9月10日
(消灯間近なので短めです)
次につながる桃作業を。
午前中は、さくらちゃんと、池上桃畑の木の根元に落ち葉堆肥をまいて中耕をしました。
これをすることにより、土の中でいい菌が生きやすくなるらしいです。
数日前に光合成細菌をまいたので、それと合って良い結果を得られたらいいなと思います。
落ち葉堆肥撒きと中耕。
文字にするとすごくシンプルに感じられますが、体力と気力のいる作業でした。
池上桃畑の木は一本一本が大きくて立派です。
その木が12本。
落ち葉堆肥は30分くらいで撒けたのですが、その後の中耕が大変でした。
草の根が張っていたり地面が固かったりして思うように耕すことができません。
最初の1本に取り付いたときは、これを2人で終わらせるのか……と果てしない気持ちにもなってしまいました。
けれど2人で1本の木のまわりを、違う方向へ向かって耕し始めて、最後に正面から出会ったとき、2人で笑顔で顔を合わせて「よし!」と言いあえた瞬間がすごくうれしくて、次に進む気力が何倍にも湧き上がりました。
さくらちゃんが明るく声を出してくれるので、私もつられて明るい声になって、気分も明るく楽しくなってきます。
さくらちゃんの明るいほうへと人を引っ張ってくれる力がすごいなと思って、一緒に頑張れて嬉しかったです。
2時間慣れないミツグワを持ち続けて、肩も腰もへとへと。
でもその疲労感を打ち消すほどの達成感。
広い畑を2人でより良い畑に、より良い桃のために作業できたことが誇らしいような喜びであふれました。
桃のシーズンは終わりかけていますが、収穫が終わったあとも桃の木の癒しは変わらないし、すごく愛おしくて、最後までピーチ姫としてできる全力を尽くして桃の木と向き合いたいです。
