
6月20日のなのはな
植え付けツアーの午前でした。今日植え付けたい野菜が、ゴーヤとマクワウリとニラの三つあり、ゴーヤとマクワウリの植え付けと、ニラの畝立てを午前で終わらせるという、たっぷりとした3時間でした。
作業リーダーのやよいちゃんが、細かく段取りをたててくれました。時間差作戦で、苗を置く四人を追いかけて、あとの人で植え付けました。
ゴーヤの苗が、もうほんのりとゴーヤの優しい香りがして、癒やされました。ちゃんと活着しますようにと、思いながら、スリーアクションで植え付けました。
昨日の夜の集合で、スピード感を持って作業をすることのお話があり、スピード感を意識する空気が、何も言わなくてもみんなの中にあるのを感じました。私も、自分にできる最大のスピードと質で仕事をしようと、気持ちが引き締まりました。
最近、お父さんとお母さんと作業をする中で、なるべく手数を少なくすることで仕事がやりやすくなることを感じます。やりなおしなしで一発でやる気持ちで、スリーアクションでゴーヤを植え付けるのが、ゲームみたいに楽しかったです。
約30分で、ゴーヤの植え付けが終わりました。小さな達成感を感じながら、私たちは、次のマクワウリの畑へ行きました。
(えつこ)
***
ゴーヤの植え付けのあとは、マクワウリの植え付け!
野畑と野畑開墾畑がマクワウリの畑です。
畑には、すでに畝幅120センチの大きなかまぼこ型の畝が待っていました。
まず、植穴を開けていく人、畝を分断する人と別れました。
株間80センチをさくさくと開けていきます。
一定のリズムでどんどん穴が空いていくのが気持ち良かったです。
穴に牛肥をいれて、中耕。その後には酢の散布をしました。
昨日の集合でお父さんが、牛肥を野菜にやるときに、そのままだと虫が来やすいので、酢を散布して虫を寄せ付けなくすることを教えてくれました。
植え付けの前に、畝全体にもかけてあげることで、病気も発生しにくくなるだろうなと思いました。
エンジン噴霧器を使って、畝を1,2,1,2と散布していくのが好きです。
アミノ酸や、自然農薬を使っていると思うと、そのことも嬉しくなります。
よしみちゃんと私が酢の散布を行っている間に、苗が植穴にどんどんと置かれていきました。
全部の畝を噴霧し終わり、次は植え付け!
本葉の3枚目が出始めた苗は、まるで両腕をぱっと広げたみたいで、可愛いなあ。
畝に若い黄緑色がまぶしく見えました。
何畝が植わってきたら、ネットがけの準備に入ります。
広げたネットを持って、畝の間をすっと走っていくのが楽しい!
ネットを広げる3人で、声を掛け合いながら、次々に端を止め合っていくのも、活気があって楽しかったです。
みんなが側からネットをかけていって、猛スピードで植え付け終了!
作業の準備が緻密にされていて、作業に必要なものがすぐにあるのが、凄いなあと思いました。
手早く動こう!とみんなが思っているのが伝わってくる作業が、楽しかったなあ。
次はナスの畑へGO!
(まなか)
***
滝川横のナス畑。畝を立てて、植え付けをして、支柱を立てて…。次はどんな作業をできるのだろう。今日行われたのは、風よけのためのマルチ張りです。
個人的に、風よけを設置する作業は初めてやりました。ナスは風に吹かれるのを嫌うそうです。株がまだ小さいナスたち。昨年のように冬までナスを取り続けるためには、徹底してナスを守り切る必要があります。
その必要を強く感じるのは、やはりナス担当のやよいちゃんの熱意を見ているからです。調べものをたくさんして、質問が絶えなくて、本当に野菜に対して向かう姿勢がかっこいいです。そんなやよいちゃんリーダーで、午後の作業が始まりました。
まずは三角ホーで草取りです。マルチを張って草取りができなくなる前に草を取りました。「一列に並んで、1分たったら次の畝にいきます!」と言われ、無我夢中で草取り。私は、この、まだ草が小さくて柔らかいときの三角ホーでの草取りがとても気持ちが良くて大好きなのです!
次にマルチを広げていきます。広げたマルチを半分にして、スズランで結びます。そうするとあっという間に畝に囲いができるのですが、ピンと張るのが難しいし、なれなくて時間がかかってしまいました。やよいちゃんがとってくれた方法が、15分たったら終わっても終わっていなくても次に進むという方法。これは、速い人のペースを落とさないための工夫だと思います。
よしみちゃんやなつみちゃんのスピードが本当に速くて、でも正確で、それを手本に頑張りました。だんだん速くなっていって、みんなのテンポに近づくことができたときは本当にうれしくて達成感でした。
少しだけペグ止めが残ってしまったけど、ほぼ終わった、ということを話してくれたやよいちゃんのキラキラした笑顔がうれしかったです。作業中のやよいちゃんは少し厳しいけど、そのあとに見せるふとしたかわいらしい笑顔とやさしさがあるから、大好きだな、と思います。やよいちゃんの作業は、学びが毎回多いです。
この前、支柱建てをしたときは、整然と並ぶ竹がどこかの豪邸のようで、その景観に圧倒されました。そして今日は、ナスを囲うようにしてそびえ立つ竹の周りを、マルチで黒く巻かれました。ナスの住処を、いろいろなやり方で守っていく感じがします。
ちょうどお父さんが今日の集合で、「大変だなと思うことがあっても、その先にご褒美が見えていたらやりがいや楽しさを見いだせる」とおっしゃっていました。これから、今日みたいに暑い日が続くと思います。でも、みんなでおいしい夏野菜を食べたい!もう手が届きそうなところまで、夏野菜の収穫が迫っています。
作業自体も、その先にあるご褒美も幸せなもので、こんなにうれしいことってないです。どんな作業でも、明日もみんなと頑張れそうです。
(うたな)
***
惨敗!!! 今日のニラの定植は進めたかったこと2割しか終えることができず、惨敗をしてしまいました。3時間の作業で、2割です。自分でも、どう思ったらいいか分からないくらいで、頭が真っ白になりました。
最初の掘り起こしでは1畝に1時間以上かかってしまい、その後の定植でも、1時間半以上と時間がかなりかかってしまうという感じでした。
掘り起こしは、既存のやり方にとらわれすぎて、ずっと同じようにしてしまっていました。途中で芋ほりのようにスコップで掘り起こす人、同時に苗を引っ張り出す人に分かれて作業をすると、作業時間が20分と3分の1になった時は凄く嬉しかったのですが、それでも時間がかかってしまいました。
前日から、2人で絶対に終わらせようと思っていた分、終わらなかった時、ましてや8畝中、2畝しかできなかった時の絶望感、失望感、残念さが物凄く大きくて、作業時間を過ぎて帰ってきて、号泣しながらあゆちゃんのところへ行きました。
あゆちゃんが失敗も楽しむこと、失敗したらその分記憶に残る作業になること、次に繋げられること、また、失敗しても次、成功させて、サクセスストーリーを作ること、たくさんのことを話してくれました。
「逃げたらそこで終わりだよ。成功はないよ」と言ってくれて、逃げたいという気持ちが正されました。失敗しても改善して、失敗を失敗として終わらせないで、つなげていきたいです。
明日も定植の時間をもらいました。本当は今日で終わらせるべきことだったのに、再度チャンスをもらえることがとてもありがたくて、今日の失敗分、チャンスをもらえた分、倍以上に効率を考えて、もっと速くできる方法はないか考えて、がんばりたいです。明日はリベンジです! 絶対に終わらせます!!!!!
(あや)
***