「秋を迎えていく桃畑」 ゆうは

8月28日

 来年につながる桃作業。
 まだまだ暑い日は続いていますが、はなよめや加納岩白桃などの早生品種は紅葉し赤く色づき始めている木も見られ、秋の気配をちらほらと感じられるようになってきた中、桃作業も来年に向けての作業が始まりました。
 先日はさくらちゃんとペアで尿素の葉面散布を回らせてもらいました。
 補助をさせてもらったのですが、収穫が終わっている木なのでネットが外されていてすごくやりやすかったです。
 まいてくれるさくらちゃんの邪魔にならないよう真後ろを意識して動いていたのですが、さくらちゃんが次どう動くかを考えていると、一方的ではあるけれど一心同体になれた感覚がして嬉しかったです。
 そして今日は剪定ツアーの日。
 日陰を作ってしまう内部の徒長枝を切っていきました。
 今回切るのは背丈までの高さで切りたい本数の半分。
 いろいろ気になる枝はあっても切れる枝数はかなり限られています。
 どの枝を切るのが桃の木にとってベストなのか。
 見極めるのが難しかったです。
 ペアで一緒に動いてくれたつきちゃんが、
「この枝は樹勢が強いからこの太めの枝を優先」
「ここは明らかに邪魔になる」
「ここは誘引して生かしてあげられるから切らなくても大丈夫」
 など、的確に根拠を持って判断してくれて頼もしかったし、理由も教えてくれるので学びながら進めていくことができてとてもありがたかったです。
 のこぎりも少し苦手意識があったのですが、丁寧にコツを教えてくれて、どこが悪いのかを見てくれて、上手に扱えるようになってきたのがすごく嬉しかったし、つきちゃんのやさしさにあたたかい気持ちになりました。
 この前、桃を初めて収穫したと思ったらもう来年を考える時期に。
 必死で桃のシーズンを駆け抜けてあっという間に時が過ぎていました。
 あっという間だけれどすごく濃い、学びの多い意義のある時でした。
 来年もより良い桃がなるように、みんなに笑顔が届けられるように。
 シーズンが過ぎてもまだまだできることはたくさんあります。
 次につながる桃作業。
 ピーチ姫のみんなとこれからも桃畑を駆け回って桃の木に心を向けていきたいです。
 書いているともう桃が終わった雰囲気になってしまいましたが、まだこれから収穫という木も残っています。
 白皇、白露がじっくりじっくりと熟れはじめ、やっともう少しで採れそうというところまで来ました。
 どちらも今年から新しく導入した袋を使っていて、どんな桃に育っているかわくわくします。
 桃の移り変わりの時期で今日の収量はなんと9玉。
 驚くべき少なさでしたが、また新しい品種がとれ始めるまでに余裕のある今、秋野桃作業を進めていけて嬉しいです。
 
 そして今日の夜は土曜日に向けて再び浴衣選びをさせていただきました。
 2回も選ばせていただけるなんて贅沢。
 私には着こなせないかなと思いつつも縁日で来ている人を見て一目ぼれした浴衣を候補に2枚お母さんに見ていただくと、その浴衣を選んでいただけました。
 すごく嬉しくて着られるのが待ち遠しいです。
 浴衣に似合う上品な姿でいられるよう気持ちを作って楽しみたいです。