「利他心に近づくよう」 そな

6月23日

 今日はアリトラップの蜂蜜重曹を作りました。
 実際にイチジク畑に設置すると、見る見るうちにアリがたかってきて大興奮でした。

 午後は記事書きでしたが、昼食後トラップの様子を見に撮影も兼ねて畑に行ったのですが、古吉野に戻る途中にオニヤンマと遭遇したのです!すごく綺麗で、感動しました。
 畑に向かう途中やふと外に出て周囲を見渡した時、その広すぎる綺麗な自然に心がすごく癒されています。
 そして時々こんな風に出会える、そうそう見られることのない虫、動物、植物に感動して、そんな自然の中で暮らせている今が幸せすぎるなあ。と感じます。これまでは例えば旅行に行ったときとかに感じられる特別感、高揚感だったけど、今は毎日がその特別に囲まれていて、その物珍しさにすごくワクワクします。
 それこそどうぶつの森というゲームの世界に入り込んだようで、ゲームのメインキャラクターの気分です。

 午後の初めにミーティングチーㇺと7つの項目の修正をしました。
 良い事ではないけど、ちらっと他のチームからも「私は○○で○○が苦手だからこうなんだよね」「私こうなるのが怖くて」とか、自分たちの欠点を表に出して仲間とその欠点について話し合う様子が伺えて、いくらなのはなだと言えMT期間でもないしあまり日常的に、そういう悩みを話し合えることはないです。でもこうして仲間と真面目に自分の良くして、生きたいところを話し合える空間、時間がどれだけありがたいもので、素敵なものなんだろう、と思いしみじみとしてしまいました。

 イチジクをみるまなかちゃん、桃メンバー本当にこうしてなのはなで自分のすべてをかけるように、全身全霊で果樹の為に精力的に活動する皆がかっこいいです。

 自分はまだ俯瞰でみるだけで、ウォッチャーから抜けてプレイヤーに、皆のように本気になるためにも、良くならないといけないなと思います。でも自分の何がウォッチャー堕ちさせている原因なのかも自分には見えていないです…。

 感情が薄いから?楽しい事も楽しめてない?興味関心が薄いから?
 このままではだめで生きていけない、師匠の良いも悪いも全て自分のものにしないといけない。
 お父さんがなのはなの子だったら全力で畑に勢力をだす。

 今日またもう一つ気づいたことがあります。
 私は何度も言いますがジャイアンみたいな子でした。すごく偉そう。人の上に立っていたい、下っ端が嫌らしい、腹立たしい、偉ぶりたい。資質的にそうなのだと思います。
 だから自立したい、お仕事組さんになりたい。も全部人の上に立ちたいただそれだけで、それもあってか畑のリーダーを任せてもらってからはまた1段と気分よくちょっと偉そうな立場に嬉しくなって、ちょっと満足気に過ごしていました。
 大体同じ時期に入居した子、同じ年代の子とも何か引け目を感じて、自分は皆と少し違う。と心の中で主張したくなって、でも表向きには皆に沿ってるふりをして、心の中では畑ではなくて職場に向かうキャリアウーマンを装いたい一心で、畑着を着て軽トラに。
 しょうもない願望だと思われるかもしれませんが本当にそういう形式的な物、上辺だけの物事につられてしまう性分です。

 働く事の偉さにつられて、畑で活躍するより、社会に出て働く方がかっこいいと思ってやっぱり今も働く事への願望が抜けないです。

 でもこの願望だって、それこそ胸の中で渦巻くおぞましい気持ちで表に出すべきものではない、今の畑、目の前の事に全力になろうという前向きな気持ちと戦う。

 そして良いところの方が勝つこと、それこそが最高の人。もう仕事をしたい、アルバイトをしたい、そんな事をお父さんに相談しようかななんて悩むのももうやめにしないといけないです…。

 いややめにしないといけないのでしょうか…。何が良くて悪いのか、分からないです。

 明日も歩く利他心に近づくように頑張ります。