8月28日のなのはな

ついに、大好きなこの季節がやってまいりました!
私の大好きな、楽器練習です。予告があったときからずっと楽しみにしてきて、これまでの反省や、今のトロンボーンメンバーに何が必要かなどを考えて、密かに作戦を練っていました。
楽器練習は2日目です。トロンボーンメンバーは、ベテランメンバーも揃っていて、また、夜にアンサンブル練習をしているメンバーもいるため、1日目からしっかりとした音が出ていて、良いスタートです。ベテラン組がしっかりとした音を吹けたら、あまりトロンボーンに慣れていない人も、すんなりとみんなの音に溶け込めて、はじまりがこんなに順調なら、みんなでゴロンと上達できそうだと、気持ちはウキウキしています。

練習では、トロンボーンパートは、みんなでいつでもお互いにフォローし合えるトロンボーンパートを目指して、練習をしました。
集まったのはベテランメンバー。ベテランだからこそ、基礎練習の時間を暇つぶしにしないで、ちゃんと高いレベルに積み上がるような、濃い1時間にしたいと思ったからです。トロンボーンのリーダーをしていると、本当に、技術面だけじゃなくて、精神面でも鍛えられて、とてもありがたいです。
ベテランだからこそ、何か複雑なことをするというわけではなく、すごくシンプルなロングトーンなどをしたのですが、シンプルでも、より質高く密度の濃い音を目指して練習する時間が、すごく楽しくて、時間があっという間だけど、濃い1時間でした。1時間の中でどれだけ質の高い練習ができるか、みんなの音や、空気を感じて、プランを変えていったりするのが、難しいけれど楽しいです。

最初にロングトーンをしたとき、一発目から、まっすぐでしっかりとした音で吹くことができました。もう一歩、私たちがステップアップするには何が良いかと考えたとき、大きな音を思い切り大きく吹くけれど美しさを失わずに大きく吹きたいのと、小さい音をより小さく吹き、それでもぶれずにまっすぐな小さな音を吹きたい、音の大小の幅をもっと広げたいと思いました。
そこで、自分たちの吹ける一番小さな音で、ロングトーンをしました。小さな音を吹くのは、大きな音を吹くのと同じくらいかそれ以上に、体力とスタミナが必要です。鉄のように強い意志を持たなくては、音がふるえます。でも、小さな音でも芯がしっかりした美しい音が吹けるようになったら、もっと表現の幅が広がりそうだと思い、今日の基礎練習では、美しい小さな音にこだわりました。
何回も、小さな音でロングトーンをしたら、腹筋が疲れて、唇の筋肉も疲れてぷるぷると震えました。でも、確実に鍛えられている感じがして、嬉しい疲れだと感じました。これは毎日続けたらだいぶ鍛えられそうなので、毎日の練習メニューに加えます。

次に、大きな音と小さな音を交互に吹くロングトーンをしました。小さな音でロングトーンをした後だと、より大小の幅が広がったのを感じました。曲を吹くときに、いつも、自分の幅の狭さにもどかしい思いをすることがよくあるので、毎日続けて、もっと幅の広い表現ができるようになりたいです。
最後のロングトーンでは、フォルテピアノクレッシェンドでロングトーンをしました。やってみたら、すごくスタミナが必要なのと、それから、音の大小の幅を広げるだけじゃなくて、音の大きさやクレッシェンドのタイミングなど、周りを感じて揃える良い練習になりました。
その後も、タンギングや、リップスラー、低い音でのロングトーン、高い音でのロングトーンなどして、1時間が短すぎると思ったのですが、プラン以上にたくさん、やりたかったことができて、しかも積み上がる手ごたえを感じて、濃厚な1時間でした。

一番最後に、タンギングとロングトーンを交互にする練習をしました。ぺアで練習をしていきます。片方のぺアがタンギングをしているとき、もう片方のぺアはロングトーンをします。そのとき、タンギングをしているぺアがメロディとして浮き立つように吹きます。これは、あゆちゃんから教わった練習方法です。私はこの練習が大好きで、毎回必ず基礎練習のときにはやります。
やっていることはシンプルですが、よりメロディが浮き立つように音を伸ばしたり、タンギングをするときは自分が上手に浮き立つように吹いたりする、とても良い練習になります。ただ単純に、大きくするとか小さくするとかではなくて、ロングトーンのときは自分がひっこむんじゃなくて、タンギングをしている人の音を後押しできるように吹く。自分がタンギングをしているときも、ただ単純に大きく吹くのではなくて、美しく大きく吹いて、自分がメインだとわかるようなタンギングをする。
これは、アンサンブルをしていても感じている、自分の強化したい部分なので、私はこの練習に重きを置いています。やっていることはシンプルなのに、いくらでも究めることができて、すごくおもしろいです。

飛ぶように1時間がたちました。でも、確実に積み重なった1時間と感じました。トロンボーンを吹くと、どんなにコンディションが良くないなと感じた日でも、トロンボーンを吹いたら、パワーがみなぎり、その後もそのパワーがずっと続きます。トロンボーンは本当に私にはなくてはならない、元気の源です。
今の時期に、基礎をかためられることがとてもありがたいです。長くトロンボーンを吹いていても、もっと良い音楽を吹けるようになるには、基礎は欠かせません。毎日のこの1時間を、大切に過ごしたいです。
今週末には課題曲も発表されます楽しみです!!!
(えつこ)
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畑の環境美化を守る、草刈り部
陰ながら畑を支える部隊です!
なのはなファミリーの作業のなかで草刈りは密かに憧れの的。そして体験した子からはとても人気な作業です!
中心になって進めてくれているメンバーに草刈りの面白さ、やりがいを記事にしてもらいました!

この夏、私は『草刈り部』として毎日、野菜の畑を中心に、草刈りをしています。
未熟ながらも、私は草刈り部の部長に任命され、副部長のちあきちゃんと一緒に草刈りに没頭する日々がとても楽しいです。
毎日、基本的には1人か2人、畑作業の時間に草刈りをしています。雑草の草丈が高い畑から優先して刈っているのですが、なかなか畑の見回りに行けないところを、卒業生ののぞみちゃんが週に1回のペースで畑の見回りに行ってくださって、その都度草刈りの早急度を教えてくださることがとてもありがたいです。

草刈りは、野菜の成長に直接的に関わることではなかったり、目立ったような作業ではないけれど、草刈りをしていると、嬉しいこと、楽しいこと、悔しいこと、毎日感じる事がいっぱいです。1枚畑を刈り終えて、綺麗になった畑を見たときの達成感、その畑に植わっている野菜の担当の子が「嬉しい! ありがとう! 」と喜んでくれたときの嬉しさ、地域の方が「いつも綺麗に刈ってくださってありがとうございます。」と声をかけてくださったときの温かくて幸せな気持ち……。毎日の草刈りの中に、数々のドラマがあって、だからこそ草刈りが楽しくて楽しくて、やめられないです!
夏は雑草の伸びがものすごく早くて、雨後にぐんぐん伸びてしまった雑草を見て、「この前刈ったばかりなのに~~!! 」とガクッとなったり、早く刈らなきゃと焦りが出たりすることもありますが、いろいろな人が助けてくれて、草刈りを進めることができていて、草刈り部でいられることがとても幸せだなと思います。

草刈り部は意外に人気もあり、「私も入りたい! 」と言ってくれる子もいて嬉しいです。
「明日はどこの畑の草刈りをしようかな......」と考えながら眠る夜が、最近の私の小さな楽しみです。
これからも、草刈り部として、みんなの力になれるように頑張ります!
(草刈り部 部長:よしみ)
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コムスリー畑の草刈りへ。この草刈りの大きな目的。このところの一時的な雨や、夕立ちで畑がなかなか乾かず、本日の草刈り畑のコムスリー畑は、ニンニクの植えつけを控えています。植えつけ前に元肥を入れた畑からトラクターをかけたい…しかし、畑が乾かない!
ということで、本日の草刈りは、畑が乾きやすいように畑の中の草を刈りました。斜面や畦、そして、前回草を刈った後の枯れ草なども、まとめて燃やすところまで行いました。
私はコムスリーを上段から、あゆちゃんは中段から、なつみちゃんは下段から草刈りを進めてゆきました。コムスリーは以前この畑を管理されていた小村さんが、丁寧に使われていた畑です。草刈りもまめにされていて、私は、その方が大斜面でも軽々と歩いて渡り、草刈りをしながらも、私たちによく声をかけてくださり、草刈りもご一緒させていいただいていました。畑のこと、田んぼのこともたくさんおしえてくださいました。
あゆちゃんは「畦や斜面も土を削らないようにね。以前からまめに草刈りをされて、芝生のような良い草が生えているのに、土を削ってしまったら、違う雑草の種が入ってしまうこともあるからね」と言ってくれました。
私は、改めて足元を見ました。
(そうか! 雑草は種類もいっぱいあるし、まとめて刈ってしまうけれど、残してゆきたい草もあって、コムスリーを管理されていた小村さんの積み重ねがあって、私たちがよい状態で畑を使わせていただいているんだな)
そう思ったら、今日の草刈りも丁寧に、しかし、畑を風通しよく乾かすのにも、素早く処理せねば。

私は上段から中段へ、あゆちゃんは中段から下段のほうへ、なつみちゃんは下段から中段のほうへと、それぞれプラン通りに進んでゆくと、3人は交わることなく、全体の草刈りが終わっていきます。
溝の草あげをし、刈った草もなるべく乾きやすいように広げ、後日燃やせるよう段取りをしたり、少し刈り残ってしまったところの草を仕上げ刈りしたり、輪郭がはっきりと分かるくらい畑はきれいになりました。
枯れ草など堆積する草なども燃やしていると、“パラッ”と雨が落ちてきました。ほんの一瞬のことでしたが、草は煙をあげながら燃えつづけ、私たちの願いと一緒に雨を押し上げました。
秋冬野菜の命運はもうすでに始まっていると思って、草刈りも丁寧且スピーディに進めていきます。
(草刈り部 副部長:ちあき)
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