「桃に向き合っていきたい」 ゆうは

6月21日

 玄関前から甘い素敵な香りが。
 昨晩ひろこちゃんに「明日玄関下のわきの通路を見てみて」と言ってもらい、何だろうと思いつつ朝食前の作業の前に覗くとそこには真っ白で綺麗な蕾がありました。
 そして作業終わりには美しく花開いた姿に。
 私は花に詳しくないのですが後からくちなしの花だと教えていただきました。
 くちなしの花を見ると純白という言葉がよぎるほどに気品を感じさせる美しい白い花で、そこから香る甘い匂いに思わず引き寄せられ見入ってしまいました。
 朝からすごく幸せな気分になれて、教えていただけて嬉しかったです。

 桃作業は一日袋掛けデー。
 桃チームとしては雨前の防除と袋掛けの二手に分かれて、私は袋掛けをしました。
 朝早くから防除にでてくれるみんなが本当にかっこよくて有難いです。
 袋掛けも集中してたくさんの木を進めることができました。
 今進めている清水白桃は生理落下の予兆があるものが多いです。
 それに加え、この時期はシンクイムシの被害もあります。
 どちらの実にも袋をかけるわけにはいきません。
 そのため思うように袋がかけられず、もどかしい気持ちになります。
 時間がかかる上に、肥大化防止に着果数を調節するために変形果にかける枚数も多くなってしまいます。
 中には、生理落下ばかりでやっと落ちない実を見つけたと思ったらシンクイムシが! かけられる実がない! となる枝も。
 アブラムシが去ったと思ったらシンクイムシ。
 一難去ってまた一難。
 やはり桃づくりは難しく気が抜けないなと日々実感します。
 さくらちゃんにお父さんがフェロモントラップを提案してくださっていると教えてもらって、すぐに一つ一つに対処していくお父さん、なのはなのみんながすごくて有難いです。
 とりあえず被害にあった実と枝は取り除くようにしているので、できる限りを尽くして無事に桃を守れたらいいなと思います。

 そして今日の夕食の席では、今年摘果したはなよめを使った若桃のコンポートが食卓に並んでいました。
 河上さんが来てくださって、教えていただきながら加工メンバーも一緒に作ってくれたと聞きました。
 みずみずしさとうっとりするような甘さが口いっぱいに広がりとろりときえていきます。
 私たちが育て、摘果した若桃のコンポートを炊いたその日にいただける。
 こんな贅沢があっていいのでしょうか。
 今日一日、いや、今までの桃作業の最高のご褒美となったし、これからの桃づくりにもより一層気合が入ります。
 ふみちゃんが今朝実を見てくれて、一番早いはなよめの収穫を本格的に始められるのは火曜日頃になると教えてくれました。
 収穫まであと少し。
 その実をこの手で取るときのことを思うと緊張と期待で胸がいっぱいになります。
 一日一日を大事に、私にできることを誠実に取り組みながら桃に向き合っていきたいです。