9月19日のなのはな

9月といえば、稲刈りが始まり新米の時期!
お父さん、永禮さん、補助のメンバーが、晴れの日に稲刈りをしてくださっています!
稲刈りはお天気さんとの戦いもあり、今年は難しく大変だったりする話をきかせてもらいます。
ですが、そう話してくださるお父さんの顔や、永禮さんとすれ違い挨拶をするとき、凄くキラキラしているように感じます。大変だけれども、くじけないで毎回稲刈りをしてくださっている事が本当にありがたくかっこいいなと感じます。
稲刈りをしてくださっている方たちと同じ気持ちで自分もくじけずに前に進んでいきたい、そう暖かい勇気をもらっています!!
さて話は変わるのですが、、! 今日まさかまさかお父さん達が刈ってくださった稲が、ライスセンターで籾摺りをされ、、30キロの米袋に入り帰ってきました!!
お帰りお米~~~!!


朝食の席で、今日お米運びがあることを聞かせてもらってから、もうわくわくがとまらないです!!!
須原さんがエルフいっぱいにお米を積んで持ってきてくださり、みんなでお米運びです♪
農産倉庫前の扉に、みんなで1列になりどんどんお米を運んでいきます!
みんなの行列の中の顔を見るだけで、嬉しい気持ちで胸がいっぱいになり、お米運びをわくわくしている様子でした。その暖かい空気が胸にしみ、こうしてお米運び1つでもわくわくし暖かい気持ちいっぱいになれるなのはなが本当に大好きだなと思います。

お米を渡されたら、行列の横を通り階段に運んでいきます!!
お米をもらった人が行列の横を通って行くのですが、どの人の顔を見ても本当にみんな楽しそうでした!
お米を運んでいる人の中には「去年は持てなかったけれど、今年初めて30キロのお米を持てた!!」という人もいて、そのことがすっごく嬉しかったです。
こうして心も身体も良いように成長していける事。そのことが本当に誰かの希望だなとしみじみ思います。
よーーし!! そう思っていたら、次は自分の番だ!!!
ドキドキ、1年ぶりに30キロのお米。持てるかな。。と思い持ってみると……。

あれ意外と持てた! 去年初めて持った時よりも圧倒的に軽く感じ、そのことが凄く嬉しかったです!
自分もそうして力をつけていける。力をつけて誰かの役に立てるんだ!! そう思うと、心の底から力がいっぱいにわいてきてさらに楽々持てていけます!!
(ちなみにお米を持つときのコツはあかちゃんを持つようにして抱えて持つと軽いです!)
お米を大事に持ったら、よーし! 階段にレッツGO♪
階段に行ったら、先頭にはあけみちゃんがいてくれて、お米を収納する位置に積み重ねていってくれました。あけみちゃんに渡して、お米がちゃんとした場所に置かれたら完了!!
たった1回でもすごく達成感がありすっごくうれしくてハッピーな気持ちでいっぱいでした。
力を使う作業、みんなで協力する作業ってなんでこんなに楽しいだ! という気持ちでいっぱいで本当に楽しかったです!
お米運びをさせてもらい、みんなで協力し、1人1人がみんなの役に立ち、自分もみんなの役に立っている。そう、みんなをたくさん感じお米運びをさせてもらえた時間が凄く幸せで胸がいっぱいです。
次のお米を取りに行くぞ! と思い階段を下りていく時にも、お米を運んできてくれる人がいます。そのみんなの雰囲気や顔がもう本当にきっらきらして輝いています!! その楽しそうな笑顔を見ると幸せな気持ちでさらに胸がいっぱいになります!

よーーし! みんなの笑顔でパワーチャージされもう1回お米を取りに行きます!
お米をもう1回もらうと、、あら不思議!! さっきより軽いんです!!
お米を取りに行くたびにどんどんと軽くなっているのを感じそのことが本当に嬉しく、運ぶたびにどんどん楽しくなっていき胸が満たされるのを感じました。
みんなの行列の中を通りお米を運んでいくだけでもたくさんわくわくした気持ちをもらい、お米とみんなの力ってすごいなあと思います(笑)
よし! 朝取りに行ってくれた分のお米が終わり、次は作業中に、またもう1度お米が来るという事でした。
作業が終わり古吉野に片づけがあり帰ってきたら! ちょうどいいタイミングでお米が運ばれてきていて、そのまま再びお米運びに参加させてもらいました。
追肥が終わり草取りをしていたメンバーも近くにいたので、一緒に運んでくれました!
おもいっきり作業や追肥をした後でも、力いっぱいなみんなが素敵でかっこいいなと思います。

お米運び1つでたくさんの笑顔が見られることや、たくさんの幸せを感じられるだなんて、お米も嬉しいだろうなと思います(笑)
よーし!! また私も運ぶぞ!! と思いお米をもらい、あけみちゃんの所にお米を持っていくと、、わお! お米タワーができていました! 凄すぎる! 最初なにもなかったところにこんなにすごいお米がタワーになっているだなんて、、その光景があっかんでした(笑)
お米を1から作り、自分たちが作ったお米を食べ、生産する側としていさせてもらうこと。
本当に希望でしかなく、生産する側って本当にすっごく楽しい。そう思います!
それにこの30キロのお米たちでも、1粒1粒に出来るまでの過程があるんだなー! と思うと胸が感動でいっぱいになりこのお米たちに感謝の気持ちでいっぱいです。
こうして力をつけられることが本当に誰かの希望になれる。力がある事で何かあった時誰かを助けられたり、みんなの役に立てる!! 今はまだまだかもしれないけれど、これからもっともっと力をつけてみんなの役に立てる人になりたい!!! 次は自分が助ける番になりたい!!
大好きなお父さんお母さん、仲間の役に立てるように。これからもっともっと力をつけていきます!!

なのはなに来た時はこんなにも自分が力をつけることができるだなんて思ってもいなかったです(笑)
なのはなに来た頃は、力をつけるのが本当に嫌で、ナスや野菜が入ったコンテナ、とにかく重い物をもつのが嫌で、持つのを避けていました(笑)
そんな私でも、あれ! 特に何もしていないのに、なのはなのみんなと一緒にいて作業をするうちに、、気付いたら気持ちが変わっていて、重い物も、30キロの米袋も持てるようになっていました!
それに今は「もっと力をつけたい!! 皆の役に立てるように力をつけたい!」そう思うようになっていました。
こうしてどんな形であり、なのはなにいさせてもらう事で気づいたらいい風に変わっていること。
たとえどんな気持ちの人がなのはなに来ても、いいように変われること。そのことを感じ本当にすっごく希望だなと思います。
自分のそういう過去が今になって希望になったり、その時の点でしかなかったことが1年を通し線になったり、本当に全部が全部材料になりました。
そう思うと今の現状の点もきっと線になる。材料になる! そう信じ前に進みます。
なのはなのお米運びには、たくさんのストーリーがありたくさんの希望が詰まっています!

「夕食の準備ができました。皆さん食堂にお集まりください」
その放送が聞こえ、今日のご飯は何だろうな♪と、わくわくし食堂に向かいます!
そしたら、、、まさかまさか今日の夜ご飯の白米は。
「新米」です!!! つやつやと光っていて、おもわず「わ!! 新米だ!!」と声を出してしまうほど凄く嬉しかったです(笑)
周りの席からも新米だ! 嬉しい! という声がたくさん聞こえてきてさらに嬉しい気持ちでむねがいっぱいになりました!
「いただきます!」でまず新米をパク。
新米も、もうすっごくすっごく美味しいです。こうして新米を食べさせてもらえることがすっごく嬉しくありがたい気持ちでいっぱいです。
米粒1つ1つに感謝で、もう美味しい美味しいとパクパクと食べてしまいました(笑)
それから、なにより、みんなで「美味しい!」と思い食べさせてもらえたことが本当に幸せで、みんなで食べる事で美味しさがさらに倍増です!!
今こうして、食にこだわらずにお米が食べられること、美味しいと思いその美味しさをみんなと共有できる事。もう本当に幸せで美味しい気持ちで胸がいっぱいでした。
自分がもし、この記事を読んだならば、絶対に嘘だろと思うかもしれません。
けれど私もなのはなに来るまでは、THE摂食障害で、拒食で白米とかご飯が食べられなかった時期もあったり、食べたくないとか。もうそんなことでいっぱいでした。
けれど、気付いたら食べられるようになっていて気づいたら、ご飯が美味しい!! ご飯が大好き!! 今日は新米がおいしい!! となっていました(笑)
そうして苦しんだ人でもなのはなでは変われること、自分でも嬉しいけれど自分が誰かの希望になれるのかと思うとすっごくすっごく嬉しいです!!!
それにこの新米の美味しさの秘密には、きっと味もできるまでの過程もたくさんあると思いますけれども、もっと大事なんじゃないのかなと思うのは孤食で1人で食べるのではなく皆で美味しいと思い、共有し食べるからこそさらにおいしく感じるんだろうな。そうしみじみと感じました。
今では当たり前になってしまい忘れてしまいそうなことですが、この幸せは美味しさは当たり前じゃない。みんなで食べさせてもらえる事、美味しいと幸せだと感じられ事。それは普通ではない。そのことをちゃんと心に入れて、今の幸せを、この本当の幸せをもっともっとたくさんの人につなげていきます!!!
(かのん)
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田んぼでは…!




***
こんなにも楽しい作業があるんだ! と思うくらい、今日の午前の作業は笑顔いっぱいの作業でした!
あけみちゃんにふみちゃん、ゆうはちゃん、ほのかちゃん、ゆきなちゃん。桃メンバーがたくさん大人数作業に。桃の季節が終わったのは寂しいけど、こうしてまた新たな顔ぶれで畑に入ることがうれしいです。あけみちゃんがリーダーなんていつぶりだろう。ばしっと指示を出して、ちょっと豪快で、でも作業に面白みがたくさんあふれている、そんなあけみちゃんの引っ張る作業がやっぱり大好きでした。

まずはトマトの撤去。最近涼しくなったとはいえ、やはりハウスの中は蒸し暑く感じました。まずは株と竹を誘引していたスズランテープを外して、株を引き抜いて…。なぜか、妙にあけみちゃんが焦っています。
「エルフでお米を古吉野に運ばないといけない。エルフには今日の元肥入れのために牛肥が積んである。12時15分までにエルフを空にします!」
…なるほど、そういうことか。。。今日の作業には、タイムリミットが設けられていました。

そう言われると燃えるのが私たち。トマトの撤去自体は30分かからず終わりました。
次は崖ハウス4棟の元肥入れです。元肥入れなら、ハウスは面積が小さいのですぐ終わると思っていました。でも、ハウスの中を見ると畝がうっすら残っていました。急遽畝崩しをすることに。来ました、チーム対抗戦! 私はゆうはちゃん、ゆきなちゃんと一緒のチームでした。一体3人で1ハウス、どれくらいで終わるのだろう、と少し不安でした。
でもやってみると意外に速い。ゆきなちゃんはやっぱりガッツがあって、私が想像していた畝崩しを覆すように、鍬で畝をなでるように、進んでいました。こうすればいいのか、と分かって、ゆきなちゃんの真似をして頑張りました。これなら、あけみちゃんチーム、ふみちゃんチームに勝てるかも、と一縷の望みをもちながら。
「終わった!」と一番に叫んだのは、なんと2人チームだったふみちゃんとすにちゃん。体力がすさまじいから人数が少なめのチームだったのに、本当にびっくりしました。作業が素早くて、力があるってかっこいい、と思いました。悔しかったけど、とても楽しかったです。

畝を崩せたところでついに元肥入れへ。私は牛肥を積んでくれたてみを、エルフから下へ下ろす担当になりました。すにちゃんがスコップで牛肥をてみに入れてくれて、私へ。エルフの際に置かれたてみに、すにちゃんがスコップで牛肥をバサッ!! その真下にいた私。顔に牛肥をたっぷり浴びる。後ろには、バケツリレーするために「速く牛肥送って!」と待っているみんな。牛肥が私に飛び散っていると気づかず相変わらず豪快に牛肥を入れ続けるすにちゃん。タイムリミットが迫っている。みんながスピーディーに作業を進めようと頑張っている。待って、牛肥を浴びています、と言えない私…。
この拙い表現の文章で、現場のイメージが伝わるでしょうか?(笑)。
1棟元肥入れが終わり、私の顔が牛肥まみれなことにようやく気付いたすにちゃんがごめん! と言って、私ももともと日焼けで真っ黒だったし同じか、と思って、みんなで笑い合いました。私だけではなくてみんなも顔に牛肥が。頑張った証拠だな、と思います。
やっぱりみんなで「はい!」と声を出しながらバケツリレーするのは格別に楽しくて、元気が出ます。ほのかちゃんも、「本当に楽しい、久々に牛肥撒きしたなあ」としみじみと言っていました。私も、楽しさを共有できる仲間がいてうれしいです。

次の新ハウスの元肥入れに向かうと、卒業生で今帰って来てくれているえりさちゃんが合流してくれました。私が初めてえりさちゃんと一緒にした作業は、ゴーヤの追肥。てみで肥料を運ぶえりさちゃんが風のように見えて、力強くて、すごいなあと思っていました。またえりさちゃんと一緒に肥料撒きをすることができるのが縁を感じました。やっぱりえりさちゃんは速くて、えりさちゃんが加わると一段とスピードが上がったように感じました。
最後、真ん中ハウスの肥料入れで終わり、でしたが、ハウスの中に草がしっかりと生えていて、畝も残っている…。動揺しましたが、
ふみちゃん:「草刈りしまーす!」
あけみちゃん:「5分で草取りと畝崩し終わらせます」
少しも動揺せず、冷静に指示して行動するふみちゃん、あけみちゃんはかっこよくて、この2人についていきたい! と思わせてくれる頼もしさがありました。ものすごい速さで肥料入れまで終わって、12時ちょうど! 牛肥まみれの顔のみんなと一緒に、記念撮影ができて、忘れられない作業になりました。

さて、まだミッションは終わっていません。エルフには、まだ撒き切らなかった牛肥が残っていて、これを下ろさないとお米を取りに行けません。何人かとダッシュで古吉野へ戻り、肥料倉庫に牛肥を下ろしに行きました。須原さんが待っていてくださって、「タイムリミットまでのこり5分30秒」と、タイムコールを細かくしてくれました。無事に本当にぎりぎりになりましたが、ライスセンターへお米を取りに行ってくださる須原さんを、12時15分に見送ることができました。ほっとしたし、達成感山々でした。
あと30分ちょっと時間があったのでハウスの外周の草取りへ。作業をしている途中、「お米が届きました!」と声がかかりました。急いで古吉野へ戻って鉄筋校舎へ大量の米袋をみんなで運びました。個人的には、去年は持つことができないかった30kgの米袋を持ち上げることができたのがうれしかったです。
再び草取りへ戻って5分、「お米が届きました!」古吉野へ走る、大量の米袋運ぶ。草取りへ。「お米が届きました!」これを3回くらい繰り返しました(笑)。
すごくいろんなことをした午前中でした。でもみんなと一緒ならどこまでも笑い、楽しさに変わっていって、1日を振り返ると、今日が本当に心から楽しかった! と思いました。
大好きなみんなとたくさん笑って作業をたくさん進められて。またなのはなでかけがえのない思い出を紡いだな、と思います。今日もいい日でした。
(うたな)
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あぶらなファミリーへようこそ!
第一鉄塔畑が、ブロッコリーとキャべツのアブラナ科兄弟たちのお家になりました。長男の茎ブロッコリーと、その弟のブロッコリー、そして長女のキャべツ。私たちは、ブロッコリーとキャべツたちの、鉢から畑へと旅立つのを、お手伝いしました。

張り切って畑に行きました。早く着いた人から、植えつけ後の、ネキリムシ対策の草敷きがすぐにできるように、あらかじめ草をたっぷりと集めました。

そして、苗が到着したら、植えつけスタート! 苗を50センチ間隔に置く人を追いかけて、植えつけていきます。さらにそれを追いかけて草敷き。誰かの手があまらないようにスピーディーに動きながらも、競争ではなく助け合う空気がそこにありました。
作業前に、お母さんのお話がありました。
今年の稲の手刈りは、誰も追いてけぼりにならずに、みんなで助けあって刈り進むから、刈り後がでこぼこせずにきれいな線を描いて刈り進んでいたことが嬉しかったこと。競争をするのではなく、周りをちゃんと見て、助け合うこと。
その、お母さんのお話があったから、作業中、スピード感はありながらも、誰も追いてけぼりにならない、助け合う空気がずっとありました。


みんなで一列に並んで、植えつけを進め、速い人は、追いついていない人のヘルプに入りました。その空気が気持ち良かったし、みんなが同じスピードだとやりやすくて、効率が良くなりました。いつも、そういう気持ちで作業をしていたいと思いました。

最後は、全員でネットがけ! 1ミリのすき間もあけずに土をかけて、害虫から野菜を守ります。タイムリミットはせまっていて、猛スピードで、ブルドーザーになったみたいに猛スピードで鍬を動かしながらも、手が足りていないところに入ったりして、みんなで一体となって作業をしました。みんなが私で私がみんな、という気持ちになりました。


そして、みんなで協力して、作業完了! お互いに助け合う私たちの気持ちを、ブロッコリーやキャべツたちも感じ取って、このあぶらな兄弟たちも元気に育ってくれるといいな。
(えつこ)


