6月16日(月)「桃畑で奮闘中7人のピーチ姫、「はなよめ」は収穫目前!」

6月16日のなのはな

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 袋に包まれた「はなよめ」たちが、お嫁にいく準備を整えています。

 その姿は見えないけれど、きっと、美しいはなよめたちが嫁入りの日を控えて、静かに実を大きく甘くさせているのだろうと思います。

 

 桃の早生品種「はなよめ」の最終摘果として、袋をかけていない実をもぐと、1玉1玉がずしりと重く、色白の肌に桃色の紅が差され、ほんのりと桃のやさしい香りがします。

桃の樹に実る、袋に包まれたはなよめを自分たちに重ねて、みんなで手入れをし、できる準備をすべてして収穫のときを待つ、緊張感、そして静かな安心感を抱きます。

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 生理落果のある品種以外のすべての品種の最終摘果を進めています。

この日は26アール、17アール、新桃畑、池上桃畑、奥桃畑、古畑の6枚の桃畑を回りました。

 そのなかで、害虫が出ている場所や、ネットが裂けてしまっているところ、病気が出始めている樹がありました。
 見つけたときは、ガーンとショックを受けましたが、すぐにみんなで集まり、さくらちゃんを中心に、手分けして対策を打ちました。
 防除を行ない、ネットを繕い、害虫の住む葉を摘みました。
 ただただいい桃の実を作るために、一丸となります。

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 桃を栽培することはとても難しいのだと日々感じます。

 病害虫、雨風、気温など、ほんとうに一筋縄ではいかないです。

 けれどピーチ姫のみんなと毎日桃畑で過ごし、桃の樹に触れて、小さな変化も逃さずに手を打ち、確実に進んでいく、強いピーチ姫のみんなと、きっといい桃を作りたいです。

 収穫の日を夢見て、明日も桃畑へ向かいます。

(さやね)

 

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 私がなのはなに来て感動したことの一つ、野菜を支える支柱のクオリティ。
 こんなおうちみたいな支柱を、女の人が建ててしまうのか、と驚いたのを思い出しました。
 先日に引き続き、今日も支柱建ての作業をさせてもらいました。

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 午前は途中で永禮さんも来てくださって、横竹運びをのりこちゃんと一緒
 ながれさんが畑に来てくださったときは、後光が差して見えました(笑)

 なつみちゃんと一緒にまずゴーヤのネット張りを終えて、ナスの畑に着いたときには、すでに縦竹がたくさん運ばれていました。
 須原さんとすにたちゃんが、古吉野から運搬してくれていました。
 びっくりしたのが、縦竹の収納スペースができていたことです。

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 永禮さんとのりこちゃんが横竹を運んできてくれたときにも思ったのですが、畑の大きさにはやはり限りがあって、他の方が使われている場所に侵略しないようにすることも考慮に入れると、かさばる竹をどう畑に置いていくかが問題になります。
 竹をかけやで打って、ロープで結んで、上方に積み上げていくことで、コンパクトになっていました。

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 横竹については、まず畑にある横竹を撒くばって、それからダンプにある横竹を運びました。
 作業の順序、畑のスペースの使い方、人の配置、すべてが理にかなってスムーズに進むことが本当に難しいと感じます。
 やよいちゃんが指揮してくれる、今日みたいな作業はそれがなされていて、毎回すごいなと思います。

 午後の作業の最初には、スペシャルゲストの相川さん、大竹さんが来てくださいました!
 東京に帰られる直前まで、作業をしてくださるのが、すてきだなと思います。
 なのはなでの作業を楽しんでくださっていて、笑顔で、たくさんの竹をもっていて、その姿を見ると利他心はこういうことなのだな、と思いました。
 アドバイスしに来てくださったお父さん、引き続き午後も作業を一緒にしてくれた永禮さん、他の用事の時間まで見守ってくれた須原さん。
 多くのスペシャルメンバーがどっと押し寄せて、ナスもびっくりだったと思います。

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 なつみちゃんが、ずっとドリルで支柱用の穴を空けてくれていました。
 永禮さんが「ドリルの重さと、ドリルから伝わる振動とで、かなり体力がいるのにすごい」とおっしゃっていました。なつみちゃんは力作業ができて、私のあこがれです。汗びしょになりながら操作する姿はかっこよかったです。

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 永禮さんとペアになって、横竹運びをしました。
 一度に多く運ぶコツ、どの場所に竹を下すかの掛け声など、永禮さんがいろいろ考えてくれたり、教えてくれたりしました。
 そのとき、永禮さんが、私たちのベストオブ日記は「今日のなのはな」を毎日読んでくださっている話を聞いて、心が温かくなりました。
 縦竹を運んで、穴に刺していく作業の途中でタイムアップになってしまいました。
 まだかけや打ちや、スズランで竹を固定していく作業など、たくさん残っています。

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 3時間半も作業していたとは思えないほど、時間が過ぎるのが速かったです。
 こういう感覚になると、いつも「昔は一日を過ごすのがやっとの思いで、ほとんどが苦しい時間だった」ということを思います。

 そして、今、誰かと一緒に夢中になって作業して、達成感や心地よい疲れを感じながら作業を終えることが幸せだと強く思います。
 また明日、続きができたらうれしいです。

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 地道に何かを進めていくこと、だんだんと畑の景観が変わっていくこと。
 支柱建ての工程には、新鮮で、魅力的なところが山ほどあって、私の大好きな作業になりました。

 かつて感動した支柱を立てる作業に、自分も関わらせてもらえることが本当にありがたいです。
 ナスがこれからひと夏、いや、冬一歩手前までを過ごすために支えとしての役割を果たす支柱。
 しっかり建てて見せるぞ!

(うたな)

 

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 トウモロコシに追肥ができました。

 いつの間にか寒い冬も過ぎて、暑い日が増え夏が近づいてきているのを感じます。
 夏と言えば…トウモロコシ!
 いつか皆が大きなトウモロコシを丸かじりするのを夢見て、その皆の姿を想像するだけで顔がほころんでしまいます。
 「トウモロコシは肥料が大好き」「肥料食いなんだよ」そう聞いてよしたっぷり追肥をしようと思いました。
 お父さんに追肥の量を確認させてもらうと3~4杯あげていいと教えてくれました。

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 7人ものスーパースターが集結しました。7人のなのはなガールが集まれば怖いものなしです。
 何でもかかっこい!私たちの手にかかれば追肥なんてお手の物だ!今日は本当にそんな余裕のある作業になりました。
 初めは軽トラに牛肥を積むところから。人数の力は恐ろしいです。気づけばもうこんなに牛肥の山が高くなっている!
 布団上げでもそうですが、気が付けばあっという間に仕事が終わってしまうのです。

 気を抜いてなんていられません、仕事がなくなってしまいます。
野菜は牛肥ですぐに元気になる、牛肥はスーパースター的存在です。

 軽トラに牛肥を積む瞬間、あのもわっとするような香り、いくら顔が茶色くなろうが追肥の作業が改めて好きだなあと思いました。

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 でも私はまたも少し失敗をしてしまって、せっかく管理機をかけてくださってところを追肥のタイミングで踏み固める事になってしまってがけ崩れ前畑の追肥は少し大変になってしまいました。

 また一つ勉強になった、と前向きに失敗も成功の基と捉えます。

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 苦なく、楽しかったー!という気持ちだけで17時を迎えられるように、と思ったのですが、一筋縄ではいかず皆には大変な思いをさせて疲れさせてしまったと思います。
 でも皆は真っすぐにずっと元気に熱心に肥料をたくさんまいて、綺麗に土を寄せてくれて、16時過ぎにはやりたかった作業を終えることが出来ました。

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 残る追肥の作業は大物3弾、味来2弾の手入れのみとなりました。水やりは毎日欠かせないです。

 今回はなのはなで初めて育てている、地域の方から種をいただいた”味来”という品種もあります。
 お父さんの大好きなトウモロコシ。

 大物1弾の収穫まではあと2週間ほどです。実が端までぎっしりと詰まった良いトウモロコシがつきますように。

(そな)

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〈田植えで使った苗箱を洗って収納します〉
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〈次回の播種の準備がスムーズにできるように片付けも美意識を持って取り組みます!〉
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〈相川さんと大竹さんとも苗箱洗いの作業ができ中庭が賑やかでした〉

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〈ニラと太ネギの苗床の草取りをしました。もうすぐ定植です〉
 

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〈イチヂク畑の草刈りをしました〉

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