7月13日
お父さん、お母さん。私事なのですが、なのはなに来て今日でちょうど1年半が経ちました。
1年半経つのはあっという間でした。1年半前は、身体だけでもここにいたら帰れる、早く病気を治してもらおう。と上から目線、お客様目線で、依存塗れのおどろおどろしい妖怪でした。自分から入居を希望したものの、いざ夜になると不安が押し寄せてきて、果てしない気持ちになったときのことをよく覚えています。
ふと気づくと1年半の月日が流れていました。
私は病気だけ治してもらおう、と、はじめはサービスを受けるような気持ちでいました。けれど、摂食障害から回復するためには、自分という概念から変えていかなくてはいけない。全く新しい別の人間に生まれ変わるみたいに、一度全て捨てて新しく作って行かなくてはいけないのだと、1年半、様々なことがあって、知っていきました。
ずっと同じ場所で、同じ人たちと過ごしているのに、ずっと同じ場所にいると思えないくらい毎日がめまぐるしくて、目新しく感じるのは、自分がちょっとずつ変わっていける、なのはなが成長できる場所だからかなと思います。
今日の集合で、なのはなは安心安全で過ごせる場所だけれど、それに慣れきってしまっては腐ってしまう。自分の課題と向き合いつつ、成長し続けていく場所なんだよとお母さんが教えてくださいました。
なのはなにくる前は常に幸せをどこか遠くに探していて、常に何かに気持ちを逃がしていて、目の前の日常が楽しいだなんて考えられなかったけれど、今は今自分がいる場所が、世界で一番幸せな場所だと思うし、向き合うべき課題もまだまだ山積みだけれど、自分がちょっとずつでも変わっていけることが何より嬉しいです。
こんな私ですが、もっと成長して役に立てるように心を整え、力をつけていくので、今後ともよろしくお願いします。
