「アイスブルー」 ななほ

10月13日

 お父さんのお誕生日会当日、体育館の会場には大きな「HAPPY BIRTH DAY」という文字と、バルーンで作られた秋色の花に飾られて、お父さんをお祝いする準備が整っていました。

 私は今回、ちさとちゃんリーダーの『ミラクル』のチームでした。この曲は、私にとってとても印象の深い曲で、これまで私の中で憧れであり、いつかやってみたいと思い続けていた曲で、その『ミラクル』が今年、ウィンターコンサートでもできる、お誕生日会でもできると知った時、飛びあがるほど、嬉しく思いました。

 お誕生日会では、『ミラクル』という曲のタイトルにも合わせ、4つのマジックも取り入れたり、お父さんの腕時計の文字板と同じ色である「アイスブルー」の世界をチームのみんなと作ったりし、これまで、チームのみんなと準備してきた過程が面白く、濃い時間でした。

 お父さんが身に付けているアイスブルーの時計。
 衣装では、水色をメインに、青と白も取り入れたアイスブルーの世界を表しました。これまでずっと使いたいなと思っていた水色のチロリアンテープも、お母さんに相談させていただき、首のチョーカー飾りと手首のブレスレットに加工することもでき、嬉しかったです。

 また、よしみちゃんがダンスの解読をしてくれたり、新しいマントを使ったダンスも考えてくれたりし、また新たなミラクルが生まれました。

 マジックは、何もなかった紙コップから水色のモールが出てくるマジック。何もなかったところから急に、リンゴが出てくるマジック。赤色だった風船が一瞬にして、水色に変わるマジック。透明な水を飲むと、色が付くマジックがあり、どれも、ちさとちゃんを中心にみんなで研究を重ねて、今日にいたりました。

 ちさとちゃんが次から次へと新しいマジックを調べて伝えてくれたり、この間、私もいくつかのマジックを覚えてできるようになったりし、練習の時から成功するととても面白かったし、失敗しても面白くて、みんなでたくさん笑った準備期間でした。

 本番では、予想外にお父さんは寸劇の際につけていたかつらを気に入っていただけたということで、コンサートで非日常の世界を表すかつらがどんな風に使われるのか楽しみだし、衣装や演出、マジックもコンサートに繋がるものができたのではないかと思い、お父さんの脚本のいいインスピレーションに繋がっていたらいいなと思います。

 今日は1日、カメラで写真を撮っていたため、みんなの演出やダンスはずっと、カメラ越しでしか見れませんでしたが、最後、『HOMAI』のダンスを踊るゆりかちゃんの姿が目に焼き付いています。

 ゆりかちゃんの目の輝き、強さ、しなやかだけれど粘りや潔さのある踊りに目が釘付けになったし、みんなが客席の方からコーラスを歌いながらゆりかちゃんの姿を見ている空気にも、改めて「仲間」ということを感じ、感動しました。

 なおちゃん達のチームはすごく劇も演出もレベルが高かったし、今年は三味線だけの曲もあり、和のテイストのあるコンサートがワクワクします。

 他のチームでも、着て見たい衣装、ぜひ、登場させたい衣装が衣装部目線からもたくさんあり、これからのコンサートの衣装考案が楽しみになりました。

 相川さんも飛び入り参加でチームに入ってくださっていたり、たけちゃんやたいちゃんたちがクッキーを作ってくれていたり、なっちゃんたちがサツマイモのブリュレも作ってくれたりして、とてもに温かい会でした。

 また、今日から新しくここのちゃんがなのはなに来てくれて、仲間が増えて嬉しいです。

 このメンバーで今年、コンサートに向かっていけるのが楽しみです。
 今日でお誕生日会は終わってしまいましたが、明日からは平日も音楽モードになったり、来週には鵜の羽フェスティバルと役者オーディションも待っています。

 ノンストップでコンサートに続くなのはなファミリー。私も仕事組としても常にみんなと同じ気持ちで、同じ方向を見て、時間のある限り練習し、常に今できる最高の自分としてのパフォーマンスをしていたいと思います。

 昨日はお父さんと少し、お話もさせていただき、自分の生きる方向性、向かう先も改めて定まったことで、よりなのはなでの生き方、生きるスタンスを考え直すことができ、とてもありがたいです。

 なのはなの子としてどこまでも謙虚に、目の前のことに集中し、常にベストを尽くす生き方をしていきたいです。