「高齢者施設でのフラダンス披露」 すにた

9月13日
 
 今日は、敬老の日のお祝いに、高齢者施設の敬老会に行かせてもらいました。
 今回の出演メンバーは、МCまなかちゃん。ダンスメンバーは、ゆりかちゃん、あけみちゃん、ふみちゃん、のんちゃん、よしみちゃん、ももかちゃん、私の計8人と、さやねちゃんと、かにちゃんが音響をセットに来てくださりました。
 
 このイベントに出演させていただくのは、初めてで、ゆりかちゃんに名前を呼んでもらったときはすっごくうれしかったのを覚えています。
 それとともに、すごく緊張もありましたが、今回の機会を通して沢山、皆の姿を吸収しよう! そう思い、練習に向かいました。
 
 今回は他のイベントと違い、少人数での演奏となります。
 少人数ダンスは特に、一人ひとりがすごく浮き立つような、頭からつま先まですべてが魅せる意識でいて、一人ひとりの存在がとても大切なものとなります。

 練習の期間からベテラン組さんのゆりかちゃんなどの表現する姿、表情を見て、ゆりかちゃんの表現する姿の深さや、真の強さ、重さを感じ、その姿が本当に目が離せないくらいに魅力で、どこきりとってもすごく真のある美しさが、表情、形になってあらわさせていて、
 心に刺さったあの感覚がすごく印象でした。
 こういった表現ができるのも、苦しさの中で生ききた私たちだからこそ表せるものなんだなと改めて感じました。
 
 こんなにもじっくり1人の表情、姿を見させてもらったのは、初めてくらいでこれが少人数ダンスの魅力でもあるんだなと感じました。
 ベテランさんのダンスを見させてもらうと、2人や3人で踊っているとは思えないけど、すごくスケールが広く、一人ひとりのオーラが何倍にも何十倍にもでていて、まるでみんなの後ろに、60人の皆が見えてくるようでした。
 練習期間を通して、一人ひとりの表情、形、姿を沢山吸収させてもらいました。
 この機会を気に少しでも皆に近づけるように。
 私は今回をとおして、フラダンス、タヒチアンダンスを踊ること、表現すること、伝えていくことがより大好きになりました。
 
 そして、木曜日のリハーサル。
 あゆちゃんが私たちのリハーサルを見てハッキリ言葉をいってくれました。
 
『今の演奏はただただ綺麗な人、可愛い人だけで、つまらない演奏になっている』
『普通の人がかわいくメイクをして衣装を着て演奏をしている。ただそれだけ』
『それは私たちらしくない。
 私たちはなんのためにその場に立つのか。何を目的に、何を伝えたいのか』
『私たちはギリギリのところで生きて生きて、そのギリギリの中、命を懸けてでも伝えたいものがある』
『そのことを忘れては演奏をする意味がない』
 
 この言葉がすごく胸にささりました。
 
 そして、あゆちゃんが、高齢者施設に通っていらっしゃる方々は決して、普通に生きて、なんともない人生を生きていたわけではない。
 戦争をいう時代を生きて、命をかけて戦い続けた人たち。歯を食いしばって次の世代につながるようにと、一生懸命生きた人だ。
 その言葉を聞いて瞬間的に涙がでそうなくらい、グッとくるものがありました。
 そしてまた私たちは、そうつないでくださった道をバトンのように受け継ぎ、生きていくんだ。と思うと、またグッと背筋が伸び、すごく大切な機会をいただいたなと感じ、ありがたく思いました。
 今もう一度あゆちゃんの言葉を胸において、自分ができる心と身体の隅々まで使ってどうか、どうかたった1人でもいいから胸においてくださりますように。祈るような気持ちで本番に向かいました。
 
 そして本番当日。
 すごく緊張する気持ちがありながら、場所につきました。
 綺麗な建物に施設の名前が書かれてあり、いよいよ本番という実感がわいてきました。
 ドアを開けると……。
 部屋にいられる方々が、(パアアアッ、っと)明るい笑顔でこちらに、お顔を向けてくださり、挨拶をしてくださったり、その温かい空気にすごく自分まで沢山うれしい気持ちをもらいました。

 そこからは、背景の飾りつけや、場ミリ、音響のセットがあったのですが、お客さま方は、その時から、椅子をこちらに向けて、ズラーっと並んでくださり、
 “来てくれてありがとうね。”“わあ~”と準備の時からすごく私たちを好意的に見てくださり、すごくうれしかったです。
 そして、まなかちゃんのMCから私たちのショーが始まりました。
 最初にスタッフさんが、簡単に説明をしてくださり、なのはなファミリーの皆さんです! という言葉ともに、まなかちゃんが出てきて、拍手がなりました。
 1曲目は、『イア・オラ・ナ』から始まります。
 この曲はこの夏のイベントでもなのはなのステージのオープニングを飾ったダンスです。
 そして、踊りながら、バックにいるみんなを感じ、一人ひとりにつたえる気持ちで、ゆりかちゃんに教えてもらった、振りのごとの意味を心の中で言いながら踊りました。
 
 曲の途中からは、お客さまが手拍子をしながら、こちらを笑顔で見てくださる姿が見えました。
 
 自分の心と身体の全神経を使って目の前の方々に伝え、表現することがすごく楽しくて。
 そう、目的に向かって、全身を使って表現する今この瞬間が、何をするよりも一番生きがいをもってでき、身体の芯が熱く燃える感じがしました。
 
 そこからはあっという間に時が流れ、一瞬にすぎて時間がすぎていくような感覚でした。
 
 2曲目の『アリオイ』、3曲目の『オ・ヴァイ』は、『イア・オラ・ナ』のような明るい曲調とはまた違い、私たちがギリギリのところで生きているその気迫や、とがるような気持ち。
 まさに、私たちが苦しみからギリギリのところで生きて戦うような厳しさが表現される曲です。

 舞台袖でも、感じるオーラ。
 ただただシーンとお客さまが見られているのではなく、その曲に飲み込まれていくような、気迫や真の深い表現がお客さまの心に刺さってくださったかのような感じがして、お客様とわたしたちとの間につながるようなもの、感じるものがたしかに見えました。
 
 そこからは、さらに、その空間全体が一気に1つになっていくのを感じました。
 4曲目『タヒチ・ハナハナ』です。
 赤と黄色が華やかに映える衣装に、パワー全開!
 私たちがなのはなに来て初めて感じること、みつけることができた喜びや、楽しさ……。
 真っすぐな気持ちを曲に乗せて表現します。

 お客様が、同じ気持ちや表情になって聞いてくださり、後ろにいらっしゃるスタッフさんまで、私たちの踊る『ハナハナ』のふりを一緒に踊ってくださったり……。
 その空間が『ハナハナ』でうまったような感覚がしました。
 
 そして、7曲目。
 ラストは私たちの大好きな曲。
 『フラガール』です。
 フラガールの歌詞にのせて歌い、踊りました。
 最後はまなかちゃんが隣で歌ってくれて、出演メンバー全員で歌い、踊りました。
 みんなを感じ、すべてを出し切ったように、終われたことがすごくうれしかったし、またこれが次につながる演奏になっていったなと思います。