「偉大さを感じて」 ゆうは

7月2日

 日記を書くのがすごく久々になってしまいました。

 サマータイムになり夜の時間が短くなったのもあって、夕食を食べて選果ハウスなどで作業してシャワーを浴びて桃の集まりに行くともう消灯ぎりぎり。

 ちゃんとスピード感をもって行動して効率よく動けるようにしたいです。

なのはなでのサマータイム、最近の桃作業、嬉しかったこと、学んだことなど書き残したいことやお父さんお母さんに知っていただきたいことは山ほどあるので、少しの時間でも大切に、書ける日を増やしていきたいです。

 桃がどんどん熟れて収穫されていき、ついに2本のはなよめの木を全収穫することができました。

 そして収穫し終わったはなよめのネットを回収しました。

 この作業が一番好きと感じるほどに印象に残る作業でした。

 4人で一辺に並んで息をそろえてネットを手繰り寄せていきました。

ネットをはぐったときの木の解放感。

 青空の下で風を感じられるのを木が喜んでいる気がして私もとても幸せな気持ちになります。

 立派な実をたくさんつけて最後まで頑張り切ってくれた木。

 他の木とは少し違う貫禄が感じられます。

 お疲れ様、ありがとうという尊敬や感謝の想いがあふれ、ふみちゃんと一緒に木に一礼をしました。

 大きな愛情をこめて手入れをした木が立派な実をつけ応えてくれる。

 頑張ってよかったと心から思います。

 そしてこの喜びや癒しをくれる桃の木は本当に偉大だと感じます。

 ネットをはぐるとその偉大さがさらに大きく感じられました。

 そのあとネットをたたむ時間も楽しかったです。

 次使う時に使いやすいたたみ方を意識して、4で大きなネットをなるべくコンパクトにしていきます。

 ネットを蛇腹にもって回収していると、ほのかちゃんが「みんなドレスを着ているみたい」と言ってくれて、丁度はなよめのネットだったので桃と一緒のはなよめ気分になれて嬉しかったです。

 はなよめは残り2本、16玉になりました。

 ずっと取れそうな気がしているのにいつの間にか終わりがやってきます。

その品種の時期が去ってしまうのは悲しいけれど、無事収穫しきれたことが嬉しいし、次に待ちわびている品種もたくさんあるのでこれからもいい桃づくりができるよう頑張りたいです。

 そして収穫を終えた木もまた来年たくさん良い実をつけてくれるよう手入れを怠らずにしていきたいです。

 なのはなでピーチ姫の一員として桃を育て、多くの学びや感動を受けられることが有難くて恵まれているなと感じられる日々が嬉しいです。