6月19日(木)「土のキャンバスに描いたのは…… ◇ ウェルカム、ミツバチ!◇ジャガイモ掘り」

6月19日のなのはな

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 畑はアートであり、美しくなければらない。
 そう、元肥入れも美しく。

 発見畑奥、手前に、ニラの元肥入れをしてきました。
 発見畑奥は、軽トラを駐車するところから少し距離があるので、肥料入れはバケツリレー! 等間隔を取り、自分が動く範囲をきっちり守って、牛肥が入ったテミを繋いでいきます。

 

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 バケツリレーで流れてきたテミを、畑のセンターに一列並べて、あるだけのテミを全部並べたら、みんなで、ヨーイ、ドンで筋状に、一直線に牛肥の線を引いていきました。

 このやり方は、あゆちゃんから教えてもらった方法で、やっぱり、何事にも、手早く、美しく出来る方法があるのだと思います。

 

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 発見畑奥を上から見下ろして、写真や動画を撮っていたみつきちゃんが、「すっごく、綺麗だよ!」と笑顔で声をかけてくれて、20分で美しく肥料入れが出来て、満足感一杯でした。

 

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 肥料入れ後は、ズッキーニの追肥へ!
 ズッキーニは現在、100キロ前後の収量が日々コンスタントに穫れていて、この勢いを保つために、リン・カリ肥料とえひめAIの葉面散布、そして主食となる牛肥を、軽トラ大盛一杯、一株に、がっつり両手2杯から3杯の量の牛肥を、虫が肥料に卵を産み付けないように、株周りに穴を掘って埋めてきました。

 

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 穴掘りはどうしたら早くなるか、肥料を入れるときに、同時に土を被せてしまうか、工程を分けるか、どうしたら早く出来るか、やっているみんなに相談して、どんどん良くしていくことが出来て、嬉しかったです。

 毎日100キロ前後採れていることを思うと、週に1回ペースで追肥してあげたほうがいいことをお父さんに教えて頂き、毎週、ズッキーニの追肥を極められるように、していきたいと思いました。

 株には、360度の方向へ実をならせているズッキーニ。
 今日は、みんなで無事に、がっつりとエネルギーチャージをしてあげることができました!
 これで、明日水やりをしたら、肥料を吸収して、より元気になっていくだろうと思い、みんなに手入れをしてもらったズッキーニの気持ちになると、自分も、とても嬉しい気持ちになりました。

 

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 みんなで、長く、たくさん穫れるように、見守っていきたいと思います。

(なつみ)

 

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 ミツバチ呼び寄せ花壇!

 広ーいナスの畑の端っこに、ちょびっと植わったお花の苗……。
 広ーいピーマンの畑の端っこに、ちょびっと植わったお花の苗……。

 なぜ端っこにちょびっとだけ?
 なぜナスやピーマンの野菜の畑にお花の苗が?

 これは、なんと……ミツバチを呼び寄せるための、ミツバチ呼び寄せ花壇なのです!

 

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 夏に毎日100キロ単位で採れ続けるナス、ピーマン、ゴーヤ。毎日毎日、たくさんの花を咲かせ、次々に実を成らせ、私たちの心も食卓も豊かにしてくれる野菜たちは、たくさんの実を受粉しなければなりません。
 そこで、花粉を運んでくれて受粉をしてくれるミツバチを呼び寄せ、きちんと受粉されて健全な実がたくさんなるように、ミツバチが好きな花を、夏野菜の畑の隅に植えました。

 ミツバチが好きな花をさとみちゃんが調べてくれて、ジニアとひまわりの2種類を植え付けました。

 ピーマンとゴーヤ、キュウリが植わっている梅見畑、オクラが植わっている中畑、ナスが植わっている滝川横、最後に小豆が植わっているウナギ取り畑の隅にジニアとヒマワリを植えて行きました。
 畑の隅に事前に空けておいたスペースに、ジニアとヒマワリを交互に植えて行きます。
 ヒマワリは花が咲く時期がずれて、畑の中で長く花が咲き続けるように、1弾と2弾に分けて、植え付けをできるようにさとみちゃんが考えてくれて、今日は1弾を植えました。

 

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 今から1か月後、夏野菜が茂り、コンスタントに実が採れ始めたとき、その隅に、ジニアとヒマワリの花も咲くんだと思うとワクワクしました。可愛らしく、より鮮やかな畑になるのだろうなと想像できました。

 植え付けた最後には、間違って草取りや草刈りのときに刈られてしまわないように、スズランテープで囲いを作りました。

 ひまわりとジニアの花に呼び寄せられて、本当にたくさんのミツバチが来てくれたらいいなと思いました。

(やよい)

 

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 今日は、昨日から楽しみに待っていた、ジャガイモ堀りー!!! わーーい!!
 私は、野菜のチームでジャガイモを担当させていただいているのですが、今年のジャガイモは、なんだか、豊作の予感がしていたんです……。そんなこともあって、ものすごく、ものすっごく楽しみにしていました。

 ジャガイモの畑は全部で7枚あるのですが、今日はそのうちの1枚を掘りました。
 空らのコンテナを2台の軽トラに乗せられるだけ、持っていきました。

「絶対に、たくさん取れるだろう」
 ということを予知して、持って行っていて、こんなに多くのコンテナいっぱいにジャガイモが取れたら……そのことを想像しただけで胸が躍りました。

 

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 畑につくと、3人1組になって、2人がスコップを持って堀り、1人が手で芋を掻き出して、ジャガイモを穫っていく、という役割分担。
 私は初め、あやちゃん、るりこちゃんと一緒に掘りいました。

 スタート! あやちゃんと私で、スコップを畝肩にザクッと突き刺して、土を持ちあげる。すると!!

 

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「わーーーー!!!!」
 思わず声が出ました。土からは、大きな大きなジャガイモがわっさわっさと大量。ジャガイモが土から出てくる、って、こういうことか!

 何かが生まれてくるかのように、「ジャガイモ誕生!!」という感じでわさわさ出てくる感覚。うれしい気持ちでいっぱいになりました。なんでこんなにも芋掘りって楽しいんだろう……!!

 次から次へと掘っていって、「ザクッ、ザクッ」という、土にスコップが刺さるその音が、ものすごく気持ちがよくて、とにかく夢中になりました。

 あやちゃんと息を合わせて、「せーの」の掛け声で土を持ち上げる。そのあとに、るりこちゃんが、犬かきのように土を手で掻き出して、ジャガイモを取っていく。掘れば掘るほど、ジャガイモが出てきて、びっくりする気持ちと、それ以上のうれしさ。本当に幸せでした。

 

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 今日は、とても暑かったです。暑すぎて、汗が滝のように体内から湧き出てきました。水をのんでも、すぐに、汗で出ていってしまって、バテてしまいそうになりました。
 残り時間、約1時間しかないのに、畑の半分も掘り終わっていない状態。徐々に楽しさから、ほど遠い終わりに気が遠くなりそうでした。

 暑さもあって、だんだん疲れてきて、「ふーー」そう思って汗をぬぐった時。
 ぶーーん、と軽トラの音がして、軽トラが畑の前に止まりました。
 軽トラに乗っていたのは、台所のまことちゃん。

 

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「おやつだよーー!!」
 そう言ってマクワスムージーを全員分、差し出してくれました。
 みんなが飛んで喜んで、まことちゃんのもとへ駆け寄る。受け取ったマクワスムージーはキンキンでした。

 

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「冷たーい、気持ちいい!」
 そう言って、スムージーをほっぺたにあてて冷やす。ごくごく飲んだら、マクワウリの甘さが口の中で広がって、暑すぎて枯れていた自分の体内に、潤いが戻って、すごくおいしかったです。

「生き返った!」
 そう言って、みんなと一緒にスムージーを飲んで休憩した時間。
「ああ、みんなと一緒に動いて、一緒につかれて一緒に休憩して、それを共感するって本当に幸せだな」
 そう、改めて感じました。

 

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 スムージーを飲んだら元気100倍! そのくらい回復して、また再び、ジャガイモを掘り続けました。

 今度はトリオのメンバーも変わり、掘る人、掻き出す人を順繰り回しながら進めていきました。

 手でジャガイモを取る役をさせてもらったのですが、もう、出てくるジャガイモが多すぎて、大変!!! 次から次へとジャガイモがあふれてくるので、もう全く暇がなくて、ひたすらジャガイモの見逃しがないように土から掻き出す。大忙しでした。

 でも、それは幸せの忙しさで、こんなにも幸せなことがあっていいのか、と感じました。

 休憩を取ってからのみんなの掘りのスピードは、すごく速くなっていて、ひたすらジャガイモを掘っていると、残り、3畝くらいになっていました。その時にはもう、汗をかいて全身の水分が抜けて、自分がカピカピになっていました。

「あと少しだ、がんばれ」
 そうお互いに言い合って、進めていった最後。最後はみんなで同じ畝に取り付いて、近場で一緒に掘った、瞬間。今でもその時のことをはっきり思い出せるくらいに胸に残っています。マラソンをみんなでゴールするような、暖かい感覚。すごくうれしかったし、すごく達成感、そして涙が出そうな、感動がありました。

 掘った後は、ジャガイモをひたすらコンテナに入れていきました。その時にはもう、自分は疲れ果てて、ヘトヘトでした。自分の動きが遅くて、まだまだ自分には体力が足りないな、と改めて思いました。最後まで力を出しきれるくらい、体力をつけていきたい、そう強く感じました。

 

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 帰ってきてから、体育館にジャガイモを干しました。まだ1枚の畑なのに、体育館の一角をすべて埋め尽くしてしまうほどの量でした。

 こんなにも多くの量のジャガイモに今日半日、囲まれて、幸せでした。カレーやポテトサラダ、揚げたり、焼いたり、たくさんの料理に使って、これからみんなで食べられるのが、楽しみ!! ちなみに、まだ6枚もの畑が残っているので、次のジャガイモ堀りは、もっともっと効率よく、てきぱき動けるように、努力していきたいです。体力つけるぞー!!

(ゆうな)