10月14日
暑い夏が過ぎて、穏やかで、やさしい空の下で、コスモスの花があちこちで揺れている。もうすぐお父さんのお誕生日、と思いながら、その特別な日が来ました。
お父さん、お誕生日おめでとうございます。
お父さん、いつもありがとうございます。
お父さんの顔を思い浮かべて、ありがとうございます、という言葉ではとても言いきれないほど、たくさんの、抱えきれないほどの理解を、夢を、くださり、ありがとうございます。
お父さんが心のなかにいてくださるから、私は生きています。
神様なんていない。誰のことも信じない。何も見ない、何も聞きたくない。自分で自分をコントロールできない。自分も家も家族も何もかも滅茶苦茶で、限界だった。そんなとき、お父さんの赤い本に出会いました。自分の苦しさが、初めて言葉にできたと思いました。
なのはなファミリーで、初めて会ったお父さんは、ステージの上で、『ボヘミアン・ラプソディー』を歌ってくれました。お父さんは、全力で歌ってくれました。信じられませんでした。1人の大人の、全力を、初めて見ました。お父さんの姿が熱く目に焼き付きました。
初めて会ったときから、お父さんはずっと全力でした。お父さんは、生まれて初めて、私を1人の人間として見てくれました。自分を、1人の人間として見てくれた大人は、お父さんが初めてでした。
私は人生を捨てて、やけくそでした。お父さんは全力で叱ってくれました。違うだろ、違うだろ。わかるまで、全力でぶつかってくれました。全力で真正面から向かってくれました。そして全力で守ってくれました。
振り返れば、お父さんがしてくれたこと、お父さんがかけてくれた言葉、お父さんがさせてくれたことは、すべて、私が回復すること、私が幸せになること、本当の生き方ができるようになる、ただそのためだけ、でした。私たちがしあわせになることを心から嬉しいと喜んでくれる、こんなにやさしい人は、他にないと思います。
私は本当に不出来で、本当に迷惑ばかりかけてしまっています。でも、お父さんは、ミーティングのとき、税理士試験を終えたとき、ギターを演奏したとき、大きなときも小さなときも、難しいことも失敗も、良かったこと嬉しかったことを、良かったね、とやさしい笑顔で、喜んでくれました。
お父さんがお父さんの身を削って、私と、私の病気と向き合ってくださって、どんなに迷惑をかけていても、良くなることを、本当に、心のすべてで、自分のことのように、私以上に思い、考えて、喜んでくださって、望んでくださって、思ってくださっている。そのお父さんの、どこまでも利他の、深い心を、尊敬しています。
お父さんのことを尊敬しています。
いつも全力で、絶対に諦めないで、誰も及ばないほどの努力をして、すべてを誰かのために与えて、決して見返りを求めないで、前に前に走り続け、道を拓き続けるお父さんを尊敬しています。
お父さんの深い、大きい心を尊敬しています。
お父さん自身も、深い傷を持って、でも逃げないで、向き合って、自分で答えを見つけて、まだ見ぬ誰かの為に、ハートピー、なのはなファミリーを立ち上げて、多くの人を救って、未来を作っていく。社会を変えていく。お父さんを尊敬しています。
お父さんが私のことを、私よりもずっと深く理解してくださり、向き合ってくださる、それはなのはなの1人ひとり、深く理解し、回復して、しあわせに生きられるために、力を尽す、お父さんを尊敬しています。
もしも、ということはないけれど、もしもお父さんと出会っていなかったら、私はいません。
いま私が生きているのは、私は本当に未熟でできていないけれど、心のなかにお父さんがいるからです。私は、お父さんに救われました。お父さんが命を拾ってくれました。お父さんが生まれ直させてくれて、育て直してくれて、理解して、1人の人として見てくれました。私は、心のなかにお父さんがいるから、生きることができます。
今の自分がどうであっても、20年後、必ず夢は叶うよとお父さんが言ってくれます。お父さんの優しい笑顔、お父さんの暖かい笑顔に、私は安心に包まれます。人の力の及ばない何者かが、いつか必ず、未来を与えてくれると思います。だから今は、目の前に与えられたことに一生懸命に向かいたいと思います。
お父さんの姿から、学び、自分を育てて、私もお父さんが教えてくれた利他心を、自分から、1人でも多くの人に広げていける人になります。
お父さんと出会わせてくれて、神様に感謝しています。
お父さんの仲間として、自分のすべてを材料にして、仲間と一緒に利他の社会を作っていく、なのはなの利他心を広げていく1人になります。
お父さんのことが大好きです。どうかお身体を大切にして、ずっと、なのはなのお父さんでいてください。世界一格好いいお父さんでいてください。私も、お父さんを見て、お父さんに負けないで、なのはなのさやねになります。
お父さん、お誕生日おめでとうございます。
