7月6日(日)「夏のスターたちがやってきた & ジャガイモ掘り・豆の土寄せツアー完結編!」

7月6日のなのはな

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 食堂に入ると、なんだか……まぶしい!
 前の机に並べられているのは、夏野菜!
 ざるにはナスとキュウリが並び、トマト缶に入れられているのはミニトマト! 
 きゅんと可愛いレイアウトで夏野菜の初収穫が知らされました。

 

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 7月に入り、つぎつぎと新しい作物の収穫が始まっています。
 キュウリは、結実率がとても高く、お花が咲いたところには小さな実がちょこんとついて育っていきます。
 次々に実が大きくなっていく姿を見ているだけで、自然とわくわくした気持ちが込み上げてきます。

 

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 ナスの畑に行くと、ぷっくりとしたナスが迎えてくれます。
 畝には黒マルチをスカート状に張っていて、防風対策をしています。
 ナスの原産地はインド。ということで、株もとの気温が高くても、ナスは元気に育ってくれます!
 原産地を知って作物を育てることで、畑の環境づくりを考えやすくなる、とお父さんに教えて頂きました。

 

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 ナスやピーマンの株間に植わっているのはバジルです。
 これは害虫対策と、ミツバチを呼び寄せるために植えています。
 畝間をたたっと走るだけで、少し触れたバジルのいい香りが。
 もちろん、こちらも収穫します!
 台所さんが作ってくださる料理でも大活躍です。

 

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 新ジャガイモやズッキーニと合わせて頂くと、一気に夏の味。
 これまた採れ初めたミニトマトと合わせて、りゅうさんがマルゲリータを作ってくれるという噂が流れています……!(わーい!)

 

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 ミニトマトは元気いっぱいで、大きな実がたくさん!
 定期的なメガツインP56の散布で、実の付きがいいのだと思います。
 酢酸石灰の散布もしていて、なんだかとっても甘いミニトマトになりそう……!
 また食卓に上がるのが楽しみです。

 

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 イチジクの夏果の収穫も始まりました。
 夏果は実が大きくて、瑞々しい甘さが味わえます。
 バナーネの果皮は、濃い緑色から、少しずつ緑が抜け、熟れるにしたがって黄色みが強くなり、触るとふわっと柔らかくなっていきます。
 表面が薄っすらひび割れ始めたら、熟したサインです。
 イチジクは傷みやすいので、収穫期を逃して過熟にならないように、採っていきたいです。
 ああ、収穫出来て嬉しいなあ。
 剪定の時から、夏果が収穫できるようにと、お父さんが考えてくださっていて、本当にいい実が育っているのが嬉しいなあと思います。

 

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〈スイートコーンを収穫した日は、茹でたてのトウモロコシを丸ごと1本ずつ、いただいています!〉

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 これから収穫が忙しい朝が始まっていくのだなと思うと、とても楽しみです。
 夏休みをみんなで過ごすようなサマータイムが大好き!
 思いっ切り楽しんで、いい収穫につなげられえるように、手入れも頑張ります

(まなか)

 

***

 

 今日は、朝からワクワクして、5時30分に起きました。
 なぜなら、今日の早朝作業。ジャガイモ堀りをするからです!!
 今季、最後のジャガイモ堀り。
 最後に残された畑は、魚とり畑。そこの畑に埋まっているジャガイモは、今まで掘ってきたジャガイモとはひと味違う!
 色付きのジャガイモ!! 赤、紫色……。そんな噂をたくさん聞いて、ものすごくワクワクしていました。ジャガイモが、赤い!? 紫色!? どんな感じなんだ……! そう、胸を躍らせて畑に向かいました。

 

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 早朝6時から、作業開始。
 朝から、りゅうさんの姿がありました。
「りゅうさんが来てくださっている! うれしい!」
 りゅうさんの姿を見てそう思いました。その思いが伝わったのか、あゆちゃんがペアを決めてくれて、りゅうさんと同じチームでやらせていただきました。やったー! りゅうさんと、えつこちゃんと、のりこちゃんと一緒に進めさせていただきました。

 はじめ、私とりゅうさんがスコップを持ってジャガイモを掘っていきました。ワクワク。どうかな、どうかな。
 ひと掘り目から、赤い、丸いものが、見えて、
「わぁ!!」
 早朝だったため、サイレントで作業をしていたのですが、思わず声が出ました。

 

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 本当に、赤くて、まん丸で大きいジャガイモがゴロゴロ出てきて、とても驚いたし、そのジャガイモがものすごくかわいくて、うれしくなりました。
 りゅうさんが、「かわいいな」とジャガイモに向かってつぶやいていて、その言葉にも、うれしくなりました。

 土は割と固い部分もあったのですが、ザクザクと掘っていくのが楽しかったです。
 スコップが土に入る、ザクッという音が心地よくて、うれしくなります。
 りゅうさんはパワフルで、私が掘り切れない部分も、いつもカバーしてくださって、その姿がすごく格好よかったです。

 今日はサイレント作業で、いつものりゅうさんの、「ふうー!!」とか「よいしょー!!」という明るい掛け声はなかったのですが、りゅうさんが目の前で掘っているだけで、その声が聞こえるような、明るい空気があって、一緒に掘らせてもらえて、すごくうれしくて楽しかったです。

 掘ったあとの、畝の上を見たら、大きなジャガイモがゴロゴロと、大量に転がっていました。

 

 次の畝に入ると、何かさっきのジャガイモと少し違うような。むむ、よく見たら、色が違う! 赤い色の中に、紫色のグラデーションが少しかかったジャガイモ。なんとおしゃれなんだ……!! これもまた可愛いんです。少しさっきより派手で、おしゃれ。

 

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〈紫色の模様が入った、デストロイヤーというジャガイモは、盛男おじいちゃんから教えていただいて作り始めた品種です〉

 

 りゅうさんが、「赤いジャガイモが紫色のドレスをまとったような感じ」と言っているのを聞いて、素敵!! りゅうさんの発想がすごくおしゃれで素敵で、その言葉を聞いて、同じチームのみんなと笑いあった時間がすごく楽しかったです。
 掘っていると、ゴロゴロと、そのおしゃれなジャガイモが出てきて、すごくうれしい気持ちになりました。

 サイレントだったので、心の中で静かーに、歓声をあげていたのですが、掘っていたら、土の中から、手のひらと同じくらいのジャガイモが、ドーーンと出てきて、その時は思わず、私も、りゅうさんも、チームのみんなも、「わーー? 大きい!」と声を出して喜びました。その瞬間の喜びと、仲間と一緒に喜べた幸せが、本当にうれしかったです。

 

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 早朝作業のジャガイモ堀り。本当にあっという間でした。今季最後のジャガイモ堀り。サイレント作業でしたが、みんなが、小声で思わず喜ぶ姿、静かに表情からにじみ出る、うれしそうな笑顔があって、その姿を見ただけで自分もうれしくなり、話していないのに一緒に喜びを共有できた感覚があって、ものすごく、幸せでした。掘るたびに、かわいらしい、色づいたジャガイモがわさわさと出てきて、嬉しさも倍増でした。

 今日含めて、約5日かけて、行なったジャガイモ堀り。7枚のジャガイモの畑をすべて掘り終えて、全部で約6トン。ええーー!! そんなにも多くのジャガイモを掘ったの!? すごすぎる……! 私は人生で初めてこんなにも多くのジャガイモを掘りました。こんなにも多くのジャガイモを見ました。そしてこんなにも大きくてきれいなジャガイモを初めて見ました。

 

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 ジャガイモが大好きな私。ほんとうに幸せのほかの何ものでもありません。
 でも、その幸せは、ジャガイモが大きくて大量で幸せ、というものよりも、大好きななのはなのみんなと一緒に、大好きなジャガイモを掘り出して、一緒に喜びを分かち合った、幸せのほうがはるかに大きいです。

 ジャガイモは土の中に埋まっていて、掘ってみないと、どんな量の、どんなジャガイモが埋まっているかわかりません。そのワクワク感。出てきたときの驚きと、喜び。掘り出した時、多くの、そして、予想を超えた大きなジャガイモがゴロゴロ出てきて、みんなで、喜ぶ瞬間。

 ジャガイモ堀りはかなりの体力がいるし、夏の暑さにばてそうになるけれど、疲れよりも、暑さよりも、それ以上に、うれしいものがあって、幸せなものがありました。みんなと一緒につかれて、一緒に休憩して、時々台所さんが持ってきてくださる、スムージーがあって。

 今思い出したら、本当に「楽しかった」「幸せだった」記憶しかなくて、私の一生に残る、大切な経験です。5日間のジャガイモ堀りは、私にとって、とても大きなものです。あゆちゃんと、りゅうさんと、ひでゆきさんと、たけちゃん、ちーちと、そして大切な仲間たちと、一緒にすることができて、本当に、本当に、楽しかったです。

 たくさんとれたジャガイモは、みんなとおいしくいただきます!!!
 りゅうさん、まことちゃんのおいしい、ジャガイモ料理が出てくるのが待ち遠しい……!! むふふ、サツマイモ堀りも、楽しみだなぁ!!

(ゆうな)

 

***

 

 豆の土寄せツアー、2日目。
 なのはなファミリーでは、ササゲ、小豆、白大豆、黒大豆など、たくさんの種類の豆を育てています。
 今日は、豆の手入れの中でも、生育にとって大事な土寄せの作業。株が倒れないように、栄養や水をしっかり吸収できるように、株元に土をたっぷり被せます。

 

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 河原小畑の白大豆から、スタート。お父さんがやり方を最初に教えてくださいました。1畝に全員が入って土寄せしていく方式です。
 土寄せにやってきたおよそ20人全員が同じ畝に入ると、1人の土寄せは、距離にして3メートルくらい、時間にして2分くらいで終わってしまいます。
 まず大きな草を手で抜いてから、スピードを意識しながらも、丁寧に土を寄せます。
 昨日の山畑西よりも、この畑はコンパクトで、人数も多かったおかげで、とても一瞬で終わってしまったように感じました。

 

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 次は、うなぎとり大畑の小豆へ。これも、みんなで入ると、あっという間でした。その後、お茶休憩をしました。そのお茶が、何とも美味しい! 汗をかいたあと、みんなと一緒に、冷えた水分を喉に通すのが、至福の瞬間です。首に、濡らしたタオルを巻いたももかちゃんが、私の手にそのタオルを触れさせてくれたのですが、冷たくて本当に気持ちが良かったです。あゆちゃんもおすすめしていた、暑さ対策でした。

 

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〈休憩は畔に寝転がって……〉

 

 次は石の下畑の黒大豆へ。よしみちゃんとのんちゃんが管理機がけを終えて、土寄せをし始めてくれていました。

 石の下では、
「夏に行きたいのは川? それとも海? どっち派対決!」
 をしました。なつみちゃんが、みんなが楽しくなるようにと考えて提案してくれました。

 

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〈海派と川派に分かれて作戦会議!〉
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〈畑の両端から、中央のポールをめがけて、真剣勝負!〉

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 いつもそうでないといけないけど、やっぱり対決となると途端に燃えます。みんなの掛け声も大きくなったし、スピードも格段に速くなりました。
 対決の結果は、私たち海チームが、少しだけ優勢で勝ちました!

 

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〈勝負を楽しんで、石の下畑の土寄せが完了!〉

 

 フィナーレは、交番先の白大豆。これまで回ってきた畑の中で、最大面積の畑です。
 この時になると、私は、疲れを感じていました。でも、隣でやっていた、えつこちゃんやよしみちゃんの速さはおわりまで持続していて、その体力がすごかったです。頼もしい2人の間に入れてもらっていたので、それに触発されて、頑張ろう、と思うことができました。
 それに、2人がさりげなく、一緒に次の畝に進めるようにカバーしてくれて、それが本当にかっこよかったです。

 

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 今日は、目標以上に作業が進み、1回目の豆の土寄せを完了させることができました。
 頑張った思いが届いて、豆が豊作になったらいいなと思います。

 

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 今日思ったのは、やはり、ずっと楽しんで動くことのできる体力がある人はかっこいい! ということです。
 私はまだ体力がみんなより足りなくて、すぐへばってしまいます。豆の畑はもちろん、たくさんの広い畑で活動して、気持ちを作っている、私たちなのはなファミリー。その1人としてのプライドをもって、頼りがいのある体力をつくっていこう、と思います。

(うたな)

 

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〈勝間田天神祭へ向けた、道中踊りの練習も行ないました。浴衣姿を奇麗に見せることを意識しながら、目線を大切にして踊ります。来週からは、勝央音頭保存会の方々との練習も始まります!〉

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〈8月1日に出演する、「夏祭り作東」で披露するダンスの練習も始まっています!〉