「嬉しい日」 のりこ

8月27日

 今日はとても嬉しい日でした。午後に楽器練習の時間をもらえて、私は管楽器を回らせていただきました。私は管楽器をずっとやりたかったのですが、去年は希望が通らず、大正琴でした。最初は残念だったのですが、大正琴もやってみるととても面白くて、大正琴で良かったなぁと思いました。それに、去年は体力的にも管楽器は無理だっただろうと思います。スタッフさんもその点を考えてくれて、選んで下さったと思うし、私も挫折を味わうことなく楽器を楽しめたので有難かったと思います。
 でもやはり管楽器をやりたい、という気持は消えることがなく、あゆちゃんに相談したら、全部回ってみて音が出る楽器にしたらいいよ、と言ってくれました。楽器を変わりたいなんて、自分の我儘かなぁ、と思っていたのですが、あっさり「いいんじゃない?」と言ってくれて嬉しかったです。でも実際、どのチームもある程度吹ける皆の中に、新しく入れてもらう、というのはかなり緊張と不安がありました。なかなか練習している皆の部屋に入っていく勇気がなく、まるで転校生のような気持ちでした。出来ればサックスかクラリネットをやってみたくて、図書館の前を行ったり来たりしていたのですが、あけみちゃんとゆきなちゃんがいて、ニコーッと笑ってくれたので、安心して体験させてもらうことができました。あけみちゃんがすごく喜んで歓迎してくれて、ゆきなちゃんが自分のサックスを貸してくれて吹き方を教えてくれました。2人がとても丁寧に親切に教えてくれて、本当に嬉しくて有難くて本当に2人が優しいなぁと思いました。最初は音が出なかったのですが、2人が吹くコツを一生懸命教えてくれて、何とか音が出るようになり、すごく嬉しかったです。2人も喜んでくれるし、隣でクラリネットを練習していたりなちゃんも目を輝かせて喜んでくれるし、すごく嬉しかったです。

 次にクラリネットを体験させてもらいました。今日はりなちゃんしかいなかったのですが、りなちゃんも私の音が少し出ただけで、「すごい!」と言ってくれて、何度も目を輝かせて喜んでくれるので、少し恥ずかしかったけれど、とても嬉しかったです。今日は音が出たと言っても、かすれた音だったり、外れた音だったり、長くは続かない音だったり、全く聴かせられない音でしたが、音が出たというだけでも嬉しくて、何とかやっていけそうな気がしました。

 今日、楽器練習がある、と聞いたときは、新しいチームに受け入れてもらえるだろうか、皆迷惑なんじゃないだろうか、果たして音が出せるだろうか、音が出せてもその後、曲になるまで上達できるだろうか、などと不安ばかりがあったのですが、音が出たことにホッとし、何よりも皆の温かい空気が嬉しくて有難くて、急にコンサートがワクワクしてきました。オペラ座の怪人がどんな曲かを、少しだけりなちゃんから聞かせてもらって、ますますドキドキワクワクしてきました。この曲を、後半の幕開けに演奏するのかと思うと、早くも気持ちが湧き立ってきて、嬉しくてたまらなくなってきました。