「全体を見られるように」 のりこ

7月25日

 今日も嬉しいことがたくさんありました。
 まず、早朝作業でゆうなちゃんがリーダーをしてくれたことです。茄子とキュウリの追肥、中耕と、酢の散布をしました。私は茄子の追肥に入りました。ゆうなちゃんがいつも以上に張り切ってくれて、ゆうなちゃんの気合に押されて私もやる気が一段と湧き起こってきました。牛肥を積む人、牛肥をまく場所や量、酢を散布する人、散布を始めるタイミング、茄子の追肥がどこまで進んだところで、何人、誰をキュウリの追肥に行かせるか、などリーダーさんはいろんなことを考えなければならず、途中で上手くいかなかったら、変更しなければならないし、本当にリーダーさんの苦労が今日は一段と分かりました。
 1週間前は牛肥を株元にかけるようにまいたのですが、今日は株から15センチ離して筋状にまきました。生育状態に応じて肥料のやり方も変えていかなければならないんだなぁと思いました。

 今まで、リーダーさんのやり方に、正直不満を感じることもありました。こんなやっつけ仕事みたいなのでいいのかな? などと思ったりしたことがありました。それをすごく反省しました。ゆうなちゃんが一生懸命、丁寧な仕事をしたいし、時間内に全て終わらせたい、という気持ちで皆を引っ張ってくれて、とても嬉しかったし、リーダーさんと同じ気持ちになって作業しなければならないなぁと改めて思いました。

 今日、集合の時間に、畑の状況やチームごとに今やりたい作業の話をきかせてもらいました。今まではリーダー会議で話されていたことを、自分たちも共有させてもらえて、とても嬉しかったです。全体の状況を知ることができて、今何を優先してやらなければならないのかが分かりました。私は収穫が終わった畑はそんなに急ぎではないのかなぁと思っていたのですが、草が生い茂ればそれが虫の住処になり、草刈りは緊急な作業なのだということも分かりました。やらなければならない作業がたくさんあって、一つひとつにそんなに時間をかけていられないことも分かりました。私はどうしても、もっと丁寧にやりたいという気持ちが湧いてしまい、残念に思ったり不満に思ったりしてしまうことがあるのですが、全体を上手く回していこうとすると、自分の考えは間違っていたんだなと思いました。 広い畑があり、たくさんの野菜や果物を育てているのだから、私ももっと全体を見られるようにならなければいけないと思いました。

 午前の作業も、ゆうなちゃんリーダーでサツマイモの草敷きをしました。草の調達に手間取って、少し焦る場面もありましたが、作業時間ピッタリに終えることができて嬉しかったです。途中ですにちゃんがすごい笑顔で走ってきて、ハグしてくれて、作業に加わってくれたのも凄く嬉しかったです。すにちゃんのはじけるような笑顔がまたみられることが本当に嬉しいです。

 午後はトウモロコシの撤去、サツマイモの紗とポール回収、キャベツのネットとポール回収をしました。最初、ゆず畑のサツマイモのネット回収や竹を抜いたり、トウモロコシを引き抜いたりするのにかなり手こずり、4つの畑を回れるのかなぁと不安になりました。でも、すにちゃんの時間配分やタイムコールがすごく適切で、4時半にはこの畑を出発したい、という目標ピッタリに出発することができました。最後に竹がどうしても引き抜けないとき、まえちゃんが近くを通り、引き抜くのを手伝ってくれたのがとても嬉しかったです。まえちゃんが助けに近づいて来てくれただけで、とても嬉しくて、また、頑張るぞ、という気持ちが湧いてきました。

 サツマイモも順調に終わり、次の崖崩れ下のトウモロコシの撤去をしている時にはあゆちゃんが来てくれて、よしみちゃんや、まちちゃん、ちあきちゃん、などなどいろんな人がヘルプに来てくれて嬉しかったです。強力メンバーばかりでとても心強かったです。その後、何人かでキャベツのネット回収に行ったのですが、ネットに草が絡まってなかなか土からはがせなかったのを、あゆちゃんやみんなと一緒になって引き抜いて、引き抜けたときは皆でゴロンと転がってしまったのですが、それがすごく嬉しかったです。一人で引き抜くより皆で引き抜くと断然嬉しい気持ちや幸せな気持ちが大きいんだなぁと思いました。あゆちゃんと一緒にネットをまいたりできて、あゆちゃんが一緒に作業をしてくれたことが本当に嬉しかったです。