「理想の持ち方次第で」 うたな

7月27日

 今日と昨日でかぼちゃが90玉とれました!
 午前中に、あゆちゃんがイヤオラナの練習を見てくれました。こう書くと、受け身な感じがしてあまりよくないかもしれないけど、あゆちゃんがダンス練習を見てくれると、あゆちゃんは魔法使いみたいだな、と思うことがよくあります。本当ははじめからそれくらいできないといけないけど、でも、あゆちゃんのアドバイスはいつもイメージがしやすくて、現実にステージに立っているような気持ちになれて、大切な時間です。

 主にはお客さんの方に多く視線を向けること。自分から一番遠い位置で、手を伸ばしてその位置で止めを意識すること。後ろを向いているときも、気持ちは前にすること。あゆちゃんとの練習を受けて、今日初めて気づいたのが、自分の踊り方は、まだ内にこもっていて、スケールの小さい自己完結なダンスだった、ということです。

 あゆちゃんが、「ここまで出演者全員の気持ちがそろった集団はない」と言っていました。昨日のリハーサルでも話してくださったように、私たちは摂食障害で死ぬところまで行って、でも生きることに決めた、という共通点があります。その共通点は、実は普通に生活していたら経験できないもので、摂食障害だったからこそわかる強さだと思います。だから、私たちにしか表現できないダンスがあって、それができるなのはなを期待して、そのステージを楽しみにしてくださるお客さんもいるのだと思います。自分たちにしかできない表現とはどういうものか、あゆちゃんやお父さん、お母さんの話を聞いて向き合っていきます。

「本当は気持ちを切り替える必要はない。自分の理想の持ち方次第で、すべてが変わっていく」
 このことも、あゆちゃんが教えてくれました。気持ちづくりは、日常の中でできるはず。畑もイベント出演も、「まだ見ぬ誰かの希望になる」という同じ気持ちで、向かおうと思います。
 あゆちゃんが、こうしてたくさんの話と、たくさんダンスへのアドバイスをしてくれて、午前はとても充実してありがたい時間でした。

 そして待ちに待ったバンドとダンスの合わせ。新曲も多い中で、今日までに曲を仕上げてきたバンドメンバーが本当にかっこいいです。生演奏でのダンス、こんなぜいたくってないです。
 まず始まったイヤオラナのバンド演奏を聴いて、度肝を抜かれました。あゆちゃんの低音ボイスに、かにちゃんの力強いドラムに、まえちゃんの軽快なエレキギターに……。自分たちの後ろからの生演奏に、背中を押されるような、支えられて応援されているような気持ちになりました。バンド演奏に圧倒されて飲まれるのではなく、それに乗っかって前のめりに伝えよう。午前中に練習した成果を、存分に発揮しました。

 今日はなんと、ゆいちゃんが来てくれていました! ゆいちゃんの屈託のない笑顔を見ると、ああ、やっぱりゆいちゃんだな、大好きだなと思いました、うまく表現できないけど。演奏の中で、ゆいちゃんがボーカルのawakeがあります。ゆいちゃんの「アイアイアイ~」で始まるこの曲は、中毒性があって、暴れているようで安定感があります。これを生演奏で聞くお客さんは、どんな反応をしてくださるだろう、と思います。個人的にawakeは、なのはなのバンドの曲の中でもお気に入りの一つで、夏まつり作東で演奏してもらえるのが、とてもうれしく思います。

 Stop this flameでは、今日はバンダナがとれてしまいました。確認不足、気持ちの緩さが出たのだと思います。ダンスだけではなく、着ているものも含めてのステージ。自分たちのすべてをきれいに魅せることを忘れないようにしたいです。ダンスは、夜に練習をしました。「強気で上から目線な女性」というイメージを、再確認しました。それを意識しただけで、手の広げ方や顔の角度、目線などがかなり変わりました。イメージってとても重要だな、と思います。

 あゆちゃんのMCがつくと、また雰囲気が出ていました。どういうふうにお客さんに楽しんでもらうか、どこが見せ場なのかをあゆちゃんの口から伝えてくれます。私は、White Flagの「やれるものならやってみな」が大好きです。MCがなくてもできないといけないけど、MCがあることで改めて「こういう気持ちで踊ろう」と思えるし、待機しているときにみんなを感じられて、一体感が出るなと思います。自分が出ないときも、舞台の上で演じているバンドやダンスを見て、MCを聞いて、ステージの上のみんなと同じ気持ちでいようと思います。

 リハーサルが終わって、お父さんからお話がありました。
「お客さんと自分たちとの間には、勝ち負けが生じる。お客さんの期待を越えるものが出せたら勝てるけど、そんなものか、と思われたら負けてしまう」
 と話してくださいました。なのはなを知っている人も知らない人も、様々なお客さんがいるけれど、私たちにしかできない表現を存分に発揮することで、感動するものを届けられる可能性はどこまでもある、と思いました。数あるイベントの一つ、ではなくて、一期一会のお客さんが目の前にいる。もしかしたら、苦しい人が、自分たちを見て元気になってくれるかもしれない。そんな希望をもって、演奏したいです。
 
 夏まつり作東は、なのはなのみんながいるから向かっていける、と思いました。台所には、やすよちゃんが「ダンスやバンド練習で忙しいから」と手伝いに来てくれていました。台所さんのおかげで今日もおいしいごはんが食べられました。衣装も、あやちゃんやひろこちゃんやつきちゃんが準備したり、干したりしてくれて、スムーズに着られています。桃の作業を進めてくれている桃メンバーもいました。応援組として、前で見てくれているみんながいるのもうれしいです。
 残りわずかな時間でも、気持ちも踊りこみも、目標高くいきます。一人ひとりを大切に、みんなと頑張ります。