6月22日(日)「桃の袋かけ終わったよ! はなよめは収穫間近!」

6月22日のなのはな


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「桃の袋掛け終わったよ!」

 49638枚。
 これは、5月29日から今日までのおよそ1か月間、私たちピーチ姫が桃にかけた袋の枚数です。今日は記念すべき日。130本の木に実る桃たちに、袋を掛け終わることができました。
 この1か月間は、いろいろなドラマがある濃密な時間でした。
 笑いあり、汗かき、驚きあり。起きている日中の時間はほぼ全て桃に捧げました。
 その間、みんなが古吉野で当番を代わってくれて作業を続けさせてもらったり、みんなにブルーシート敷きを手伝ってもらったり、みんなの力に支えられながら、ここまで来ることができました。

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 今期の桃は虫の被害が圧倒的に少なく、綺麗な実が多くついていて、良い実に袋をかけることができました。今年は初めての試みとして自然農薬を使用した防除や、蜂蜜と重曹を混ぜたアリトラップの設置など、従来とは異なる体制ではあったのですが、リーダーのさくらちゃん中心に、緻密な段取り、みんなのチームプレイで桃を綺麗な状態に保つことができました。
 生理落下の起こる清水白桃や白麗などの晩成品種は、生理落下を待ってから袋を掛けました。品種の違いで袋の種類を変えて、品種が変わる度、実の形や手触りの微妙な違いを感じました。袋をかけても生理落下が起こってしまってはいけないので、生理落下の前兆のあるしわの実の見極めは難しく感じました。

 今日は朝から池上桃畑の清水白桃2本、夕の子畑の白麗2本を午前で終えて、これで早生から晩生まで、全ての木に袋を掛けきることができました。
 毎日ずっとやっていたから、これからもずっと続くと思っていた袋掛けも終わりの日が来てしまいました。寂しいような、終わって欲しくないような、名残惜しい気持ちもありますが、これから始まる収穫から嫁入りへの期待と緊張に、次に気持ちを向けなくてはいけないなと思っています。

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 近日中に、「はなよめ」が収穫が控えています。熟れ具合を見極め収穫期を待っています。
 気持ちを整えて、向かって行きたいです。

(ほのか)

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〈雨に備えて桃の樹の下にブルーシートを敷きました。収穫も間近なので気合を入れて桃を守ります〉

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 諏訪方面の田んぼではこの数日で草刈りを集中的に進めました。
 チームの4人で時間があるときに刈り進めていて、見回りに行ったとき、電柵の下や斜面の草が刈られてきれいになっているのを見ると、みんなの気持ちが田んぼでつながっているように感じて嬉しくなり、自分も少しでも進めようと田んぼに向かう気持ちが強くなりました。

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 メンバーのことを思って草刈りできるのも嬉しいけれど、やっぱり一緒に田んぼに行って草刈りができるのが心強くて嬉しいです。エンジンの音が聞こえて、顔を上げると草刈りをする姿が見えて、終わったとき「きれいになったね」と言い合えると嬉しさも倍増します。
 先日除草剤をまいた田んぼは草が落ちないように畦際は残して、それ以外の刈れるところは今日で一通り刈ることができました。7枚の田んぼを順々に刈っていくと、刈り終わったころには最初に刈った田んぼの草がすでに伸びていることもあったのですが、みんなで草刈りを集中的に進めて、一気に刈れたことがよかったなと思います。

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 今日はもうひとつ嬉しいことがありました。
 諏訪方面の田んぼは害獣対策としてどの田んぼにも電気柵が設置されています。その電柵の下の草を刈るときは、草刈り機が動かしにくかったり線を切らないようにととても神経を使います。
 特に諏訪の下田んぼに、片側が溝になっている畦に電柵が立っているところは草刈りがとてもやりにくくて、昨年お父さんのアイディアで、使い古しのマルチシートを畦に張ってみました。するとひとシーズン草刈りをする必要がなくて楽になったので、是非今年もマルチを張ろうとメンバーの子と話していました。

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 今日、下田んぼの畦の草刈りをして、残り時間1時間を切っていたのですが、今しかないと強行で取り掛かりました。急ぎながらも、際までしっかりマルチを張っていきました。このマルチ張りの一番のいいところは、電柵のポールを一度引き抜いてマルチに直接差してしまうところです。ポールの足元にも草が一切生えないので、ずっときれいなままです。
 マルチを張り終えて畦全体がマルチの黒色で覆われると、やりきった嬉しさと、これが今シーズンは保たれると思うと嬉しさがずっと続くように感じました。

(なる)

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 なるちゃんたちと一緒に味噌の天地返しをしました。

 今年の2月に糀作りをし、その糀を使って仕込んだ味噌に再び出会えるタイミングが、この天地返しです。天地返しをすることによって、①味噌の発酵を促す ②発酵のムラが無くなる というメリットがあるということを、始めになるちゃんが話してくれました。

 家庭科室に入ると、今年仕込んだ味噌が入った樽が、全部で6樽、置かれてありました。樽の側面にはその味噌を仕込んだメンバーのみんなの名前や糀の名前、イラストが描かれたものを貼ってくれていて、それを見ているとこのお味噌を仕込んだみんなの顔が浮かんできました。樽の蓋を開けると、糀の甘くて幸せな香りがして、きっと食べたらしょっぱいだろうけれど、香りだけだと甘いのでないか?! と思ったほど。たまり醤油も樽の中に溜まっていて、順調に発酵が進んでいるのが分かって嬉しかったです。

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 天地返しでは、新しい樽にお味噌を全て移し替えていくのですが、そのときに「えいっ! 」と味噌を掴んで新しい樽の中に投げつけていきます。優しく、そっと……ではなく、えいっ! と樽に打ち付けるのが良いのです。何度見ても斬新で、面白い光景です。
 これには、ちゃんと意味があって、樽に打ち付けるように味噌を移し替えていくことによって、味噌の中の空気が抜けて、雑菌の繁殖を防ぐ効果があります。

 

 家庭科室の中が、みんなの「えいっ! 」という声でいっぱいでした。そして糀には欠かせないバックミュージック、今日はゆりかちゃんが、先日のケニーモナーク・フェスティバルの曲目だった曲を流してくれていて、楽しくてワイワイと明るい空気の中でみんなで天地返しできた時間がとても嬉しかったです。
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 「美味しい味噌になりますように…… 」 と気持ちを込めて、味噌の天地返しをしていると、とても温かい気持ちになりました。今日は日曜日で、お仕事組さんのよしえちゃんやのんちゃん、さとえちゃんたちとも一緒に天地返しの手入れができて嬉しかったなあと思います。

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 新しい樽に移し替えたあと、再びビニールの口を閉じ、重しを置き、蓋を閉めました。自分が仕込んだ味噌に再会できてすごく嬉しそうな子や、「またね! 」と言って蓋をしている子も居て、みんなのキラキラした笑顔がとても綺麗でした。

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 無事に、天地返し完了! 3年後に会えるのが楽しみです。

(よしみ)


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 六月も下旬。来月の天神涼みに向けて、の踊りの練習がありました!
 私は天神涼みが大好きなイベントなので、練習が始まったことが本当に嬉しかったです。
 初めて躍らせてもらってから一年が経って、うろ覚えな振りがあったのですが、曲を聞きながら思い出すところや、ゆりかちゃんに教えてもらって、分からなかったところがはっきりとして、ありがたかったです。

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 今日練習した曲は、天神涼みで踊る3曲。「勝央音頭」「ヤットサ節」「サンサン勝央」です。それぞれ違った色の曲で、少しずつ表情のイメージを変えながら踊りたい!という気持ちがあります。これから練習を重ねるにつれ、表情、目線、指の先など、日本人としての美しさが溢れるような踊りにしていきたいです。

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 踊りながら、お祭りの熱気や活気ある雰囲気の中、石畳の上をみんなで並んで歩く光景が目に浮かんできて、凄くわくわくした気持ちになりました。夜の薄暗さに、提灯が灯り、お揃いの浴衣を着て、屋台の中、お祭りの中を踊りながら通れることが今からとても待ち遠しいです。

(あや)

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〈これから始まる夏のイベント出演に向けてタヒチアンダンス部が発足し、今夜は基礎練習や習慣練習をしました〉