10月15日
まず、今日は日記の時間を頂けたことが、嬉しいです。金時祭りの日から書きます。
10月12日
外のイベントに出させてもらったのは、天神涼み以来2回目です。出演できることがとても有難いなぁと思います。なのはなの演奏ではありませんが、保存会の方と一緒に総踊りをさせていただきました。少し緊張したことと、練習が足りなかったこともあり、振りを間違えてしまった所があり、少し残念でした。
嬉しかったことは、なのはなの演奏が、見ているお客さんにしっかりと伝わっていると感じられたことです。コメントでも言いましたが、近くの席に一人で見に来られていた女性が、何度も涙を拭いていたことが本当に嬉しかったです。俯き加減で、でもしっかりと見ていてくれて、泣いているんだけど微笑んでいて、その姿を見て、自分まで泣きそうになりました。その女性だけでなく、たくさんの人がなのはなを好意的に見て下さって、なのはなの演奏を見て、それぞれが何か力をもらえたのかなぁと感じました。
もう一つ、自分が少し変われたと思うことは、化粧に対する拒否感が薄れたことです。今までなら、化粧がたまらなく嫌でした。自分で化粧をすることもできず(今まで化粧をしたことがないので、やり方がわからない)人に化粧をしてもらった自分の顔を見ると、泣きそうな気持ちになっていました。でも今回はやり方が分らないなりにも、自分から化粧をすることができて、その顔からそれほど目を背けたい気持ちにはなりませんでした。 皆が化粧をした顔を褒めてくれて、「ああ、気を遣わせているなぁ」と思いましたが、とりあえず、その顔で踊ることができて、良かったです。
この日、お腹が張っていて、お父さんに夕食を減らしてほしいと頼みましたが、却下されてしまいました。食べることに関しては、回復の道にある今、自分の考えで食べることは間違いを招く、ということは分かっています。それにしても苦しいのは苦しいんだから仕方ないじゃないか、という気持ちもありましたが、正しく判断できるお父さんの言うことを、そのまま受け入れたらいいんだ、と思いグダグダ考えるのはやめようと思いました。食べるのが苦しいのは、やっぱり自分はまだ何かを怖がっていて、逃げているんだということが分かって、それを教えていただけて有難かったです。
10月13日
お父さんのお誕生日会。朝、起きてからワクワク感が止まらず、栗の収穫では、テンションが上がりすぎて、失敗をしてしまいました。まず7人で栗林の栗の収穫に行きました。その後、ふみちゃんが、「ひろちゃんと相川さんとみゆちゃんとのりこちゃんの4人で山桃に行ってもらえると嬉しいです。のりこちゃんは分かるよね?」と言い、勢いで「ハイ!」と元気よく返事をしてしまいました。あまりよく考えずに返事をしてしまい、でもよく考えるとだんだん不安になってきてしまいました。それなら、「やっぱり自信がない」、とふみちゃんに言えばよかったのですが、それも言えずに、まあ何とかなるだろう、という気持で3人で出発しました。山桃畑に行く道中、曲り道が2つあり、私は真っすぐ行けば着く、と思っていたのですが、運転しているひろちゃんが「ここを曲がるんだっけ?」と言うと、「そうだったかもしれない」と思い、曲がってしまいました。でもそこは違い、また次の道で「ここじゃない?」と聞かれると「そうかもしれない」と思い、また間違えました。結局真っすぐ行けばよかったのですが。普段車に乗っている時も、ただ連れて行ってもらうだけでなく、道を覚える気持ちで乗らないといけないなぁと思いました。
道を探している時、それぞれの畑に、チェックポイントという貼り紙がしてあって、畑の名前が書いてあったのが、それがすごく助かったし、永禮さんへの温かい気持ちにほっこりとさせてもらえて嬉しかったです。
お父さんの誕生日会は、お父さんに対する一人ひとりの思いが一杯詰まっていて、みさせてもらっていて私も胸がいっぱいになりました。自分のチームでは、私は三味線を弾くのが主な役割だったのですが、それさえほぼ弾けなくて、かなり残念感が強かったです。でもなおちゃんの脚本が、本当に凄いなぁと思いました。お父さんはベタだと仰いましたが、私はゆうなちゃんの「ログアウトも楽じゃないよ」という台詞や、朽木先生の台詞にも、涙が出そうになってしまい、笑いと感動があっていい脚本だなぁと思っています。
三味線が弾けなくて残念だったのは、まりのちゃんもあやちゃんも同じだったようです。その夜、まりのちゃんが音楽室で猛練習をしていて、それに刺激され、私もまりのちゃんと一緒に練習しました。まりのちゃんが、きれいに弾けないところを何度も何度も繰り返し、真剣に練習している姿が、すごく格好いいなぁと思いました。まりのちゃんと一緒に三味線ができることが本当に嬉しいし有難いです。
お父さんの誕生日で、私は自分の気持ちをあまり上手く伝えられませんでした。ありきたりですが、お父さんのことを本当に凄い人だと思っています。こんな人が世の中にはいるんだな、という驚きと嬉しさでいっぱいです。私は自分のことを理解してくれる人など一人もいないと思っていました。自分は化け物だから、理解されなくて当然で、理解してほしいと願うことが間違っているのだと思っていました。でもやっぱり誰かに理解してほしい、という気持は捨てられず、ずっとそれを求めていたのだと思います。お父さんの本を読んだ時に、初めて自分のことを理解してもらえた、と思えたし、なのはなに入る前に、電話で話した時も「回復できると思うよ」と言ってくださった一言が、自分の人生をスタートさせる一歩だったように思います。私は人生をかなり棒に振ってしまったと思っていましたが、摂食障害にならなかったらお父さんに出会えなかったと思うと、摂食障害になって、本当に良かったと今は思います。お父さんは私の人生をスタートさせてくれたし、今までも今もこれからも、たくさんの人の人生をスタートさせていて、それは何人もの命を救っているのと同じだと思います。なのはなでいろいろ学ばせてもらい、成長させてもらえることが本当に有難いと思っています。お父さんに救ってもらった自分の命、人生を誰かを喜ばせる人生にしたいと思います。
14日からダンスとコーラスのバディ練習が始まりました。私は、ダンスでもコーラスでも分からないことだらけ、できないことだらけで、全体練習ではそれを一つ一つ質問したり教えてもらうことはできません。個人練習では何一つ進まないし、(本当は一人でもできることはあるのでしょうが)ついつい、逃げ腰になってしまったりします。でもバディ練習なら、細かいところまで聞きたいことを聞けるし、マンツーマンのように教えてもらうこともできます。それが本当に本当に有難いなぁと思います。初めてのバディ練習、コーラスではまなかちゃんとまちちゃんのトリオ。2人ともしっかりと音程がとれる人。2人のやる気や、明るさや、優しさのおかげで、自分も俄然やる気が出て、楽しくてたまらないです。
ダンスのバディはさくらちゃんとみつきちゃん。さくらちゃんのダンスの教え方は、去年のお父さんの誕生日でもすごく助けられたのですが、私のペースにとことん付き合って教えてくれるので、本当に有難いです。みつきちゃんも褒める所は褒めてくれて、直した方がいい所は一生懸命丁寧に教えてくれます。2人がバディですごく有難いなぁと思います。
10月15日
食事のコメントが「みんな聞いて!」で始まるようになって、皆のコメントから、一人一人のことを一層知ることができて、一層好きになることができて、聞いている時間がすごく心がほっこりするなぁと思います。タイトルのつけ方も、ユニークなものや心が温かくなるものがたくさんあって、嬉しいです。今朝、ゆきなちゃんのタイトルが、「みゆちゃん、夜なおちゃんに会おうね!」というもので、タイトルだけで嬉しくて楽しい気持ちになってしまいました。私はなかなか話題を提供できないのが、ダメだなぁと思っています。
役者オーディションのバディや演じる場面も決まり、オーディションが楽しみになってきました。正直、自分が演じるのは全く自信がないのですが、皆の演技を見るのが楽しみだし、出来れば自分も楽しめたらいいなぁと思っています。私は、見ている人、聞いている人に伝える、ということがとても下手なので、オーディションはいい訓練だとも思います。バディはのんちゃんとゆうなちゃんです。のんちゃんは以前も一緒にさせてもらって、その時とても心強く感じたので、また今回も一緒にさせてもらえるのが嬉しいです。ゆうなちゃんも、やる気満々ですごく楽しみにしていて、これからの練習が楽しみです。
今日はここのちゃんと一緒にカブの虫潰しの作業をしたり、紫黒米のラッピングをしたり、少し話をすることができました。作業では、掛け声をかけてくれたり、返事もしてくれて、それがとても嬉しいです。コーラス練習やダンス練習、何に対しても一生懸命な姿が、凄いなぁと思うし、コメントを聞いていても前向きな考えに、私の方が勇気づけられます。笑顔を見せてくれることも多くて嬉しいです。本当にいい子が入ってきてくれたなぁと思います。もっといろいろ話をしたり、一緒にいろんなことを楽しみたいなぁと思います。
みゆちゃんも最近はすごくいい感じです。作業やコンサート練習、掃除、いろいろ頑張っているし、表情が穏やかになってきたなぁと思い、とても嬉しいです。先日、ちいちがみゆちゃんに、「この本読んで!」と頼んで、それに対するみゆちゃんの表情がとても優しくて、ちいちに本を読んであげていたみゆちゃんの優しさに、嬉しくなりました。
