10月18日(土)「ウィンターコンサート音楽合宿、折り返し地点! & 鵜の羽フェスティバル出演へ向けて」

10月18日のなのはな

 ウインターコンサートに向けての音楽合宿、第7弾の1日目です。

 練習の始まりに、みんなで1日の予定を確認します。コンサートへの音楽合宿は全15回。7回目の今回が折り返し地点となります。
 今回の合宿のテーマの1つである『時間を意識する』。それは一つひとつの時間を守る、ということだけではなく、本番までの道のりを大きく捉えることも含めているんだよ、と、あゆちゃんが話してくれました。
 みんなと実現させたいコンサートをイメージして、その理想を確かなかたちにできるように、大きな視野を持って毎日を積み重ねていきたいと、気持ちが引き締まりました。

 

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 明日行なわれる役者オーディションに向けての練習から、1日が始まりました。3人ほどのチームに分かれ、コンサートの一場面を演じます。
 みんなの台詞を言う声が体育館に響きます。台本を片手に動き回る人。片肘をついて寝そべる人。様々なシーンがそこに表れて、みんなの熱気に、いつもの体育館の光景がより鮮やかに見えました。
 私たちのチームは、2016年のコンサートの一場面を演じます。演劇係のなおちゃんも助っ人として入ってくれるとのことで、4人でこのシーンを演じてみました。
 

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「あなた、あなた年収1000万円?!」
 欲望にまみれた役そのままになおちゃんに飛びつけば、目の前にはなおちゃんの驚いた顔。違う役を演じるそなちゃんを押しのけてなおちゃんへ向かうはずが、なおちゃんしか見えておらず思わず予定と違う動きをしてしまったけれど、なおちゃんが役ではなく素で驚いてくれたことが少し嬉しく感じました。
「ここはどんな気持ちで言ったらいいんだろう?」
「この台詞から声色を変えたら、役の隠したがっている本性が見えて面白いかもね」
「ここは間が空いてしまうから、こんな動きに変えよう」
 なおちゃんが伝えてくれる一つひとつで、シーンがより色づいていき、演じる姿がより生き生きしていきます。演じるって難しいけれど、楽しい。チームのなつみちゃんと、そなちゃんと、お互いを見あったりアイディアを出し合ったり、役をつくっていく過程の楽しさを味わう時間です。

 

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 役者オーディションの練習の次は、『The Show Must Go On』のダンス練習です。
 ほぼ全員が揃う貴重な時間。昨日練習したサビの振りとステップを基盤に、曲の後半部分をつくりあげていきました。
 さやねちゃんが一人ひとり名前を呼んで、立ち位置を伝えてくれました。
 ステージの上にみんなと立つ、この感覚。お互いを大切に思い、同じところを見て、自分たちの志、こう生きたいという姿勢を見せていくステージ。2か月後に立つ舞台からの景色を思い描きました。以前さやねちゃんが、この曲は一番好きな曲なのだと話してくれたことを思い出しました。命ある限り、ショーは続く。この曲に伝えたいことや決意を乗せて、自分たちの曲にしていくんだと思うと、胸が高鳴りました。
 

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 午後は、明日出演する、一宮鵜の羽フェスティバルのリハーサルから始まります。
 いつもなのはなの力になってくださる永禮さんのご地元で行なわれる、鵜の羽フェスティバル。日頃の感謝の気持ちを永禮さんに返せるように、永禮さんと、東一宮の方々に喜んでいただけるようにと、力が入ります。たった一人でも、絶対に喜んでくださる人がいる。そのことがとても大きな力になるのだと、改めて感じました。

 

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 フラダンスの曲目でつくられる今回の演目。卒業生のしほちゃんも帰ってきてくれて、リハーサルを見てくれました。一つひとつの曲の持つ色を最大限に出せるように。鵜の羽フェスティバルという地域のお祭りの中で最も鮮やかに、華やかに表現できるようにと、踊りました。

 

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 リハーサルを見たお父さんが、今回のステージでパフォーマンスをするにあたっての心持ちについて話してくれました。
 強い気持ちがなければ、お客さんへとまっすぐに気持ちを向けることはとても難しいなと感じます。けれども、お客さんと心を通わせられたと感じられたときの喜びは、とても大きなものです。自分を見せること、さらけ出すことを怖がらない。いつでも求められる役割を果たせる自分でいること。そんなふうに思ってステージに立つことで自分がつくられていくのを感じます。

 

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 リハーサルのあとは現地に向かい、場ミリをしました。
 どんな気持ちで舞台に出るのか。表現したい気持ちは何か。どこを見て欲しいのか。出はけの練習をすると、心の動きたったひとつさえも舞台の上でははっきりと見ている人の目に映るのだと実感します。どんなふうに魅せるのか。どんなふうに心を使うのか。どんな景色を見せたいのか。しっかりとプランを持って、明日に向かいたいです。

 

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〈音響機材や楽器の搬入もしました!〉

 

 毎日があっという間に過ぎていきます。余力を残さず、今できる精一杯でみんなと積み重ねる毎日が、かけがえのないものだと感じます。
 コンサートに向かって、みんなとお互いを高め合い、成長しあい、一日一日を大切に過ごしていきたいです。
 明日、鵜の羽フェスティバルも、役者オーディションも、全力で頑張ります。

(ゆず)