
6月15日のなのはな
お父さん、いつもありがとうございます!
大好きなお父さんへ日頃の感謝を伝えるべく、父の日のケニーモナーク・フェスティバルが開催されました。
なのはなで恒例の、タヒチアンダンスとフラダンスの祭典である、このイベント。
約1か月前から振り入れが始まり、雨の日や夜の時間など隙間時間を見つけては、それぞれが今日に向けて練習を重ねてきました。
その練習の成果を今日、お父さんに披露しました。
私にとってはデビューステージ、みんなに助けてもらいながら活気ある空気のなか踊り込んでいた時間が楽しかったです。
練習をしているうちにあっという間に時間は過ぎて、午後1時30分、ケニモナーク・フェスティバルがスタート。
なつみちゃんとよしみちゃんに手を引かれ登場したお父さんを、みんなと『イア・オラ・ナ』のダンスで迎えました。
山小屋キャンプのライブで披露された後、なのはなでは常に誰かが口ずさんでいたほど印象的な曲。
アップテンポのタヒチアンダンスで難しい曲ではありましたが、 ゆりかちゃん指導のもと、みんなで揃えられるよう練習しました。
ダンス初心者の私はかなり苦戦しましたが、みんなが自主練習にも付き合ってくれて踊ることができました。
まだまだこう踊りたいという理想には程遠いですが、なのはなのあたたかなみんなのおかげで、一緒に踊ることができて嬉しかったです。
相川さん、大竹さん、そして英幸さんたち男性チームもステージに上り一緒に踊ってくださいました。
多人数で息をそろえて踊った華やかさ、迫力は圧巻です。
歌詞の意味でもある「ようこそ」の気持ちを込めて、お父さんを笑顔で歓迎しながら踊り切りオープニングを飾りました。
続いて披露されたのは『イン・マイ・ライフ』
しっとりとした曲と、心に響くあゆちゃんの歌声、美しいダンス。
目が離せず見入ってしまうほどに綺麗でした。
そして各チームのダンスが始まりました。
1チーム目は“ケニーハナハナ”で曲は『タヒチ・ハナハナ』。
私もこのチームで踊らせてもらいました。
ケニーハナハナは比較的新しいメンバーが多く、また、卒業生ののぞみちゃんと、娘のゆりちゃんも同じチームとして参加してくれました。
若さ、底抜けの明るさを前面に出し、元気よくかわいいダンスを披露しました。
繰り返しが多いけれどフォーメーション移動も多く、見る側も踊る側も楽しめるダンスです。
人数が多くにぎやかな雰囲気で、その分ひとつひとつの振りを全員で合わせるのが難しかったですが、みんなで、ああでもないこうでもないと意見を出し合いながら息をそろえていきました。
自分たちで掛け声もアレンジしたり、動きのある笑顔になるよう表情の練習もしたりして、お父さんに楽しんでもらいたいと試行錯誤していました。
最後はお父さんをかこみ、感謝を伝えてフィニッシュ。
少し失敗もしてしまいましたが笑顔で気持ちを込めて楽しく踊り切れて達成感を感じられました。
踊った後はお父さんが講評してくださり、その言葉もにこやかな表情をしてくださったこともすごく嬉しかったです。
続く2チーム目が踊るのは、『ティアレ・タヒチ』。
タヒチハナハナとは打って変わってゆったりとした曲。
スタッフのあゆみちゃんとお仕事組さんのメンバーで、ケニーハナハナとは一味違う、洗練された大人の美しさを感じるダンスでした。
お仕事組さんは特に時間を合わせることが難しく練習も大変そうなのに、その苦労を感じさせない優雅な落ち着きのあるダンスがとても魅力的でした。
まなかちゃんが歌ってくれていて、その歌声も、そして歌う姿もまた見ていて楽しい気持ちになる魅力的なものでした。
3チーム目は『パテパテ』。
この曲もみんなのライブで披露されていましたが、人数も増え、どんなふうにブラッシュアップされているか楽しみでした。
華やかなダンスでみんなのはじける笑顔が、とてもまぶしかったです。
そしてこのチームには途中から男性チームも加わります。
さらには大竹さんのソロのブレイクダンスも。
かっこよさにほれぼれしてしまいました。
明るい女の子チームに、男性チームの力強さが加わり迫力満点でした。
4チーム目は『ウリリ』。
実在する鳥がモチーフの、少し不思議な雰囲気の曲。
こんなダンスもあるのかと衝撃を受けました。
曲中にはあゆちゃんとなおちゃんのペアダンスもあり、息ぴったりの二人の動きも素敵でした。
独特の世界観に引き込まれるチームでした。
5曲目はレインボーシスターズによる『パナ・オナ・アリオイ』。
タヒチアンダンスの歴史に紐づく、一人の女性の人生に悩む曲。
激しい動きや躍動感があるわけではないのに見応えがあり、それぞれの曲に込める思いが伝わってきました。
気品ある神秘的なダンスにうっとりしました。
6曲目はネクスト・マウイの『オ・ヴァイ』。
熟練のメンバーで王の威厳を感じさせる曲。
貫禄ある動きに目を奪われます。
途中ゆりかちゃんが翼をもって登場すると、さらに迫力が増しました。
衣装、メンバー、ダンス、どれをとってもすべてがかっこよくて息をのむステージでした。
そしてついに最後のチーム、『ウラテテ』。
私は聴きなじみがなかったのですが、なのはなではなんどか踊っている曲らしく、みんなの歌声に合わせてダンスが披露されました。
どこかかわいさを感じつつも美しい優雅な曲で、みんなのにこやかな表情がとてもすてきでした。
チームでのダンスが終わると全員で『フラガール』を踊ってフィナーレ。
お父さんを囲んで踊り、間奏ではチームごとに並んでお父さんに日々の、そして今日のケニーモナーク・フェスティバルの感謝をこめて一礼しポーズを決めました。
『フラガール』はなのはなのフラダンスの原点でもあり大切にされている曲。
それをみんなの中に入って踊れることが嬉しかったです。
動きはシンプルな曲なのですが、それゆえに動きの鈍さが目立ってしまい、個人的に練習不足が悔やまれる曲ではありますが、歌詞も振りも素敵で、踊れた時間が楽しかったです。
すべてのダンスが終わると、お父さんによる表彰が。
衣装の素敵なチームにはベストデザイン賞として楯が、そしてグランプリにはトロフィーがおくられます。
ベストデザイン賞は『パナ・オナ・アリオイ』を踊った、レインボーシスターズでした。
どのチームの衣装も素敵ですがレインボーシスターズはシンプルなのに深みのある素敵な衣装で賞が贈られるのも納得の美しさでした。
そしてグランプリ。
お父さんが選んでくださり呼ばれた名前は……
なんとケニーハナハナ!!
まさかグランプリをいただけるとは思っておらず、呼ばれた瞬間はみんな驚き身を固まらせながら顔を見合わせました。
みんなで前に出て、代表としてさくらちゃんがトロフィーを受け取ってくれるのを見守りました。
そのあとみんなが写真を撮ってくれた時の笑顔は、今までで一番のものになりました。
はじめてのステージで光栄な賞をいただけて本当に嬉しかったです。
でもそれ以上に、みんなで練習を積み重ねた時間、そしてその成果を存分に発揮しようと望んで踊っていた瞬間、それが私にとってかけがえのないものとなりました。
今回のケニーモナークフェスティバルで、表現することのうれしさや、反応をもらえるうれしさを実感することができました。
そして、お父さんが終始笑顔で嬉しそうに見ていてくださって、私たちのお父さんを大好きな気持ちや言葉を尽くしても表現しきれないほどの感謝を、ダンスを通して伝えられたかなと思い、とても幸せな時間でした。
父の日のお祝いを通して自分の成長につながるありがたい会になりました。
こんなに充実した毎日を、未来に希望をもって、まだ見ぬ誰かの幸せを願って過ごすことができるようになる日が来るなんて、2か月前の私には想像もできませんでした。
今、こうして前を向いて生きていられるのは、お父さんが受け入れてくださり、安心できる場所をくださり、これからを導いてくださるおかげです。
これからもお父さんのすべてを知り尽くす勢いで貪欲に学び、吸収し、より良い人生にしていけるよう成長していきます。
お父さん大好きです!!!!
(ゆうは)
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夜には、毎月恒例のセブンブリッジ大会が開催。
この日は、父の日スペシャルということで、ミーティングで話をするお父さん、農業博士のお父さん、音楽プロデューサーのお父さん、スポーツ監督のお父さん……などなど、みんなが大好きなお父さんの側面をテーマにしたリーグ名がつけられていました!
