10月4日のなのはな
音楽合宿第5弾! 今回、コーラスが新たに取り組むのはQueenの『クール・キャット』『ショー・マスト・ゴー・オン』の2曲です。
リビングの黒板には、音響、バンド係から、コンサートに向けて完成させていく曲のスケジュールが張り出されています。今月末で一通りの曲が完成予定なのです。
それを見る度、「来週はこのコーラスをみんなに音入れだ!」と思いどきっとします。
特にQueenの曲は、普通のポップスを解読するのとは全く違った難しさがあり、とてもさらに緊張します。
先日からさとみちゃん、しなこちゃんと、準備を進めていました。
『クール・キャット』の準備が遅れてしまっていました。
今朝7時から本格的に解読を進めて、ぎりぎり音入れの時間に間に合いました!
フー危なかった……ぎりぎりでしたが、間に合ってよかった! ちょっとした達成感です。ふふふ。

最初の曲は『クール・キャット』。
私は今回、この曲を初めて聞いたのですが、かっこよくてセクシーでファンキーで、Queenの中でもすごくすごく好きな曲になりました。
原曲の雰囲気をさらに膨らませるように、ボーカルを引き立たせるようなコーラス。
そんな音を目指して、今まであった楽譜をさらにパワーアップさせました。
みんなでハーモニーを作って歌ってみると、お洒落なコードが綺麗!
歌っているみんなも綺麗に音が重なると顔がキラッと輝くのが嬉しかったです。
「slow down」と盛り上がるところでは「haー!」と吐息のような声が入ります。
しなこちゃんが、手を挙げてカクンと膝を落としながら、歌うと上手く歌えるかも! とちょっと照れながら教えてくれたのが面白くて、みんなでやってみました。
実際にやってみると、本当に歌いやすくなってさらに面白い! やっぱりなりきるのって大事だなあと思いました。

続いて『ショー・マスト・ゴー・オン』。
この曲は、今回のコンサートでラストの曲。
激しく、壮大な曲を聞いていて、この曲を踊りながら歌って、幕が閉じるのかと思うと、準備をしていても力が入りました。
この曲はボーカルにディレイや、リフレインが効いている箇所が何か所もあるのですが、それをコーラスで出来るように作ってくれていました。
皆の声が何度も重なって聞こえると、それだけで迫力がでて鳥肌が立ちました。
1週間ほど前に、お父さんがコーラスを見てくださってから、皆の声質が本当に変わったと思います。練習するたびに変わっていくみんなの声に、感動するなと思いました。
この曲にピッタリ合う、力強い声で、見ている方の心をがっちりと掴めるような演奏にしていきたいです。

2曲の音入れが終わったあと、緊張からか、ずっと歌ったり喋ったりし続けていたからか、ひゅーっと力が抜けてしまいました。
しなこちゃんや、近くにいた皆が「有難うね」と声をかけてくれたのですが、私の方こそ有難うの気持ちでいっぱいでした。
「無事に終わったのはみんなのお陰だー」と毎回思います。
しなこちゃんは、毎回ピアノを弾いて私の説明をフォローしてくれます。
いつの間に練習したのだろう、と思うこともたくさんあって、無茶振りをしてもその場で考えて、みんなに伝わるように教えてくれます。
音入れ中は、コーラス隊の皆が協力して、すぐに理解して率先して歌ってくれたり、いい空気を作ってくれていたり、グダグダになっても、空気を変えて聞いてくれるのでどれだけ救われているだろうなと思います。
ああ、みんないつも有難う……!


また来週も新曲の音入れがあります。緊張する気持ち。練習しなきゃという気持ち。やりたいことがいっぱいな感じとか、まだまだ未確定な部分が沢山あって早く知りたい! という気持ち、音楽が大好きだなと思う気持ち、不安な気持ち、ものすごく楽しみな気持ち……。色々な気持ちが溢れてくると、ああ、コンサートに向かっているなと思います。
なのはなの全員で一つの世界を一から作るような、この気持ちは、きっとなかなか味わうことは出来ないことなんだろうなと思います。
一つひとつに、自分の精一杯で一生懸命になって、たくさん仲間と共有して、コンサートに向かう今を大切に過ごしていきたいです。
(まなか)
***
音楽合宿、第5弾!
朝食の席に着くと、前面の黒板には4つの目標が書かれていました。
2曲のコーラスの新たな音入れ、お父さんのお誕生会準備、美しい歩き方、そして一番大きな目標は……。
コンサート幕開け、第1曲目となる『Bohemian Rhapsody』の振り入れ。
待ちに待った、多人数ダンスの振り入れということで、全員が同じように楽しみな気持ちと緊張感を持って、振り入れに臨みました。

今日に向けて、ダンス部さんがダンスの振付け、フォーメーション移動を決めてくれていました。主に、3つの島に分かれて踊るダンスですが、1つの島に振り入れを2エイト分ほどしたら、そこはその島の中のみんなで練習をして、振り入れをしてくれるあけみちゃんは次の島の振り入れをするという感じで、曲のワンフレーズがそれぞれの島ごとに振り入れ出来たら、全員で合わせてみる。
その連続で進んでいきました。


主に曲の前半、ダンサーはそれぞれのポーズでフリーズして、コーラスがメインとなります。
わたしたちは、ここで『Bohemian Rhapsody』の世界を作ります。
ボーカルの歌が高まっていくにつれ、ダンサーが動き、移動し始めます。
方向転換の動きを揃える意識、お客さんに見せる意識を持って、全員の動きと、目には見えない呼吸を感じて、カウントに厳しく動きます。
隊列移動を終えると、ダンスの動きが増えてきました。曲はオペラ調で目まぐるしい展開へと変わります。それとともに、コーラス隊も次から次へとポーズやフォーメーションを変えていきます。
動きを揃えることが難しく苦戦していたとき、「揃えやすい振り付けに変えようか」とダンス部のあけみちゃんが口にするのを聞いて、悔しい気持ちに火がつきました。
同じ振りをする人みんなで、カウント、キメを共通認識にして、徹底して揃えていきました。
誰一人取りこぼさず、はじめは踊れなかった人もゆっくりのカウントで、2カウントずつに区切ってみんなと同じ速度で踊れるようになっていき、今、まだ顔を見ていない、コンサートを楽しみにしてくださっているまだ見ぬ誰か、なのはなファミリーを待って下さっているまだ見ぬ誰かへの気持ちを力に、全員で同じ気持ちで向える時間が、かけがえのない時間でした。

あけみちゃんも同じ気持ちでいるから、厳しいことを言わなければいけないこともあって、でもそれは、あるべき姿勢を最前線で見せてくれるあけみちゃんの優しさなのだと思いました。
全員で特訓し、バラバラだった振りも揃うようになり「とっても良くなった!」とあけみちゃんが笑顔で喜んでくれました。
気持ちも、動きも、揃ってこその、なのはなのダンスだ、と思いました。

続いて、わたしが今日一番楽しみで、緊張していた振り付けへ。
それは、リフト役!
実は、わたし、振り入れが始まってからすぐに、となりにいたダンス部のよしみちゃんから、
「わたしとなつみちゃんでなるちゃんを持ち上げます」
ということを聞いていたので、いつ、なるちゃんを持ち上げるのか、ドキドキしていて、ただ持ち上げるだけなら難なく出来るだろうけれど、立っているわたしとよしみちゃんの肩に座って、なるちゃんが踊るのだと思うと、よほどガッチリと支えて安定していなければ倒れてしまうだろうと思いました。
なるちゃんは、別の場所でダンスの練習をしていたので、わたしとよしみちゃんは2人でイメージトレーニングをして、ちゃんとなるちゃんが踊れる安定感を模索していたのですが、気が付けばなるちゃんが隣に来てくれていて、レッツ! やってみよう!
よしみちゃんと肩をくっつけてしゃがみ、なるちゃんの足は私たちの腿の上に、なるちゃんの腰は私たちの肩の上に乗って、「♪easy come, easy go、5、6、7、8」よしみちゃんと息を合わせて立ち上がると、ゆるゆると、でも、何とかなるちゃんが持ち上がりました!

でもでも、やはり不安定。
「もっと肩を寄せてもらえたら」
「足はここの方が安定する」
なるちゃんが、安定する場所を一緒に考えて伝えてくれて、1回目より2回目、2回目より3回目と「さっきより良くなった!」と、なるちゃんが声をかけてくれて、上が安定すると、土台の自分たちも随分立ち上がりやすくなり、立っていても、姿勢に無理がなくて、うんとやりやすくなりました。
このシーンは、なるちゃんが、希望でいっぱいの目で前向きな方に引っ張ってくれる勇敢な戦士に見えます。
そんななるちゃんが、リフトされたとき、前で見ているみんなから「おぉ」と歓声が上がりました。

わたしは大事な戦士を支える、大事な一つのパーツ。
誇りを持って、しっかりと役割を果たしていきたいです。
そしてそして、夕方からは、お父さんのお誕生日会の準備。
わたしたちは、お父さんの脚本書き、創作意欲を掻き立てる刺激的なものをプレゼントすべく、大奮闘。


わたしはまえちゃんチームで『Born For This』という曲をやるのですが、全く手つかずの所から、今日は、ダンスを解読して踊り始めるところまでいき、ゼロが1になった記念すべき1日でした!!!
本番は13日。焦ってしまう気もしますが、土壇場に何でもできるチームメンバーと一緒に、予想外で、お父さんお母さん、みんなが目を離せなくなるような表現を目指して、わたしも力を尽くしていきたいです。
この曲は、あゆちゃんがまた和訳をしてくれると思うのですが、崖っぷちでも希望を持って戦う強さのある曲で、わたしはとても大好きです。

この曲の良さに、自分たちの生きていく姿勢をこめて、訴えるものがあるもの、今の時代に求められている要素が含まれた、なのはなの一曲にしていくことがきっとできるのだと思うと、とてもワクワクします。
明日もたっぷり時間をもらっています。
たくさん踊って、お父さんの力になれるように頑張ります!
(なつみ)
