6月29日
●大好きな夏
ついに、ついに、夏が来ました!
なのはなで1番大好きなサマータイムが、わたしのなかに夏を連れてきてくれました。
朝、目を開けて腕時計を見ると、5時半でした。起床時間は6時15分、あともう少し眠っていられるぞ…。と、もういちど目をつぶりました。わくわくして自然と早く目が覚めてしまったようで、いつもより早起きになっても、時間ぴったりに起きることができました。
朝食前は、みんなとジャガイモ掘りをしました。この時間に動くのはなんて気持ちがいいんだろう、と感じました。頭も身体も冴えていてパワーがあって、芋を傷つけることなく綺麗に次々と掘り進めることができました。
ゴロゴロ出てくる大きな芋の光景が当たり前になってしまって、その大変長い『お芋ロード』を避けながら歩いていきました。
こんなに胸がいっぱいで満足感があって、それなのに、まだ朝ごはんも食べていない、まだ1日が始まったばかりなのだと思うと、不思議な感じがしました。『早起きは三文の徳』というけれど、三文どころか、ものすごく得られるもの、得られる幸せがあるなあと感じました。
午後はまちちゃんとナスの水やりをしたのですが、担当のやよいちゃんから「明日は水やりしないので、めいっぱい、水やりをしてきてください!」と聞いていました。
やよいちゃんの言葉や笑顔を思い出しながら、3時間、思いきり水やりをし続けました。株間にある水たまりポケットに、水たまりができるのを確認して、「これでもか、まだまだ!」と、ナスの根っこまで水が届くのをイメージしながらしました。「あれ?梅雨明けしたんじゃないのか?」とナスがびっくりするくらいに、水を与えられたのではないかな、と、ひとりでニヤリとしてしまいました。
そのくらい自信を持って、胸を張って言えるくらい、本当にこれでもかと水やりをしてこられて、とっても気持ちよくて楽しくて、あっという間の3時間でした。
ナスの1番果の摘果も同時に行ってきて、中指くらいの大きめの実は台所さんにもお届けしました。もうすぐナスの実が収穫できるのも感じ取れて、なんて嬉しいんだろう、と感じました。
ああ、夏だー!!! と叫びたいような気分です!
サマータイムになって、すべてが夏になりました。サマータイムになって、やっぱりわたしはなのはなで過ごすこの時間が何よりも1番好きだったんだと、改めて思わせてもらえて、本当に嬉しかったです。
なんでこんなに好きなんだろう、と考えていたのですが、ふっと、ああ、きっと子供の頃からずっと、こういう時間を強く強く求めていたんだな、と感じました。まだ今までに味わえなかった分の人間味や喜怒哀楽を、この夏が、全てを体験させてくれる。ただの1日がこんなにもぎゅっと詰まって盛りだくさんに過ごせることが、子供の頃の自分をも、喜ばせてくれているのだな、と感じました。
明日の朝はキュウリの作業をやよいちゃんとする予定です。楽しみがいっぱいのなか、眠れます。
これからのサマータイム、思い切り楽しみます!
