
6月29日のなのはな
☆Let’s go 畑! サマータイムの朝は盛沢山!☆
マクワウリの畝の上に、謎の無数の穴。
今日は、お父さんもわたしたちも大好きな、マクワウリの追肥をしました!
その名も「タイムカプセル方式」。
畝の上に、ランダムに三角ホーで穴を掘って、その中に牛肥を入れて、土を被せて、マクワウリの未来の根っこへのタイムカプセルが完成。
マクワウリは畝の上いっぱいに茂っていくので、茂った後に追肥をするのは大変ということで生まれたこの方式は、なぜか、どこか病みつきになってしまう楽しさがあります。
三角ホーで、株間や畝肩に、ランダムに出来るだけ多くの穴をポコポコ作っていくのも楽しいし、その穴に牛肥が詰められている光景、そして、その牛肥に虫が卵を産み付けないように、まるで何事もなかったかのように、綺麗に牛肥の上に土を被せていくのも、気持が良くて、マクワウリにとびきりのサプライズをみんなで用意したような、そんな気持ちになって、とても楽しかったです。
そして、手入れをしていると、孫蔓に小さな赤ちゃんのマクワウリがなっているのも発見しました!
水をたっぷりやって、みんなで川遊びに行くときに持っていけたら良いなあと思い、夢がいっぱいのマクワウリを上手に育てていきたいです。
(なつみ)
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☆まだまだやりたいことはたくさん! 夕方は何をやるかな?☆
サマータイムが始まって2日目。
夕方の畑作業は、やよいちゃんリーダーの活気のある空気の中で、草取りツアー、そして、追肥を回りました。
草取りは、ササゲ、小豆の豆類の畑回っていきました。
なんといっても、今日は平日なのに、りゅうさんもいてくれて、りゅうさんの横で、パワフルに動いて、淡々と作業を進めていくのも、もちろん。
やよいちゃんの細かい分刻みのタイムコールのもと、時間がすぎるにつれ、どんどんスピードが上がっていく作業に、ああ、畑作業が本当に楽しいっ!と心の底から思えるのも、やよいちゃんの緻密に考えプランをたてたからなんだなと、その裏の努力に、自分もそうありたいと思います。
だから、やよいちゃんとの作業をしながら、吸収できることを自分の中に入れて、おもっきりリーダーさんの声掛けに“はい!”と返事をして、進めていく作業ほど楽しいものはないのです!
と、本題に戻って今日は、しゃ畑の小さい畑2枚、魚とり1枚、うなぎとり4枚と計7枚の草取りツアーをしました。
その中で、やよいちゃんが、ペアを決めてくれて、しなこちゃんとペアになったり、やったりりゅうさんとペアになったり。いろんな人とペアになるごとにその人の気遣いや、パワフルさに自分と相手と一緒に一心同体となって、お互いに協力プレイでやっていくのが、1回1回やるぞ!という気合が入りました。
この真夏のような暑さとともに、昨日から急に体が変化したように汗が滝のようにながれてきました。
こんなにも汗をかいたことは、今までになかったのに、驚く半面と、想ったよりも、汗をかいて、やりきる草取りは、印象深くて、楽しかったです。
途中、お茶を取りに、まちちゃんと私で古吉野に戻ったのですが、2人で、”暑いからね。”とキンキンに冷えた氷をたくさん入れてもっていきました。
畑について、いざ、お茶を飲んと”つめたーいっ!!””おいしい!””生き返るっ!”と次々皆が発してくれて、それがすごくうれしかったし、
私も、一杯飲むと、声を出してしまうほど、冷たく、身体にしみわたりました。
それとともに、夕方の4時過ぎになってくると、風が気持ちいくらいにあたり過ごしやすい気温に下がっていきました。
最後には、夏には欠かせない、ナスの追肥をして、作業時間が終わるまで、進めれるだけ、追肥、中耕も進めました。
ナスは今はもう、そろそろ収穫も始まるのかなと思って、待ち遠しいです!
(すにた)
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☆ピーチ姫奮闘記!☆
◇桃の花が満開になってから…
桃の花が満開になってから、あっという間に70日が過ぎました。
6月が終わりなのが信じられないくらい、季節は真夏!
6月20日の硬核期あけから始まった修正摘果。
1巡、2巡、3巡と量を調節しながら何日もかけて周っていき、今日で全ての木の摘果を終わらせることができました!
17アールのはなよめの1本は今日で全収穫されて、袋のオレンジ色で彩られていた木は元の素朴な緑に戻りました。
大きく被さっていたネットを外すと、木は丸裸にされたように涼しげで、いつも見ていたはなよめより一回り小さく見えました。
「お疲れ様」「よく頑張ったね」とその場にいたピーチ姫のみんなと、はなよめに声を掛けました。
身軽になったはなよめは、どこか安心したように風に揺られていました。
まずは細長く縛って持ち帰り、グラウンド一面に広げて畳みました。
今日外したネットは20×20メートルの小さめの正方形のネットで、4人で両端を持って広げると、木に掛かっていたときよりも大きく見えました。
次回ネット掛けをするときに掛けやすいように、次広げやすいたたみ方をお父さんが考えてくださったそうで、それをさくらちゃんが教えてくれました。
それは、四人で等間隔になり、等間隔の幅でネットを手前に引っ張りながら蛇腹に折って畳んでいく、という方法です。
私は一番端で折りたたんでいました。横には、ふみちゃん、つきちゃん、ゆうはちゃんがどんどん遠くに見えました。畳んだネットがたぐり寄せられて身体に沿うと、まるでみんながウエディングドレスを身に纏っているように見えました。
端から端まで蛇腹に折り終わったらスズランテープで細長く縛り、それを半分に折って縛り、それをまた半分に折って縛り、最後は体重をかけて圧縮し、コンパクトになった状態をスズランテープで縛りました。大きく広がっていたネットも、最終的には広げた長さの8分の1くらいの大きさに畳むことができました。
次使う人が使いやすいようにして作業することって、素敵だなと思いました。
〈気温が高い日が続くので桃の木を冷却し、高温障害の対策をしています。桃メンバーが1日の気予想気温を細かく見て1日に数回冷却作業を回っています〉
◇日川白鳳の季節、日川白鳳を守るぞプロジェクト!
はなよめの次は日川白鳳の季節。
早い物であと2、3日で収穫基準に達するほど熟れが進んでおり、果実袋は今にも弾けそうなくらい張っています。
そんな良い香りのする甘い桃に、生き物たちも寄ってきてしまうのか…。
そこで、収穫目前・日川白鳳を守るプロジェクト!3選!
その1、侵入者撃退作戦。
どこからか侵入するくせ者をこれ以上中に入れないために、ネットを留めている下の補強を行いました。
今まではネットとポールと地面と垂直になるようネットを掛けていましたが、それだとネットの上面がたゆんでしまい、枝や葉がネットの天井に当たりやすく枝がネットを突き破ってしまったり、虫が繁殖してしまったりするため、ネットのかけ直しも同時に行いました。
垂直ではなく、ネットの余りを内側に巻いて、テントのように端をやや外側に広げて内側からピンを打つという方法で修正しました。
短観パイプもネットの余り部分に巻き付けて、全ての隙間を塞ぐことができました。
夕方の涼しくなってきた時間帯で、じっとしゃがんで作業しているだけなのに顔から汗が止めどなく流れ出ました。
サウナに入って汗を流しているのと同じくらい汗をかいて、サウナが気持ちよいと言う人の気持ちも分かるな。というくらい汗をかくのが清々しく感じました。
◇秘密兵器登場!
そして…秘密兵器登場!
その名も…「犬の毛」!!
お仕事組さん・ピーチ姫のひとりであるつきちゃんは、トリマーさんで、職場から持ってきてくれた犬の毛を害獣避けに使いました。
遠くから見るとカーペットのような、生きた猫のような…。
毛だけ見ると何度見てもびっくりするくらい生々しくて、これは獣も寄ってこないだろう。と思いました。
そのふわふわの物体をタマネギネットに入れて、ポールに結びつけて、完了。
その2、ガムテープ・ネズミ返し。
木を行き来するアリさんたちを、ストップさせるために、木の幹にぐるぐるにガムテープを巻き付け、そこにガムテープでひだのような突起を作りました。
すると木の上に上っていたアリさんは下に降りることができず、木の下にいたアリさんは上にのぼることができなくなって、アリさんの行列を遮断することができました。
その3、蜂蜜重曹でサヨウナラ。
蜂蜜と重曹を混ぜたものを容器に入れ、アリの巣近くに設置します。
糖分の気配を察知してやってきたアリさんたちが、大喜びで食らいついてきました。
夢中で食べて食べて…数分後。おや、アリさんがのたうち回っておかしな動きをしています。
そして…動かなくなりました。
そうです。アリさんは重曹を体内に入れてしまうと、アリさんの消化酵素である蟻酸と重曹が化学反応を起こして二酸化炭素が生まれ、アリさんの消化管が爆発してしまうのです。
それを利用したトラップが、蜂蜜重曹です。農薬では無いため環境にも優しく、効果は絶大です。
強い農薬を使わない、環境に優しい方法が次々に開拓されています。
まだやったことのないこと、試したことが無いこともみんなでアイディアを出し合い、調べた情報を元にやるべきことを考えて、実験。トライアンドエラーで、結果を踏まえて次の作戦を考えること。そんな新しい桃づくりが今みんなとできていることがすごく楽しいです。
まだまだ挑戦は続きます…!
(ほのか)