
6月29日のなのはな

夏だ! 海だ! サマーランドだ‼
ようやくなのはなに夏休みがやってきました。あのサマータイムです‼
噂に聞いていた”シエスタ”が組み込まれた新しい1日の生活リズムのようです。これまでとは1日の流れが大きく違います。
朝は6時からの作業。日中は室内で出来る事をして、また夕方に涼しくなった時間に作業に出ます。
サマータイム1日目の朝はジャガイモ掘りでした。こんなスペシャルな大イベントを朝から楽しんでいいのか…。
贅沢すぎます…。朝は昨日に引き続き下町川の畑を掘り起こしたのですが、二乗植えということもあり掘れば掘るほど、芋がどんどんでてきて回収の手も追いつかないほどでした。大きな声を出したいところですが、朝なのでサイレントモードで近所の方のご迷惑にならないよう、気を付けながら作業を進めました。

朝食はいつもの数百倍美味しく感じられて、ああ動くってやっぱりいいなあ、としみじみ感じました。
動けるだけ動いて体を枯渇させて、汗も出し切るぐらい出し切って、1番美味しいご飯を食べる、1番美味しいお茶を飲む。これこそが人間の幸せです。
日常に転がっている真の幸せで、このありがたみを忘れてはいけないなあと思います。
残ったジャガイモを回収し終え、シエスタの時間に。
まだ明るい時間に居室で寝っ転がるのは背徳感があるような、いけない事をしているような、不思議な感覚もありましたが、暑い中に外に出ないでよくて扇風機の風をうけながら畳の上で寝っ転がれる事が幸せで、 小学生が長期休みに祖父母の家に遊びに行くような(すぐそばには畑が待っている!)気持ちだなとも思いました。
昼食にはズッキーニ入りの冷や汁が用意されており、その冷たさが体にすーっと染み渡っていくようでした。
昼食後の当番はタンク補充。2か所の畑をやよいちゃんと回ることが出来ました。これから毎日続いていくものなので、これを機に慣れて手早くスピーディーにさっとタンク補充の出来るタンク補充のプロになろうと思います。
桃の資材作りをして、洗濯バディと共に自分の洗濯ものを取り込み、収納。

夕方の作業も、じゃが芋掘りでした!
15時30分。真昼間に比べると大分涼しいですが、全身から汗がしたたってくるほどの暑さでした。

まことちゃん・ひろこちゃんがおやつにスイカスムージーを届けてくれました。キンキンに冷えたスムージーが美味しくて、ありがたくて、私ももっと皆に還元しなくては、と思いました。

夕方に近づくにつれ、どんどん涼しくなっていって、サマータイムさまさまだ…。と感じました。
夕食のハヤシライスも、はなよめもすごく美味しかったです。作業後に当番でなく、作業終わりに食事になる、という事もあってなんだか食事に関してばかりの事柄が多くなってしまいましたが、
とにかく朝から活動的に動けるサマータイムが初日から大好きになりました!
(そな)
*** 実はこんな収穫もしたんですよ! ***
大人数のみんながじゃがいも掘りを進めてくれている間、少人数でひっそりと、けれど見た目はなかなかにダイナミックに、今年初のスモモの収穫を行いました。
場所は開墾野畑の斜面際。何度もこの木の下を通っているはずなのに、この木の収穫をしてきてほしいと言われて初めてスモモの木として認識しました。絵に描いたような末広がりで上に行くほど細っていく形の木に、赤いスモモが点々とあるのはかわいいけれど、生えている場所が大変かわいらしくない。片側にはマクワが迫り、片側は斜面。どこにどう脚立を立てればいいのか。果たして何段なら届くのか。
収穫初陣は早朝作業。のりこちゃんとかのんちゃんと私の3人で行きました。けれど、桃の収穫などの作業とバッティングし、使える脚立は桃で使う三つ足のものでなく、両面に梯子があるタイプの脚立。斜面側にせり出した実は遙か遠く。これは無理だ、ということで手の届く範囲だけを収穫し、撤退。収量は、50個程度。昼食で1人1個美味しくいただきました。
2度目の戦いはは午後3時半からの作業。最初は単騎出陣を覚悟していましたが、ジャガイモ掘りに行くあゆちゃんが、危ないから誰か誘っていいよ、と言ってくれたので、それはもうかのんちゃんしかいない! ということでかのんちゃんに声をかけて、いざ、収穫!
脚立はさくらちゃんに許可を得て、桃で使う10段の脚立を使わせてもらいました。それでも斜面の下に梯子を下ろすと、脚立の三つ足の一本は、木がある開墾野畑に浅い角度でしか刺さらなくて、滑るんじゃないだろうか、とドキドキでした。鉄の杭を打って滑らないようにして、さらにかのんちゃんが支えてくれました。
脚立の場所を変えるには、斜面の下と上で2人がかりで枝を躱して、あそこの実を取りたい! と狙いを定めて立てていきました。取れる位置か、脚立の足は地面にちゃんとかかっているか、内心冷や汗をかきながら1段1段を踏みしめました。苦戦しながらも工夫して、ぐるっと1周収穫を終えたときには、2人で達成感を感じたと同時にそれに負けないくらいほっとしました。張り詰めていた緊張の糸が切れると同時に達成感を跳ね上げてくれた感じでした。
2度目の戦いの収量は、なのはなのみんなで2回いただいてもまだあまりそうなくらい。かごに入った真っ赤な実は、頑張った甲斐があった、と思えるくらい綺麗でした。
でもやっぱりちょっと怖かったので剪定したいです!
(のん)
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