで頑張っている、仲間がいるんだということが伝わって、感動した」
と言って涙を流しているのが、胸にぐっときました。


『The Show Must Go On』は、あゆちゃんがステップを見てくれました。あゆちゃんのダンス練習の面白さは、ここにあります。嫌と言うほど繰り返し練習して、ちゃんと成果が表れることです。あゆちゃんは魔法使いみたいだな、と、いつも思います。オンテンポで足を踏んで、遅れないこと。視線をしっかり定めること。肘を張ること。一人で練習していては気づけないアドバイスです。私は独りよがりな、自分勝手なダンスになりがちなので、人と一緒に練習できる時間を、これからも大切にしたいと思いました。みんなと一体になること。誰が踊っていても、自分はみんな、みんなは自分という感覚。これが難しくて、私はまだ自分の世界で踊っていて、みんなのうちの一人という自覚がないです。『The Show Must Go On』を踊る人としてふさわしい人間に、心も体も、成長しないといけない、と感じました。


練習の合間で、「Show must go onな生き方をできる人だ、という表情、気持ちで踊らないと嘘だよ」「みんなはできるんだよ。できる人になるんだよ」と強気な言葉をくれます。折れそうになるとき、弱気になってはだめだ、私たちはなのはなファミリーなのだ、コンサートを待っている人がいるのだ、と再確認できて、気持ちを持ち続けられて、だからあゆちゃんとのダンス練習は大好きだな、と思います。……しかし、今日は本当にステップをたくさん練習ました。今これを書いているとき、すでに背中や太もも、ふくらはぎが筋肉痛です。まだまだ弱い……。廊下は、show mustステップで移動しようかなあ。


夜にはお父さん、お母さんに初めて2曲を見てもらいました。足音がお客さんを脅かすような大きな音になっている。コーラスではもっときれいに立たせるフレーズをつくる。お父さんのアドバイスはいつも洗練されていて、
「よし、次に見てもらうときは違うアドバイスをもらえるようにするぞ!」
と力が湧きます。すごく緊張したけど、この調子で練習していきましょう、と言っていただけてうれしかったです。
「今年のなのはなファミリーです、どうぞコンサートをご覧ください」
と始まる『Bohemian Rhapsody』と、「全力で生きる人として、showを続けます」と宣言して終わる『The Show Must Go On』と。今年のなのはなファミリーの全貌を伝えられる2曲、と言っても過言ではない、大事な曲たち。深いもの、感動するものをつくりたい。まだまだ、進化させられるように、妥協せず練習頑張ります。
(うたな)
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音楽合宿第8弾の4日目。今日は、アンサンブル曲の練習の時間に三味線の練習もできることになりました。それが本当に有難いです。昨日のアンサンブル練習時間は、今日の合わせに向けて個人練習をしました。そしていよいよ、今日が初の合わせです。今まで、何度も、「太鼓やフルートとも合わせたいね」という話をまりのちゃんとしてきたのですが、あまりにも自分たちの三味線が弾けなさ過ぎて、合わせに至りませんでした。合わせをするには、それなりに弾けていなければならないのに、全く弾けず、諦めそうになったことが何度もありました。でも私が挫けそうになっても、いつも、まりのちゃんの真剣に練習する姿があって、その姿を見ると、絶対に弾けるようになるんだ! という気持ちを保つことができました。

いま練習している『義太夫』という曲は、4月頃から少しずつ練習を始めていました。本腰を入れて練習を始めたのは9月に入ってからですが、それでも半年以上練習していることになります。こんなに時間をかけているのに、まだまだ弾き損じばかりです。
でもとにかく、今日は合わせです。フルートのちさとちゃんは、合わせの時間に急用が入ってしまったのですが、合わせの時間にはいられないから、と言ってそれより先に三味線とフルートだけで合わせをしてくれました。合わせた後、ちさとちゃんが、
「何となくイメージがついた! 頑張るね!」
と笑顔で力強く言い、仕事に戻っていったのがとても嬉しかったです。


いよいよ合わせの時間、16時30分に体育館に集まりました。太鼓はかにちゃんと、よしみちゃん。三味線はまりのちゃん、あやちゃん、りなちゃん、私の4人。今日はまなかちゃんとさくらちゃんは来られませんでしたが、本番は、その2人も入って三味線は6人になります。観客はお母さんとあゆちゃん。太鼓と合わせるだけでも気持ちが高まるのに、観客がいることで、更に気合が入りました。演奏をしてみて、やっぱり太鼓が入ると、この曲のよさが100倍くらい上がったように感じました。三味線だけでは何だか物足りなかったものが、まるで違う曲のように、格好良く聞こえました。かにちゃんとよしみちゃんがいつの間に練習してくれたのか知りませんでしたが、2人とも本当に格好いいなぁと思いました。下手くそだった三味線もそれなりに、上手く聞こえたようでした。

お母さんとあゆちゃんが、「すごい!」と言って褒めて下さったことが、とても意外でした。特にCから入る速弾きの所は、一音一音がきちんと弾けていなくて、バラバラになっていて、リズムも速さも乱れています。実際は私は、それ以外の箇所でも弾き損じばかりしていました。でも自分が弾き損じても、他に3人いてくれるので、自分の弾き損じをカバーしてくれて、失敗が目立たなかったのだろうと思います。
お母さんとあゆちゃんが褒めてくれるので、「本当にこんなのでいいのか?」と思いました。褒めてもらえたことに対して、すごくホッとしたし嬉しかったのですが、こんなのでいいはずはありません。コンサートまでまだ2か月近くあります。これからも、気持ちを緩めずに、少しでもいい演奏になるように、皆と頑張りたいと思います。
(のりこ)
